私は失敗をしでかすと、秘かに落ち込みます。
今回の失敗は、家に着いて、デパ地下で買ったケーキ(日持ちする焼き菓子、1,080円)をトートバッグから出そうとすると、ないという事件。
「え~、どうしてないの?」
「せっかく買ったのに」
「ケーキはどこへ行ったの?」
「認知症の始まりかしら…」
昨晩はこの落ち込んだ気分からどうやって立ち直ろうかと、ずっと思っておりました。
妙に物静かな私だったと思います。
「他人様を傷つけたわけではないし、自分の命を無くしたわけではないから、残念だけど諦めよう。今度からもっと気を付けよう」と、自分で自分を慰めることしきり。
今朝は出かけて、お昼ごろ帰宅し、昨日の自分の動きをゆっくり振り返りました。
----------------------
昨日、ケーキは小さな紙袋に入れてもらいました。
その後、私はデパ地下で塩昆布と牛肉と野菜と刺身を買いました。
ケーキをトートバッグに入れたという確実な記憶はありません。
入れなかったという記憶もありません。
トートバッグの中から誰かがケーキだけを盗み出すなんていうことはありえません。
ということは、トートバッグに入れなかったということです。
つまり、塩昆布のお店のカウンターか、成城石井の袋詰め台に置き忘れたという可能性しかありません。
----------------------
ここは日本だから、もしかしたら忘れ物として届いているかもしれないと思い、ダメもとで勇気を出してデパートに問い合わせてみました。
すると、どうでしょう。
小さな紙袋に入ったケーキが届いているとのことです。
届けられたのは、私がケーキを買った十数分後のことで、紙袋に入っているレシートには株主優待を使い、商品券で買ったという記載もあり、まさにそれは私の忘れ物だと判明しました。
このケーキは、遠くに住む友人に、手作りのユズジャムや佃煮と共に箱に詰めて送ろうと思って買ったものなのです。
よかった~!!
明日か明後日、デパートのインフォメーションへケーキを受け取りに行くことになりました。
明後日友人に送る準備ができます。
今後は、その場を去る時には必ず「振り返って確認をする」ということをしようと強く思う出来事でした。