元興寺では、8月23日、24日に「地蔵会供養」が行われました。
両日とも、激しく降った雨がやみ、無事行われました。
私は、奉納演奏「音と光のマンダラ、日本音楽大道派宗家 大月一正先生他」を楽しみにして24日にお参りしたのですが、どうもそれは行われなかったような…。
早めに着いて、まだ明るい中、灯明皿の灯芯に点火されているのを見ました。
元興寺
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蓮の蕾
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夕立の雨粒
ハギ
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灯明皿の灯芯に点火されていました。
灯芯はこういうものなのですね。
17時からの法要(地蔵尊供養)にはお堂の中に入らせていただき、参加したのですが、私はお焼香の匂いがどうしても苦手ですので、早めに本堂から外へ出ました。
外でのんびりしていると、18時頃から塔婆供養が始まりました。
浮図田前庭で、7人の僧侶が般若心経を唱えながら、加持されました。
なかなか暗くはなりませんが、徐々に万灯供養の灯りが美しくなってきました。
それを見ていると、みなさんのいろんな願い事が仏さまに届くような気がしました。
奉納された地蔵菩薩の版木による御影がいただけると思っておりましたが、24日にいただけたのは散華でした。
どちらにしてもありがたいものなので、帰宅して早速散華を神棚に納めました。
薬師寺の紙垂と並んで、我が家をしっかり守っていただると思います。
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■http://www.gangoji.or.jp/より引用
8月23/24日 地蔵会
元興寺地蔵会は、昭和23年(1948)に復興された宗教行事で、曼荼羅堂に掲げられる各界知名士奉納の行燈絵などが初志の行事を今に伝えます。現在の灯明を点じての供養は、昭和63年(1988)、浮図田の整備とともに、その作法として発意したものです。
行事予定
≪8月23日≫
午後5時、法要開始
模擬店(夜店)、子供のひろばなどがあります。
午後9時 閉門
≪8月24日≫
午後5時、法要開始
午後6時~7時30分 音と光のマンダラ、日本音楽大道派宗家 大月一正先生他
午後9時 閉門
≪供養次第≫
地蔵会供養は、法要(地蔵尊供養)・塔婆供養・万灯供養・地蔵尊御影配布と模擬店・奉納演奏の行事からなります。
・地蔵尊供養
曼荼羅堂(国宝・極楽堂)の須弥壇上に地蔵尊を奉安し、法要を執り行います。
・塔婆供養
五輪塔形の塔婆(経木)に祈願を墨書し、浮図田前庭でその1枚毎の供養を加持し、浮図田の最奥に設けられた祖師苑で浄水を掛ける水塔婆供養を施します。
・万灯供養
両日の夕刻より、祈願を墨書した灯明皿に、菜種油を注ぎ藺草の灯芯に点火します。
灯明皿は土に還るべく低火度で焼成したもの。菜種油は、菜の花プロジェクトより、また、藺草の灯芯は、奈良県安堵町歴史民俗資料館灯芯保存会から献納されたものです。
・地蔵尊御影
奉納された地蔵菩薩の版木による御影です。各家のお守りとして柱など、目の高さより上に祀って守護を願ってください。
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