包みを開くと美味しそうないい香りが部屋中に広がった。
すぐにお礼の電話をかけた。
「もう、沢山炊くことが出来なくなったけど、○○ちゃんのとこだけはと思って・・・」と小学校6年以来そう呼び合っている私の名前を聞くと、本当に嬉しい。
「お菓子まで入れてくれて有り難う」
「あれは、隙間詰め」
何気なくそういうのは彼女の心配りだ。
昨年釘煮を炊く頃にぎっくり腰になったのが、何かの拍子に起こるので、癖になったのかしらとか、「年には勝てないなぁ」
「お互い、気をつけて過ごそうな。」
味の季節便りは、彼女の健康の証だと、ありがたく味わいながらいただいた。
我が家の梅もようやくほころび始めた昨日の出来事だ。