何年も前の新聞記事に京都の亀屋清永の「清浄歓喜団」というお菓子が紹介されていました。
それからずっと「一度清浄歓喜団を食べてみたい!!」と、思い続けていました。
先日、京都に行った折、京都駅のJR伊勢丹に立ち寄りました。
亀屋清永の「清浄歓喜団」は、とても小さなサイズのお菓子でした。
1個540円。で、1個だけ購入しました。
紙袋から出して、先ず写真撮影
お皿に置いて、写真撮影
高さは、5~6セcmぐらいでしょうか。
ナイフで底の方をカット
割ったものを、二人で半分こしました。
外側はかなり固い!
中の餡は、甘すぎず、香り豊か。
お香が苦手な私。
食べられるかしらと思いましたが、美味しくいただきました。
う~ん、これが540円。
う~ん。
でも、このお菓子の持つ歴史を思うと、高くはないかぁ。
歴史的な…というなら、奈良の餅飯殿センター街にある、萬々堂通則の「ぶと饅頭」はお勧めです。
ぶと饅頭は1個200円。餡ドーナツのようなお菓子。こしあんです。
萬々堂通則のお菓子としては、二月堂お水取りの時期だけ販売される、生菓子「糊こぼし」もお勧めです。
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亀屋清永のHP
以下は、http://www.kameyakiyonaga.co.jp/year01.html#year01-01-01より引用
清浄歓喜団(せいじょうかんきだん)
奈良時代に伝わった唐菓子の一種「団喜」です。略して「お団」と呼ばれています。 数多い京菓子の中で、千年の昔の姿そのままに、今なお保存されているものの一つで、この「清浄歓喜団」なしに和菓子の歴史を語ることはできません。
亀屋清永はこのお菓子を製造する日本で唯一の和菓子処です。
「清め」の意味を持つ7種類のお香を練り込んだ「こし餡」を、米粉と小麦粉で作った生地で金袋型に包み、八葉の蓮華を表す八つの結びで閉じて、上質な胡麻油で揚げてあります。
伝来当時は、栗、柿、あんず等の木の実を、かんぞう、あまづら等の薬草で味付けしたらしく、小豆餡を用いるようになったのは徳川中期の後と伝えられています。
亀屋清永は、その秘法を比叡山の阿闍梨(あじゃり)より習い、月の一日、十五日を中心に調製しています。もちろん精進潔斎の上、調進することは昔も今も変わりません。
お召し上がりの際に、もう一度軽く焼かれますと一段と香味がございます。食べやすい大きさに割ってお召し上がりください
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