Remembrance 2006/09/06-2020/06/08  2020/07/01-

   ある日のできごと、心の呟き、よしなしごとetc

父からの手紙

2010年11月30日 | 懐かしくて
11月末ともなるとさすがに寒くなってきて、「膝掛けはどこだったっけ?」と思うようになり、先日、膝掛けを捜すために、押し入れをゴソゴソしていました。

我が家の押し入れには、たくさんの段ボールがあり、その中にたくさんの荷物が入っています。

幾つか開けていると、膝掛けは発見できました。



整理も兼ねて、ついでにいろいろな段ボールを開けていると、懐かしい物がいっぱい詰まった箱が一つ出てきました。

ちょっとだけ中の物を見ました。

今は亡き父が、22歳頃の私、30歳過ぎの私に宛てて書いてくれた手紙もありました。

私の名前は○○子です。
父は、私のことを面と向かっては「○○子」か「○○ちゃん」と呼んでくれましたが、手紙の中では「○○子ちゃん」と私に語りかけてくれています。

このように父から手紙を私がもらうことができたのは、18歳で家を出たからです。(結婚するまでずっと家にいた姉は、父からの手紙は持っていないだろうと思います。)
そこには、私のことをいろいろと気遣う言葉が詰まっていました。

ワープロやパソコンの文字ではなく、自筆であることに大きな価値があります。
そこに父の存在を今も確かに感じることができますから。
整然とした、きれいな字で便箋が埋め尽くされていました。父の性格そのものの字です。

数度の引越でも捨てずに取っておいてよかったなぁと、今しみじみと思います。

こんな手紙を読むときには、父が私の傍らにいてくれていて…、だから私は殊更お墓に詣でる必要はないと思うわけです。

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食パン1斤

2010年11月29日 | 言葉・文字
夫がスーパーへ行くというので、「じゃあ、ついでにパンとコーンフレークとバナナとチーズも買ってきてね。」と頼みました。

帰宅した彼は、エコバッグからいつもと同じ食パン1袋を取り出しながら、「パン屋の店員さんがキョトンとした顔をしていた。」と言います。



聞いてみると、次のようなことでした。


彼は5枚切りの食パンを1袋買い求めたかったのですが、あいにくスライスしたものがなかったそうです。

彼「5枚切りがほしいのですが。」

店員さん「1斤ですか?」

彼「半斤です。」

店員さん「……」




私「いつも買っているものが”1斤”の食パンよ。」

彼「えっ、あれって”半斤”じゃないの? お店に並んでいるあの長くて大きいのが”1斤”だとずっと思ってた。」




いつもいろいろ教えてもらうことばかりの私ですが、久しぶりに彼に教えることができました。









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卒業アルバム

2010年11月24日 | 懐かしくて
ずっと昔の話です。

大学を卒業する時、大学生協の出資金を、現金で返してもらうか、卒業アルバム購入の一部金にするかという選択ができました。

その時、私は「卒業アルバムは要らないな。」と思い、出資金を返してもらいました。

ところが、卒業してから20年ほど経った頃、大学時代が妙に懐かしくなり、「卒業アルバムが見たいなぁ。」と思うようになったのです。

そんな時になんという偶然でしょう。
大学時代に机を並べて学んだ友人(学部は異なりますが、専門教科は一緒に学びました)が、近くに住んでいることがわかったのです。
見せてもらいにいきました。



懐かしい校舎、懐かしい先生、懐かしい友。

その後、折に触れて、彼女の家でアルバムを開いては、「この子は今どうしてるの?」とか、「この子、先生に怒られてたよね。」とか、ワイワイお喋りをします。

若い時に、時間を共有した同級生というのは、本当にいいものです。
共に話をしていると、すぐにタイムスリップができ、言いたい放題の話をして、最も気兼ねなく話せる友人です。


今思うに、やはり卒業アルバムはお金には換えられない価値があります。
価値観は年齢と共に変わるものだと知りました。
私は、息子に「値段は高いけれど、是非大学の卒業アルバムは買い求めた方がいいと思うわよ。」と言い続けました。

卒業後に届いた息子の卒業アルバムはカラーでした。


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奈良の紅葉

2010年11月22日 | 自然
「吟松」から西へ下りましたが、今回は「上の禰宜道」を歩いて春日大社へ詣でようと思い立ち、再び東へ戻りました。

(ちなみに、5月には「下の禰宜道(ねぎみち)」を歩きました。)

上の禰宜道  

春日大社は、イチョウの黄色が、建物の朱色と石灯籠によくマッチしていました。



春日大社へ詣でる大きな理由は、先日サンケイ新聞に載っていたこの記事。



春日諸白を数本いただいて、大仏殿の方へ向かいました。



途中で鹿が前足を折り曲げ、池の水を飲んでいるところを目撃。



大仏殿  

三月堂への石段  

大仏殿の裏の方にあるイチョウは大きくて見事です。



大仏殿の北西にある池  

この池の周りにはたくさんの鹿が集まっていました。





新薬師寺から東大寺の裏の方まで自転車で走り、今年の紅葉はこれで満足!!という思いがしました。



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奈良のそば・吟松

2010年11月21日 | グルメ
新薬師寺でゆっくりと十二神将と向き合っていたら、お腹が空いてきました。

久し振りに新薬師寺近くのそば屋さんへ。



13時半でしたので、待たずに席に案内されました。
(お昼時にはいつも行列ができます。)



「吟松」では、私はいつも山かけそばをいただきます。
今回は温かい山かけそばをお願いしました。
(ちなみに、母や姉はいつもにしんそばを注文します。)



食事を終えて、坂を西へ下っていくと、たくさんの鹿がお食事中。



この辺りは、住宅のすぐ傍にも鹿がいます。





聞こえるのは落ち葉が舞い散る音だけ。
この鄙びたところが奈良の大きな魅力かなと思います。


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奈良・新薬師寺(2010年11月中頃)

2010年11月20日 | 自然
奈良市にある「新薬師寺」へ初めて参拝しました。

天平時代のお寺なのにどうして「新」がついているのかしら…と、ずっと妙な感じがしていましたが、しおりによると、新薬師寺の「新」は「あたらしい」ではなく、「あらたかな」薬師寺という意味だそうです。

新薬師寺は、天平19年(747)、光明皇后が聖武天皇の病気平癒を願って建立されたお寺で、萩の寺としても知られ、本尊薬師如来坐像を国宝十二神将が守る古刹です。

新薬師寺東門  
  ※鎌倉時代・重要文化財

新薬師寺本堂  
  ※奈良時代・国宝
       

萩の葉が紅葉していました  

本堂には、左側(西)の入口から入ります



色鮮やかな萩の花がそっと咲いていました 

本堂では、国宝十二神将が本尊薬師如来坐像を守っています。

十二神将にはそれぞれ7,000人の部下がいるそうですので、本尊薬師如来様は、84,000人に守られていらっしゃるということになります。

十二神将の中では、バザラ大将の写真をよく目にしますが、しおりの写真もバザラです。



十二神将は、どなたも手に武器を持ち、悪に立ち向かう構えをしておられますが、ただお一人、酉年の人をお守りになるメイキラ大将だけが、素手です。

「どうしてかしら?」と思って、係の方にお伺いしたところ、
「メイキラ大将は格闘家だそうです。」とのお答え。
「だから素手でも戦えるわけなのね。」と納得しました。

十二神将は干支の仏でもあるそうです。
覚えきれないので、メモをしてきました。

  

バザラ   (絵葉書)

天平時代のバザラ   (絵葉書)

何と色鮮やかなバザラ!!
三次元レーザー計測で三次元デジタル化を行い、天平時代の彩色を再現したものです。
このお顔の青さは、金峯山寺(吉野)の金剛蔵王権現像のお顔の色と同じでしょうか。 

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公園の紅葉とケージ

2010年11月14日 | 自然
図書館へ行ったついでに、公園を散歩しました。

イチョウは黄に、モミジは赤に色づき、サクラは落葉していました。





公園では、ちょうどお祭が催されていて、とてもにぎわっていました。

あの青いケージは何かしら?



と思って近づくと、



喫煙スペースでした。

家族は先に歩いていく中、一人黙々と煙草を吸うお父さん。煙がモクモク…



公園のあちらこちらで、このようにケージに入っている男性を目にしました。
世の中にはまだまだ喫煙者がたくさんいるようですね。

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今年もセコガニ

2010年11月09日 | 食べ物
スーパーでセコガニが目に飛び込んできました。
買い物カゴに入れないで通り過ぎることができません。


セコガニが大好きな母は毎年セコガニを食卓にのせましたので、私は子どもの頃からずっと食べ続けています。




母がそうしてくれたように、食べやすいようにカットします。
セコガニが大好きですから、どんなに疲れていても、これだけは苦になりません。

  

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ネット購入でのちょっとしたトラブル

2010年11月08日 | 雑文
音楽を楽しむ防水デジタルオーディオプレーヤーjuke towerが手元に届くのに、ちょっとしたトラブルがありました。

初めて利用するネットショップで注文したのですが、宅配便で届けられたのは小さめの袋で異様に軽いものでした。

「えっ。こんなにコンパクトではないはずなんだけど…。」
と言いながら受け取りました。

開けてみると、注文したものではない商品が入っていました。

今まで、いろんなものをネットで購入しましたが、間違った商品が届くのは初めてでした。

すぐにネットショップへメールを送信。

休日あけの営業日、ネットショップからは、お詫びの言葉とともに再送するとの返事が届きました。

次の日に私の注文した白いjuke towerが配送されてきました。
開封して、間違った商品と送り状の伝票をその宅配業者に渡して一件落着。

ちょっとドキドキする経験でした。

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2個目のjuke tower購入

2010年11月06日 | 音楽


juke towerは、USBメモリにMP3音楽データを保存し、本製品に挿入することで音楽を楽しめる防水デジタルオーディオプレーヤーです。

2008年7月14日のプログで書いたように、黒いjuke towerを母にプレゼントしました。
ということは、あれからもう2年以上も経つのですねぇ。

母は、お風呂で聴いてくれているようです。(プレゼントしたものが使われていると知るのは嬉しいことです。)

母は、時計などの電池交換はできるのですが、juke towerについては、電池交換をしないようです。

juke towerの電池を交換するためには、カバーを開けるのに多少の握力が必要ですし、USBメモリを抜くのにも指先の力がいります。
なんでもないことなんですが、母にはちょっとそれが億劫らしく。

だから、私は帰省するたびに電池を交換して、残量の少ない電池を持ち帰っておりました。
(ちなみに、単三が3本で12時間音楽を聴くことができます。)

juke towerはお風呂で聴くには充分な音質だとわかりましたので、今回、我が家でもお風呂に音楽を…と思って、自分用に白いjuke towerを買い求めました。

基本的には充電できる電池を使うつもりですが、これで母が途中まで使った、残量の少ない電池を使い切ることができます。


今朝USBメモリにMP3音楽データを保存しましたので、今夜からゆったりとした入浴ができそうです。


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