可愛い六地蔵さんが、老人憩いの家の手芸作業室の窓辺に並んでいた。
どのお地蔵さんも個性豊かで、表情も衣服も、異なっているが手に持つお数珠はみんなおそろいである。そしてどのお顔も、お地蔵さんらしい優しさに溢れている。
2体ずつ撮ったが、ストロボをオフにした成果、みんなピ
ンボケになってしまって、腕のまずさが、露見している。
昨日は月に1度の退職者「歌の会」サークル活動の日で
猛暑の中午後から夕方まで、「老人憩いの家」に行ってきた。
この施設は、もとは市の経営によって成り立っていたが、平成22年10月1日より、五條市から指定管理を受け、特定非営利活動法人・大和社中が老人憩の家を管理している。活動そのものには余り変わりないが、参加する団体が市の高齢者の活動を見通して、いろんなグループに分かれてこの施設を拠点に活動している。
家に篭りがちな私もここに月一回来て、昔の同僚や友人との出会いが楽しみである。
私が退職した当時には、バリバリの現役で活躍していた後輩の人も、退職後は会の仲間のいろんな世話をしてくれコミュニケーションの中心的存在として楽しく会を運営してくれている。
上の写真3枚は今日練習した「夫婦 つくしんぼ」のカラオケ場面である。 気持ちよく声を出すことで、気分がすっきりして、「今日もきてよかったね。」と車で一緒に来た人との帰りの会話である。
歌の会が終わった後、廊下側に向かってお地蔵さんが並んで見送りをしてくれているようだ。歌の前は六体だったのが、八体に増えている。
そのほかいろんな手芸作品が玄関ロビーに、いつも展示してある。値札がついているので、販売もしているのだろう。
社会の現役の場を退いても、また家事の合間であっても、市内のいろんな場の高齢者(まだ若い人も見受けられるが)自分の特技を仲間と集まって、作品作りに精を出す場がここにはある。
廊下に貼ってあったポスターの実践の場の一つである。
ちなみに私たちに歌を教えてくれる人も、元同僚で音楽を得意としていた人たちで、その特性を生かして、歌の会を楽しく盛り上げてくれている。「今を楽しく生きる」ことに貢献してくれていることに感謝である。