Remembrance 2006/09/06-2020/06/08  2020/07/01-

   ある日のできごと、心の呟き、よしなしごとetc

冬の奈良の楽しみ方 「 路地ぶら ならまち・きたまち2025」「しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2025」

2025年02月06日 | 旅(奈良)
2月初旬、興善寺に詣でた知人が「御本尊は快慶作と言われている阿弥陀如来像で、その胎内から見つかった文書のうちの3枚に法然上人の諱(いみな)である『源空』の文字がある。」と、熱く語ってくれました。

興善寺(こうぜんじ)は、今、特別拝観できるそうです。
※2月1日~15日は涅槃図公開

歴史街道 https://www.rekishikaido.gr.jp/の「イベント情報」を見ました。

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路地ぶら ならまち・きたまち2025
https://narashikanko.or.jp/fuyunara/

開催日     2025年01月04日(土)~2025年02月28日(金)

奈良市街地をぶらりと巡る冬のキャンペーン「路地ぶら」。
街歩きで人気の「ならまち」「きたまち」エリアで、 期間限定御朱印巡りやお寺の案内付き拝観、 いちごスイーツ巡りを お楽しみください。
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「ならり(秋/冬)」の10ページを見ると、路地ぶら ならまち・きたまち2025」についての詳細が書かれていました。


   

1月の土日 
ならまち  阿弥陀寺、西光院、聖光寺、小塔院、法徳寺
きたまち  西福寺、浄國院、浄福寺

2月の土日 
ならまち  興善寺、高林寺、金躰寺、称念寺、誕生寺、徳融寺
きたまち  空海寺、五劫院、念聲寺

※拝観料は無料の寺院と有料の寺院があります。
※東大寺大仏殿を再興した公慶上人のお墓がある五劫院も含まれています。



https://narashikanko.or.jp/fuyunara/

奈良のイチゴを使ったスイーツも美味しそうです。
https://narashikanko.or.jp/fuyunara/food/より引用

奈良・冬のいちごの贈りもの。
“奈良のいちご”を使った限定スイーツが登場。
いちごづくしで、しあわせにまみれよう!
キャンペーン期間 2025年1月4日(土)~2月28日(金)
奈良市内11店舗で開催!

冬の奈良の楽しみ方、いろいろありますね。

奈良の静かなお寺が好きな人には、訪ねる良いチャンスです。
「奈良いちごまみれ」も魅力的!
1月4日~2月24日の土日祝(1月25日26日は除く)10時~には飛火野で「冬の鹿寄せ」もあります(私は怖いから行きませんけれどね)。

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下記のブログは1年前にアップされたものですが、参考になると思います。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/b09f89386a0664bb3d5077381b7ec39742188b70  

    

今年も「なら瑠璃絵」が開催されます。

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2025

[開催期間] 2025年2月8日(土)~2月14日(金)
18:00~21:00

[開催場所] 春日大社、興福寺、東大寺、奈良国立博物館、奈良公園一帯 



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第38回物流セミナー   ★その4 大仏さまの鼻のあな 

2025年01月23日 | 旅(奈良)
西山氏はセミナーの中で「大仏様の鼻のあなは何個でしょう? 御存じですか?」と仰いました。

「え、2個だよね」と思った私。

が、西山氏が見せてくださった写真には、左右の鼻の穴にはそれぞれ3個の小さな孔があります。
空気が大仏様の体の中に出入りしているそうな。
へぇ~知らなかった!!

正解は「くぼんだ鼻の穴は2個で、その中にある突き抜けた小さな孔は6個」ということでしょうか。



大虹梁の説明も、人物と一緒に写っている写真を見せてくださったおかげで、その大きさや風合いがとてもよく伝わってきて、理解できました。


西山氏の講演は、へぇ~と思える内容や笑いが所々にちりばめられていたので眠くならず、とても楽しめるひとときでした。


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第38回物流セミナー   ★その3  公慶上人 

2025年01月22日 | 旅(奈良)
2025年1月19日のセミナーで、私が理解した公慶のことを以下に記します。


1648年 公慶誕生
1660年 12月9日 公慶、学僧として東大寺に入った  13歳
1660年 12月15日 公慶、大仏を拝し、再興を志した
           ※大仏さまは、木で作り銅板を張った仮のお顔である
           ※自分は傘をさしているが、大仏さまは雨に濡れている
1684年 公慶、幕府に大仏殿再興のため諸国勧進の許可を乞う


寄進についての公慶の考え方   一針一草

大仏修復勧進帳 5文=125円
大仏修復には、1万2千両=12億円  7年間かかった

1692年元禄5年 3月8日~4月8日  大仏開眼会  
     
  ※大仏殿の焼失は1567年10月10日だったから、大仏再興まで120余年もかかった

大仏開眼会には数十万人がやって来た
※当時の奈良の人口は5万8千人だった

斎(とき)を受けた人の数  僧 1万人 俗人20万人

1692年3月8日には10万人が参詣
1692年3月27日は4万9千54人が奈良で泊まった  
  ※奈良奉行所は民泊に「OK」を出した  

  ※奈良奉行所の跡には、奈良女子大学が建っている

大仏参詣の後は猿沢池へ行き、コイやフナにエサをあげたが、魚は空腹ではなく浮き上がってこなかった
猿沢池辺りの店は1000万円儲けた
唐招提寺薬師寺春日社興福寺西大寺等もおおいに儲けた
高麗橋から奈良へ、人の切れ目なし

心利く公慶は、施薬所(60人の医師待機)、迷子センターを設置した

南大門の横には芝居小屋・珍獣

1691年 京都へ勧進に行き、京都の町のあらゆる道を歩いた  (京大絵図)

1686年から1692年4月8日(大仏開眼会の最終日)までの7年間、公慶は安臥せず、座って眠った
1692年元禄5年4月9日に、公慶はやっと横になって眠った
その後しばらく病む
1692年6月7日回復  

全国の人は一律に12銭300円奉加した  ※奈良奉行所が管理
大仏殿再建  18万両=18億円 後に大仏殿の規模を縮小して10万両に

1692年10月 江戸に勧進所を建てた
1693年2月、隆光の仲介で、将軍徳川綱吉、綱吉の母桂昌院に会った
1694年5月~10月 中国九州へ勧進に
1694年8月長崎から江戸へ   柳沢吉保、大名衆への奉加にOKを出した
1699年8月~1700年12月 奥州へ
※奥州津軽の勧進帳が興福院(公慶の姉が尼僧)の茶室長闇堂の天井に貼ってある
1699年 大仏殿、7間×7間に縮小  10万両=100億円に縮小
1701年、公儀御普請(公共事業)になった
御領5万両 私領5万両
1699年元禄12年入札  用材 26,723本
3000トンの瓦の屋根を支えるためには、大虹梁が2本必要である
1702年、日向国、霧島の白鳥神社に赤松の巨木2本あり
18丈 54メートル

白鳥神社から鹿児島湾へ
筏に組み、船6艘で引く
6月20日 鹿児島発
6月21日 山川着
7月5日 山川発

九州の東側の海は荒く、筏ではダメなので、船に積むことになった
志布志の廻船問屋山下さんが請け負った

どうやって奈良まで運ぶか
二本の巨木を同時に船に積むにはどうしたらよいのか

満潮時に千石船を沈める、巨木を船の上に載せる、干潮時に二艘の五万石船でゆっくり千石船を引き上げ、水を汲み出し、2本の巨木を固定するという方法をとった
淀川
木津川

1702年 公慶55歳 弟子 公盛14歳  ※公盛は後に中門を造った
                      ※公俊は後に西回廊を造った人
                      ※庸訓は後に東回廊を造った人
                                  
1704年8月19日~9月5日 寄進ひき 毎日千数百人がひいた
木津で陸揚げされた巨木は、1704年9月5日に奈良へ到着 
1705年 大仏殿上棟式
1705年 幕府に御礼を言うために江戸へ行った(18回目)が、江戸で客死
1705年7月12日 公慶没 58歳    ※37歳から21年間捧げた
辛労相積(あいつもる)の故か
公慶の墓は五劫院にある

宝永6年1709年3月21日~4月 日 大仏殿落慶

公慶33回忌に、中門回廊のある大仏殿が完成した



公慶上人坐像   

公慶上人の左眼の白目が赤くなっているそうです。
「辛労相積(あいつもる)の故か」です。
37歳から亡くなる58歳までの21年。
半生を東大寺大仏と大仏殿再興に捧げた生きざまはすごいとしか言いようがありません。

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第38回物流セミナー   ★その2 東大寺大仏殿、大仏さま

2025年01月21日 | 旅(奈良)
2025年1月19日に開催された「第38回物流セミナー」の演題は「公慶上人・江戸時代の大仏復興」。

西山氏の講演を拝聴して、江戸時代前期に東大寺大仏の修復と大仏殿の再建に半生をささげた公慶上人は「とことんやる人!!」であったことがよくわかりました。
37歳から21年間の公慶の大仏復興のための行動力はすばらしいのですが、それにもまして、大仏様が安らかではない状態なのに自分だけ安臥して休むことなどできないと、大仏落慶供養の最終日までは座ったまま眠ったという逸話がすごい!!

帰宅して、私なりに調べてみました。
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743年(天平15年)、聖武天皇は紫香楽(しがらき)宮で盧舎那大仏造顕の詔を出された
749年(天平勝宝元年)10月に仏身が鋳造、751年には大仏殿も造営され、
752年4月には盛大な開眼供養会が執り行なわれた。

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855年(斉衡2年)、大地震により頭部が落ち、修復がなされた

1180年(治承4年)、平重衡(たいらのしげひら)の兵火によって伽藍の大半が灰燼に帰した

1181年(養和元年)、重源上人、勧進職に任じられた  ※重源61歳
1185年(文治元年)、大仏開眼供養    ※重源65歳
1195年(建久6年)、大仏殿落慶供養会   ※重源75歳

※重源(ちょうげん、保安2年(1121年)- 建永元年6月5日(1206年7月12日))
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1567年(永禄10年)、三好・松永の兵火で、大仏殿、戒壇堂、浄土堂、唐禅院、四聖坊などが焼失、大仏の頭部も溶けた
山田道安によって補修され、仮屋も建てられたが、やがて仮屋は大風で倒れ、100年近く風雨にさらされた

1684年(貞享元年)、江戸幕府に大仏殿修造を願って許され、1686年(同3年)から大仏鋳造に着手、仏頭と蓮弁18枚を補鋳    ※公慶37歳
1692年(元禄5年)3月8日~4月8日、大仏開眼供養   ※公慶45歳
1709年(宝永6年)、現在の大仏殿落慶供養会  ※公慶1705年58歳で逝去

※公慶 慶安元年11月15日(1648年12月29日) - 宝永2年7月12日(1705年8月30日))
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東大寺があり、大仏さまがいらっしゃるから古都奈良は観光立県たりうる。
もし東大寺と大仏さまがなかったら、奈良は古い都があった単なる田舎町で、世界中からインバウンドもそれほどやってこないだろう。
そう考えると、大仏創設の聖武天皇、行基、大仏再興に半生を捧げた、鎌倉時代の重源と江戸時代の公慶に、奈良県民はもっともっと敬意を表すべきなのかもしれません。

★寄進についての考え方が、御三方、同じです。
小さな力の結集で創りあげようとしています。

聖武天皇  一本の草、一握りの土
重源    尺布寸鉄
公慶    一針一草

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第38回物流セミナー   ★その1 蘭奢待

2025年01月20日 | 旅(奈良)
2025年1月19日に開催された「第38回物流セミナー」に参加して、帝塚山大学客員教授 西山 厚 氏による講演「公慶上人・江戸時代の大仏復興」を拝聴しました。

   



セミナーは「正倉院に納められていた香木『蘭奢待(らんじゃたい)』を織田信長はどこで切り取ったか?」から始まりました。

西山氏によると、織田信長が蘭奢待を切り取った場所は、多聞城だったそうな。

どうして多聞城なのか?

多聞城は「世界で一番美しい所」としてイエズス会宣教師ルイス・デ・アルメイダによってヨーロッパにも伝えらた場所だったからだそうな。

「世界で一番美しい所」で香木「蘭奢待」を切り取る…これが信長の美学だったのでしょうか。

大仏殿の焼失は1567年10月10日ですので、織田信長が蘭奢待を切り取った1574年3月28日には多聞城から東を見ても、二月堂や正倉院は見えても、大仏殿のない景色だったでしょう。

 ※永禄10年(1567)の三好・松永の兵火で、大仏殿、戒壇堂、浄土堂、唐禅院、四聖坊などが焼失



奈良市に「多聞城」という城があったこと、しかもその城は金箔障壁画のある豪華絢爛な御殿や茶室、庭園などを備えていたこと、その跡地に若草中学校が建っていること等々を初めて知り、私は大いに驚きました。

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蘭奢待(らんじゃたい)

https://nikkoudou-kottou.com/blog/kouboku/14142より引用
蘭奢待とは、日本の歴史において「天下第一の名香」と称される特別な香木です。この香木の正式名称は「黄熟香(おうじゅくこう)」で東大寺正倉院に保管されており、その存在は高貴な香りと共に古代日本の文化や歴史における重要な象徴となっています。

不整形な木材で構成され、そのサイズは約1.5メートルの長さ、最大43センチメートルの直径、重さは約11.6キログラムで、内部が空洞化していることが特徴です。この空洞は香りを最適化するためのものとも考えられています。

また、蘭奢待の名前には「東大寺」の名が隠されており、これは蘭奢待が東大寺と深い関係を持つことを示唆しています。

蘭奢待が正倉院に納められた正確な経緯は明らかになっていませんが、宝物の移動や藤原葛野麻呂が唐から持ち帰った際に含まれていた可能性が指摘されています。蘭奢待は日本の歴史や文化における貴重な遺産であり、その価値は計り知れません。

正倉院のほかには、徳川美術館や厳島神社に切り取られた蘭奢待が所蔵されています。


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多聞城

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春日若宮おん祭            20241217

2024年12月17日 | 旅(奈良)
先日の「先参り」で、神職さんから若宮さまのお話を拝聴したのですが、

1003年、若宮さまがお生まれになりました。
1135年、若宮さまは大宮から若宮に御遷りになりました。
1136年、第1回おん祭が行われました。

ということを知りました。
だから2024年の今年は、第889回のおん祭です。


昼のお渡りは何度も見ていますが、2011年12月のおん祭で初めて「遷幸の儀」と「暁祭」を見ました。
とても印象に残っています。
あれから13年も経っているのですねぇ。

2011年12月23日のブログ


(きれいな数字であった)第888回の2023年は、晴天のもと、お渡り式をじっくりと見ました。
2023年12月21日~23日のブログ

第889回の今年2024年は、12月11日に先参りに行きました。
17日が行ける状況にあれば、御旅所祭を見に行きたいと思っています。

御旅所祭は午後2時30分頃に始まります。その頃、御旅所は人がいっぱいでしょう。
 
神楽が舞われる午後3時30分以降なら、人は少なくなっているかしら。
その頃に行こうかしら。

午後11時近くまで各種芸能が奉納されます。
東遊(あずまあそび)・田楽(でんがく)・細男(せいのお)・猿楽(さるがく)・舞楽(ぶがく)・和舞(やまとまい)など、体力が続くところまで見せてもらおうかしら。

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金龍神社                      20241211

2024年12月16日 | 旅(奈良)
12月、春日大社に参拝しました。

若宮さまにお詣りした後、2024年は辰年である(ほぼ「だった」)のに、金龍神社に一度もお参りしていないことを思い出し、金龍神社にも詣でました。

金龍神社の御祭神は、金龍大神(きんりゅうおおかみ)様。
金運財運の神様だそうな。
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御由緒
南北朝時代、後醍醐天皇が笠置潜幸の途中に一面の御鏡を奉安され天下泰平を祈願されたのが当社の起こり。かつて天皇のしるしは龍であり、天皇即位の際に用いられた装束には龍の模様が刺繍されていた。宮中の御鏡を奉安されたことから、禁裏(きんり:宮中のこと)殿と呼ばれ、さらに天皇のしるしである龍と、春日龍神信仰とが重なり、金龍殿と称され、御社として御創建された。開発や開拓を発展させ、金運をもたらす御神徳によって崇敬の篤い神社。

(https://www.kasugataisha.or.jp/guidance/ryujin-meguriより引用)
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若宮様の少し南方にある金龍神社

   

この社殿の周りをぐるぐると百回周るのが、金龍神社のお百度参りだそうな。

(狛犬ではなく)狛龍は金ぴかで、ご利益がありそうな感じです。

  

       

龍の尻尾の先には剣  



  

        

こちらにも剣 



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春日大社若宮さま「先参り」             20241211

2024年12月15日 | 旅(奈良)
https://www.kasugataisha.or.jp/news/2024/14599/を見ると、
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令和6年春日若宮おん祭”先参り”のご案内    
 
祭典を間近に迎える若宮様へ

12月17日の 春日若宮おん祭 に先立ち、 若宮様の御殿にお参りし御加護と幸せを授かりましょう。

実施日 12/10(火)~16日(月)
時間 朝9:30~昼12:30
場所 春日若宮 御殿前

各日先着50名には記念品として「意伝坊」お渡しします。
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とありました。


2024年12月11日の朝、春日大社若宮さまへ「先参り」しました。

春日大社参道の石燈籠の向こうにはまだ紅葉が見られました。

  

参道に射しこむ朝の光 


この新しくて白い石燈籠にも長い年月が経てば苔むすのでしょうね。

    

      


二の鳥居  

        



手前の黒いものは真新しい鹿の糞 

若宮さまの正面石段は通れません。

    


先参りの看板  

意傳坊  


若宮神社  

         


夫婦大国社  

    
先参りを済ませて、大宮へ。

  



何やら神事が行われそうです。

  

     

        



まだ紅葉が美しい!  

祓戸神社の大イチョウ  

母子の鹿さんでしょう。

   

舐め合っていました。

  
  
       

        
      
時には警戒することも忘れません    

参道を下って行きました。

     

参道では、おん祭の準備が進んでいました。

観覧席は準備済  
    
御旅所は作業中 

     

           

       

奈良公園の紅葉  


いただいた意傳坊  

製造者は(株)菊水楼  

栄養成分表示  

意傳坊  

お渡りの前、大和士(やまとざむらい)は身を清めるために酒を飲むそうですが、意傳坊はその肴だそうな。

  

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https://www.yomiuri.co.jp/local/nara/news/20241212-OYTNT50084/

先参り 「意伝坊」授与 おん祭

奈良市の春日大社摂社・若宮神社の例祭「春日若宮おん 祭 」(15~18日)を前に、神職らが若宮の境内を案内する「先参り」が行われている。16日までの午前9時半~午後0時半。

 おん祭や若宮への理解を深めてもらおうと2年前から実施。おん祭の奉仕者が食べる、米や 味噌 を使った菓子「意伝坊」が各日50人に授与される。

 11日は朝から参拝者が訪れ、若宮や隣の夫婦大国社の由来、社殿の構造などについて神職やボランティアガイドから説明を受けた。

 奈良市の大根睦子さん(61)は「朝のすがすがしい境内をお参りして心が洗われた。意伝坊をもらい、祭りに参加しているような気分です」と喜んだ。
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色づいた奈良を散策         20241129

2024年12月10日 | 旅(奈良)
陶器市を見た後、色づいた奈良を散策しました。

依水園入口の紅葉  

大仏殿の北西の池  


黄葉と鹿を見る人たち 

      




二月堂を目指しました。  


     


    

      

この石段を上がりました。

2頭の鹿がいました。

1頭は黙黙と草を食んでいました。

1頭はほとんど草を食べず、周りばかりを見ていました。


観光客から何かをもらうのを待っているのでした。

   

二月堂から見下ろした景色
 
     

       

  








東大寺法華堂(三月堂) 


手向山八幡宮  

みごとなイチョウ  

  

     


大仏殿へ向かう下り坂 

        


大仏殿と鏡池  
 




吉城園に寄りました  

サザンカと紅葉  








いっぱい歩き回り、奈良の秋を堪能しました。

こんなポスターも見ました  

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色づいた奈良公園の陶器市へ              20241129

2024年12月09日 | 旅(奈良)
11月末、奈良公園もやっと色づきました。

三条通一の鳥居   

      

11月28日(金)~30日(日)、奈良県庁前の園地では陶器市が開催されると聞きました。
どんな陶器があるだろうと思い、天気もよく、暖かいので29日に出かけてみました。


    

全国の陶芸家が奈良登大路へ集合。

  

たくさんのテントです  

    

       

湯呑 2800円    

おちょこ 500円   

 1つ 600円  

    

蒼釉 800円  

かわいいツリーです  

割れた壺が粋です!  


気に入った器と出会って、少しずつ増えて行くのを楽しんでいる頃が、人生の最盛期かもしれないなぁと思いました。


陳列台や陶器に価格シールを貼っているお店が大半でしたが、値段が書いていないお店もありました。
やはり書いてないと…。

器の端に、価格を書いた木製の洗濯ばさみを付けて表示しているのは、ナイスアイデアだと思いました。風にも飛ばされない!!



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奈良公園の鹿は本当に怖い!!

2024年11月27日 | 旅(奈良)
今年は、奈良公園辺りでこのポスターを時々見かけます。

   

かなり危険な状態なんだなぁと思います。


2015年7月のブログで、私は「奈良公園の鹿は怖い」と書きました。
あれから9年。
鹿は野生だから怖い存在として意識しているので、私は必要以上に近づかないし、シカを興奮させるようなことはしない等々十分用心をしているつもりです。

2024年10月のNHKニュースでも、「奈良県などによりますと、角が足に刺さるといった事故が、9月は43件と、去年の9月に比べて2.5倍に増えているということです。」とありました。
そんなニュースを耳にしても、目にしても、自分が鹿による被害者になろうとは、予想だにせずに生きておりました。

災難は突然やってくるものです。
11月のその日、東大寺南大門の東の方の広場に私は何となく立っていました。
ただ立っていたのです。
ところが、その全く無防備な私に、なんということでしょう、後ろからオス鹿が突っ込んできたのです。

その勢いの強さで、私は撥ね飛ばされ、芝生の上に倒れてしまいました。

何が起こったのか、わからないまま芝生に倒れている私。

状況を認識するまで少しの間があり、「え、私、シカに突進されたの??」と気づきました。
大人の女性が派手に撥ね飛ばされた瞬間を見た周囲の皆さんは驚かれたことでしょう。

インバウンドの女性が「Are you OK?」と声を掛けてくれました。

起き上がれたし、骨も折れてないし、歩けるし、まぁ興奮状態だからそれほどの痛みもなくて、大丈夫だったのですが、左眼がよく見えません。
左眼のコンタクトレンズが外れてしまったようです。

ああ、買い換えたばかりだったのに!!
ああ、片眼が見えない日が続くとまたしんどいなぁ!!

芝生の上を探しました。
が、見つかりません。

親切なご家族も一緒に探してくださっていました。

もう探すのは諦めようと思って、左目を触ると、なんということでしょう、目の中でずれていることがわかったのです。

それを取り出し、手のひらに入れ、奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~の洗面所へ急ぎました。
手とコンタクトレンズを洗って、目に装着して、やっと落ち着きました。

平和なところでも、なにが起こるかわからないのが人生だとしみじみ思いました。

何故こんなことが??
ジャングルじゃあるまいに…。
普通に行動していただけなのに…。

出発が数分遅れたため、とんでもない交通事故に遭遇してしまった知人一家も、楽しく渓谷を歩いていて、何故だか滑落してしまった友人も、きっとこんな思いだったのだろうなぁと思った出来事でした。

災難は避けようもなく、起こりうる。


その夜は臀部にそれなりの痛みがありましたが、翌日はましになりました。
翌日の朝はちょっと足に違和感がありましたが、家でおとなしくしていると午後からは足の痛みが取れたし、病院へ行かなくても済みそうで、ほっとしました。

オス鹿の角が切られていたこと、倒れたところが芝生だったこと、背中にリュックを背負っていたので、背中側の衝撃をそのリュックが吸収してくれたこと、骨密度を上げるための薬を飲み始めていたので骨が少し丈夫になっていたこと、犠牲になったのが小さな子ではなく私であったこと等々を思うと、まぁ不幸中の幸いだったかなと思っています。



でも、これからは今まで以上にシカとは距離をとることになるだろうと思います。
トラウマになること間違いなしです!



今回の件で、「DVというのはこういう痛さなのかなぁ」と、何日間も続く鈍い痛みの中で考えたりしました。
DⅤを理由に離婚を考えているなら、診断書や写真等を集めておかねばならないと聞きます。
しかし、病院へ行ったり、アザになるほどの痛みというのは、よほどひどい打撲なのだろうと恐ろしくなりました。

ずっと平和な家庭で暮らせていることに感謝したくなりました。

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奈良市杉岡華邨書道美術館      20241116

2024年11月16日 | 旅(奈良)
奈良市杉岡華邨書道美術館で開催中の根本知氏の展覧会に行ってきました。



墨の濃淡、繊細な筆づかい。
自由を感じる、美しい字を眺めるのは楽しいひとときでした。
かな書があまり読めない私には、字は読むものではなく、見るものでしたけれどね。
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https://sugiokakason.com/exhibition.htmlより引用

根本知の仕事 -源氏物語から現代のかなの美へ-

NHK大河ドラマ「光る君へ」の題字揮毫や書道指導をされ、かな書が隆盛を極めた平安中期の時代を深く見つめた根本知氏に焦点を当て、書作家として、また研究者としての今までのご活躍を紹介します。
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作品を見終えて、ロビーに戻ると、展覧会を紹介するビデオが流れていました。
座ってそれを見ていると、「え、『なか書』って、なにかな?」と思うところがありました。
でも、見間違いかなと思いました。
最近、私には、パッと見た時の印象でものを読んでしまう癖があるのです。
で、もう一度、今度はしっかりとビデオを見ました。

やはり
「平安の古典と現代の美が織りなす
根本知先生のなか書の世界
お楽しみください」
とありました。

彼に、このことを話すと「細かいことに気が付くなぁ」と呆れ顔。

掲示物や配布物の、この手の誤植がとても気になるのです。
小さいなぁと自分でも思います。
私のブログにもたくさんミスがあるくせにね。

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11月16日(土)・17日(日)の二日間は『関西文化の日』のため、奈良市杉岡華邨書道美術館、入江泰吉旧居、名勝 旧大乗院庭園等へは無料で入れます。


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奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~の庭園  20241113

2024年11月15日 | 旅(奈良)
吉城園を出て、奈良公園へ行きました。
シカさんを見ながらのお弁当タイムです。

    


シカさんのいないところでゆっくりしたいなぁと思って、奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~の庭園へ。

春にはサクラやツツジがきれいな庭園です。
今は木々の色づきが始まっていました。


  

万両  

        

ムラサキシキブ  

      


奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~の庭園は、人も少なくて、「贅沢」が味わえる空間でした。
 


草が枯れる冬の鹿さんの餌用にと思って、奈良公園でドングリを拾いました。

  


帰る途中、ポケットに入っているドングリをシカさんにあげると、パリポリとよい音で食べてくれました。

吉城川  

帰宅して計ってみると、ビニール袋にはなんと800gものドングリがありました。

      

つくしとかアサリとかドングリとかを見ると、その採集に夢中になってしまう私です。

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吉城園(よしきえん)主棟「塗師屋樽井展」   20241113

2024年11月14日 | 旅(奈良)
とても天気の良かった11月13日(水)、東大寺の近くにある吉城園(よしきえん)の主棟で開催されている「塗師屋樽井展」を観に行きました。

  

「塗師」「ぬし」と読むそうです。

玄関の花ススキ  


展示されているのは、奈良漆器。
奈良漆器は、正倉院宝物などにみられる貝殻を使った螺鈿(らでん)細工などが特徴です。
さすが正倉院のある奈良です。

  


螺鈿の飾り盆は、みごとなものでした。

   


表面に乾燥した丁子(ちょうじ)をたくさん貼り付けている、お経を入れる筒もすてきでした。

  
これを購入された方は、ご自身の遺言状を入れる筒にとお考えだったそうです。

そういえば、薬師寺で写経するときは、道場入口にある「丁子」を口に含み、体内を浄めて、道場に入ります。そして、写経している間は口に含んでおきます。
 丁子で飾られている筒は清浄なものということですね。


「香合」を「 印泥(練り朱肉)入れ」として使おうというお考えて購入された社長さんも。
ご自身の会社への愛の強さを感じました。

展示されている合鹿椀(ごうろくわん)を指しながら、「あの合鹿椀が気に入って、普段使いしています」と話している男性がいました。
漆器を使うという行動のハードルは高いと思っている私ですが、もっと気楽に使えばよいのかなぁと思いました。

しまい込んである、おじいちゃんの漆器や奈良漆器の銘々皿などを出してこようかなと思っています。


「塗師屋樽井展」は11月18日までです。
漆器に興味のある方も、ない方も是非ご覧ください。
きっと楽しい時間が過ごせます。
 ※入場無料

主棟の板絵  

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https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20241112/2050017216.htmlより引用

奈良で塗師の技を紹介する作品展

11月12日 12時51分

寺や神社の建物や仏具などを漆塗りで仕上げる職人、「塗師」の親子の技を紹介する展示会が奈良市で開かれています。

奈良市内の会場には奈良市の塗師、※樽井※禧酔さんと息子の宏幸さんの作品およそ80点が展示されています。
このうち※禧酔さんの「螺鈿飾盆(らでんかざりぼん)」は直径30センチ余りの漆塗りのお盆で、表面には夜光貝やトルコ石などを用いて豪華な螺鈿細工が施されています。
また、宏幸さんの新作の「梨地螺鈿念珠箱(なしじらでんねんじゅばこ)」は数珠を収める直径15センチほどの入れ物で、金粉をまいた表面に花やちょうの文様が螺鈿で施されています。

※樽井家は江戸時代後期から続く「塗師」で、作品は「奈良漆器」として奈良の社寺でも使われています。
会場には春日大社の神事で用いられるものと同じ技法で作られた朱塗りの盆なども展示されています。

※樽井宏幸さんは「身近に接することはほとんどない貴重なものなのでぜひ見てもらいたいです」と話しています。
作品展は今月18日まで奈良市登大路町の吉城園主棟で開かれています。

※タルは木へんに尊
※キはネに喜

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https://www.asahi.com/articles/ASSCC52HFSCCPOMB00GM.htmlより引用

寺社を支える塗師屋の技法、受け継ぐ父子の多様な「奈良漆器」作品展
今井邦彦2024年11月12日 10時15分

 寺社の建物や神具、仏具などを漆で美しく仕上げる職人、塗師(ぬし)。「奈良漆器」の技術を継承してきた塗師父子の作品が並ぶ「塗師屋樽井(たるい)展」が、12日から奈良市登大路町の吉城園(よしきえん)主棟で開かれる。
 樽井家は江戸時代末から代々、奈良で寺社などの仕事を請け負ってきた塗師屋。半世紀にわたり春日大社や唐招提寺、薬師寺などで数多くの仕事を手がけてきた樽井禧酔(きすい)(本名・喜之(よしゆき))さん(80)と、興福寺中金堂の論議台などを手がけた宏幸さん(50)の父子が、螺鈿(らでん)などの技法も駆使した箱や盆、椀(わん)など約100点を展示、販売する。
 椀や盆など、ろくろびきの器具が中心の石川・輪島などの漆器と比べて、神仏具を中心に発展した奈良漆器には、板を組み合わせた「指し物」が多いのが特徴だ。この展示でも箱や八角形の鉢など、多様な形の作品が並ぶ。
 禧酔さん、宏幸さんとも個展の経験はあるが、父子展は初めてという。宏幸さんは、貝を立体的な形に切り出して複雑な形の器にはめ込んだ「超絶技巧」の螺鈿作品も出展しているが、「建物の塗り替えから日用品作りまで、何でも手がけるのが塗師屋。来場者には、日常的に使いながら、長く受け継がれる漆器の良さを伝えたい」と話す。
 同展は18日までの午前10時~午後5時。入場無料。問い合わせは宏幸さん(090・6914・0476)へ。(今井邦彦)
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吉城園(よしきえん)主棟の「塗師屋樽井展」を見た後は、吉城園の庭園をのんびり散策しました。
木々は赤や黄色に色づき始めていました。

  

   


ツワブキの花  

千両の実  

クコ  







入園料無料で、こんなにゆっくさせてもらって、なんと幸せな時間でしょう。
ただ、園内は飲食禁止ですので、お弁当は広げられません。


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奈良町にぎわいの家              20241027

2024年11月02日 | 旅(奈良)
先日、久しぶりに「奈良町にぎわいの家」へ行きました。

老若男女、日本人、インバウンドが次から次から訪れていました。

    


私の眼を引いたのは、やはり花たちです。

入ってすぐ左に活けてあったシュウメイギク

  

2024年の「霜降」は10月23日。
期間でいうと10月23日~11月6日の15日間。

今は「霜降(そうこう)」です。
「霜降」は二十四節気のひとつで、霜(しも)が降りる頃という意味ですね。



床の間に活けてあったホトトギスとミズヒキ

     

           

ホトトギスとミズヒキはよく合いますねぇ。
うちでもミズヒキはたくさん咲いていますが、活けたことがありません。
このように活けるといいのですね。

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