Remembrance 2006/09/06-2020/06/08  2020/07/01-

   ある日のできごと、心の呟き、よしなしごとetc

「普通が一番!」が口癖の母の骨折

2007年10月20日 | 
「普通が一番よ。」といつも言っている母が、先日骨折をした。
「間が悪かったとしか言いようがないよね。これぐらいで済んでよかったね。」と私。

しかし、右手の骨折により「普通」でなくなった母の嘆きは大きく、こんなことも、あんなこともできなくなった‥というような繰り言を聞かされ、私は少なからずウンザリしてしまっている。

「できないことよりも、できることの方がずっと多いではないか!
もっと悪い状況だってあり得たのに‥!!」と思ってしまう。

もっと共感力をつけなきゃ!と自省する今日この頃。





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いつも気になっていた家

2007年10月19日 | 建築
この道路を通るとき、いつも「写真に撮っておきたい」と思う家があった。

それがこの家。

元はもっと長く連なった長屋だったが、今はほとんど解体され、残っているのはこの部分だけ。近いうちにこの家も壊されることになるだろう。

奥行き1間ほどの家でも、きっと「住めば都」なんだろうなぁ。

私も所有物を少なくし、もっと身軽に生きていきたいと思う昨今。

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ムカゴご飯

2007年10月18日 | 自然
数日前、夫は何やらがいっぱい入っているビニール袋を持って帰宅した。


夫「これ、何かわかる?」

私「あ、ムカゴ。すごくたくさんもらってきたのねぇ。」

夫「もらったんじゃなくて、昼休みに知人とムカゴ採りに行ってきたんや。」

私「久し振りやわぁ、ムカゴ。こんなにたくさんあるならムカゴご飯が作れるね。」

夫「ムカゴは食べたことがあるけど、ムカゴご飯は食べたことがない。」


ということで、翌日はムカゴご飯を炊いた。

とてもおいしく秋を味わって、私はラッキー!!
ところが彼は、ムカゴを採るときにウルシの木にでも触れたのか、顔や腕に痒みが‥。ちょっとアンラッキー。
次回からはウルシに注意して採取せねば‥と学習した彼だった。

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沖縄・八重山諸島への旅

2007年10月17日 | 
6月6日のブログに書いた沖縄への旅は、9月上旬、予定通り9泊10日で行ってきた。

今回訪れたのは八重山諸島のうちの4島。

「到着日は石垣に近いところがいい‥竹富島に決定!
赤煉瓦の家並は是非見たかったし。

人口の少ない、自然以外の何もないような島に行きたい‥鳩間島に決定!

イリオモテヤマネコやマングローブが見たい‥西表島には行かなきゃ!!
(ヤマネコには会えなかったけれど、セマルハコガメとカンムリワシに出会えたのはラッキーだった。)

帰りの飛行機には確実に乗りたい‥最後は石垣島!

この4島で最も見所のあるのは西表島、だからここで3泊、それ以外は2泊でい
いかな。」

こんな感じで民宿を予約。やはり連泊をすると、疲れがとても少ない。

竹富島の民宿は部屋の空気が何だかよどんでいる感じで、あまり好きにはなれな
かったけど、民宿の人たちの印象は決して悪くはなかった。
鳩間と西表と石垣の民宿はまた泊まりたいと思える民宿だった。


ほとんど本も見ず、なんとなくおおざっぱな計画(どの島で何泊するかという
程度)を立てて、出発!

「まぁ見られるものを見て、体験できることを体験したらそれでいいわぁ」というノリで出掛ける。
期待通りだったら「ラッキー!!」、そうでなかったら「またおいでよ!!」ということだろうなぁ‥と思うことにしているから、気はとても楽。

長旅にも自信がついた。次回はもっと‥。(「もっと、もっと」という考え方は考えものと思いつつ‥。)

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貧民層

2007年10月11日 | 雑文
昨日の夜、なんとなく見ていたテレビでは、貧民層のことを取り上げていた。

正社員だった女性が、上司から「仕事が遅い」と言われてうつ状態になったため、会社に行けなくなり、結局退職。そして派遣社員になった。

会社まではバスで通勤するらしいが、停留所3つ分は歩くという。この夏は本当に暑かったと話していた。歩く理由は運賃を50円安くするため。

会社から帰ってきたら石けんで顔を洗う。顔を洗ったときの石けん水を桶に貯め、それを使って洗濯をする。洗濯機がないので、下着からシーツまで手洗いだそうな。

派遣社員だからいつも仕事があるとは限らない。今回も契約満了日以前に解約され、職を失った彼女は家のPCで仕事を探していた。が、仕事が見つからない。 つまり、これからは収入が〇。家賃は42,000円。このままこの家に住み続けられるのだろうか。

食事風景も映し出された。彼女は安売りの食パンを何個も買い込むようで、冷蔵庫の中は食パンばかりがずらりと並んでいた。それを出して、トースターで焼くこともなく、バターやジャムを付けることもなく、いきなり食べていた。それが夕食。1ヶ月の食費は6,000円。


すごい生活をしているわぁと思って見ていたが、考えてみたらこれは他人事ではない。
私だって、専業主婦という楽な立場を失ったら、アルバイトで稼いでいる月数万円では生きていけないわけだから、いきなり路頭に迷うのだ。

ずっと寄生虫かヤドリギみたいにして生きている専業主婦が、夫から「もうこれからは自分の足で歩いていって!!」(つまり「別れよう!!」)と言われると、その後の生活はかなり悲惨なものがある。

若さがあれば、また次の人生があるかもしれないし、体力があれば、自力で生きていけるし、十分なお金があれば何も心配はない。しかし、私のようにそのすべてがない専業主婦にとっては、どうして生きていこうか‥と悩む状態になってしまう。

ここで頭に浮かぶのが「実家」。実家に転がり込むことができたら、家賃が無料だし、親の年金と自分のアルバイト収入で何とか生きていけるだろう。

なるほど。結婚した女性が「実家」が無くなることをとても嫌がるのはこんな思いもあるからかしらと思い至る夜となった。

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鎌田 實著「幸せさがし」

2007年10月08日 | 人生・幸せ・老い・お付き合い
努力して何とかなりそうなら努力しようと私は思うのだが、自分の力ではどうしようもないことが人生には多い。
そんな時の私の口癖は「しようがないやん。これ(それ)も人生。」

どうしようもないことをどうにかしようと思い続けるのは、とても疲れることだと知ってからというもの(気休めでしかないとわかっていながらも、少しは神仏に祈るのだが)、私は「しかたがないのだ。そういう運命なのだ。」と考えるようになった。



鎌田 實著の「幸せさがし」を図書館で借りて読んでるのだが、私の思いに近いことがたくさん書かれている。

p14
幸せは身の回りにいっぱいころがっていた。

どれもこれも、あたりまえの生活のひとコマ。そのなかに幸せの宝物がつまっていたことに気がついた。

p21
大切なものを失っても、病気になっても、幸せを見つけることはできる。間違いない。欠点をひとまず横に置いて、長所を伸ばそう。

p28
幸せになるためには、相手に対する想像力、共感力が大切。これがあればあなたは一流の仕事人にもなれる。幸せにもなれる。

p41
がんばるのが好きな人ほど発想の転換がしづらい。歯をくいしばって、がんばってがんばって人生の道をせばめてしまう。がんばらないけどあきらめないのが困難や病気に負けないコツ。

p65
早い決定、実行、修正のくり返しを忘れないで。

-p77
辛いときはとにかく笑いをさがす。くだらなくてもいい。下品だってかまわない。幸せだから笑うのではなく、笑うから幸せになるのだ。間違いない。幸せは笑いの向こう側に必ずある。

p110
精いっぱい生きればいいのである。できたら楽しく、できたら自分らしく。それ以上はなるようにしかならないと割り切ってみよう、ちょっと生きるのが楽になる。

p189
90年以上生きてきたのに、青年のような心をもっている人がいるのだ。若々しく好奇心をもち続けること。楽しいとか、うれしいとか、きれいとか、おいしいとか、感動することが、人生を生き抜く力になっているのだと思う。幸せは若々しい好奇心のそばにある。

p208
ぼくらは不幸せを幸せにしてあげることなんてできないけど、命に寄り添うことで、悲しみを少しだけ軽くしてあげることはできると思った。辛いときでも希望があれば耐えられる。きっと。希望と幸せはセットでやってくる。

p213
ホスピタリティというおもてなしの心をもっていると運が開けてくる。人によくしてあげると、なんだか知らないうちに運が何倍にもなってもどってくるのだ。人生の困難のなかにいるとホスピタリティどころではないが、辛いときほど、優しいおもてなしの心を持とう。他人のあなたへの目が変わりだすだろう。ホスピタリティのある人に幸せがやってくる。人生ってそういうものだ。

p223
ドンマイ、ドンマイ、なんとかなるさって思えるポジティブな心のそばに幸せは育ってくる。



この本のキーワード「ホスピタリティ」(「おもてなしの心」)が、私にはまだまだ欠落していると気づかされ、視野が広がった気がした。

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普通が一番

2007年10月07日 | 
今朝の朝日新聞の「おやじのせなか」欄で、しまおまほという人が、「父の口癖は『普通が一番』。」だと書いていた。

私の母の口癖も「普通が一番」。

時に私が「あ~あ、私ももうちょっと○○だったら‥、もうちょっとマシな人生が‥」と言う(○○には『能力』や『体力』や『気力』や『容姿』など、自分が持ち合わせていない、本当は手に入れたいものが入る)と、「普通が一番。」といつも母にきっぱりあっさりと言われてしまう。

結局、私のような平凡な人間にとっては、普通の人生の中にささやかな幸せを見出して生きていくのが、最も生きて行きやすい生き方なんだと思う今日この頃。

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