吉祥草（キチジョウソウ）が咲いた

「あっ！　咲いてる。　咲いてる。キチジョウソウが・・・」


「今年は咲かないのかなぁ」
そう思っていた。
金木犀の根方で、梅の落ち葉に埋もれたようになっている中に、今朝この花を見つけた。


しゃがんで、木の茂みに頭を突っ込むようにしてよく見ると、ずいぶんの数の花が咲いている。
立った目線で庭を見ているとなかなか見つけられないはずだ。

「吉祥草」という名がよい。
前にも書いたが、「季節の花300」には、
・１１月頃、
ごくふつうの葉の下から、
変わった花が咲き出てくる。
・やや湿り気のあるところに植えられる。
・この花が咲くとその家に吉事がある、
と言い伝えられている。
（ハッピーな花なんですね）
これを読んでから、「今年も咲くだろうか」と11月になると気になってこの茂みを覗き込むのだが、今年は出かけることが多く、すっかり忘れてしまっていた。
「特別にいいこと」が起こらなくても良いが「普通の日々が続きますように」と思うようになってきている。
「常」であることが一番いい。
「異常」であるのは、なにかにつけて、乗り切る体力や精神力に自信がもてなくなってくるものである。
　　細久手～御嵩