Remembrance 2006/09/06-2020/06/08  2020/07/01-

   ある日のできごと、心の呟き、よしなしごとetc

ランチは「ちらし寿司」

2008年05月22日 | 食べ物
とても久しぶりに友達2人が我が家へやってきた。

子どもが小さかった頃は、頻繁にどこかの家に集まってお茶をしていたけれど、子どもの成長に伴い、みんな何らかの仕事をするようになって休みの日が合わなかったり、それぞれに活躍していたり…で、なかなかお茶をするチャンスもなくなっている昨今。

働いている友達には昼休みに来てもらうと、1時間近くゆっくりとおしゃべりができるので、私がランチを作ってあげることにした。

今日のメニューは「ちらし寿司」。

「ちらし寿司を作って待ってるわ!」とmailをすると、「まぁ、そんなお手間入りな…」という返事が届いた。

彼女の期待したのは、きっと、かんぴょうやしいたけ、高野豆腐が美味しく煮てある「ちらし寿司」。
でも、私の作る、ウナギ、タコ、生野菜(ミョウガ・大葉・カイワレ・長芋・プチトマト)、キヌサヤ、カニカマ、錦糸卵の「ちらし寿司」は、それほど手間はかからない。
「想像しているものとはかなり違うものを作るから、決して期待をしないで来てね。」と、急いで返信。

で、この写真が私の作った「ちらし寿司」。彩りは悪くないなぁ。



楽しい時間はあっという間に過ぎてしまった。

友達が帰った後、何の憂いもなく、ワイワイと快活にしゃべることができた、十年ほど前が私たちの一番輝いていた時代だったのかなぁと一人で振り返り、あの頃を本当に懐かしく思う午後であった。

そして、夕方に買い物に行くとき、近くの公園で見かけたのは、キャッチボールをする若いお母さんと子どもたち。ああ、私にもあんな時があったなぁ‥。数年前、キャッチボールをしていていきなり右肩を傷めてしまって、それからはキャッチボールができない体になってしまった‥。

歳をとるということは、今まで普通にできたことがひとつずつできなくなるということを認め、諦めていくプロセスなんだなぁと思う。

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手紙

2008年05月21日 | 雑文
昨年、沖縄の西表島で出会った、Nさんから今日手紙が届いた。

Nさんというのは、西表の民宿で会い、イダの浜へ一緒に行った若い女性。(共に一人旅だった)

あの時、これからどんな風に生きていこうかと彼女はかなり深く思い悩んでいる様子だった。

砂浜に座り、海を見ながら自分を語る彼女に対して、気の利いたことも言えず、ただ聞いてあげただけだった。
帰ってから写真を焼き増しをして、手紙を添えて送ってあげた。

その後も、Nさんのことは「今頃はどうしてるだろう‥」と思っていただけに、届いた手紙の内容がとても気になり、急いで開封した。

旅での出会いがとても嬉しかったこと、今は親元を離れて下宿して、元気に生きていること等々書いてあった。
ああ、よかった。


人生を長く生きてきた分、若い人を励ますことが少しだけできるようになったのかもしれない。
「極めたいところもないなぁ」とか「向上心のかけらもないわ」と、自分のことを見ている私なのだが。
私のお喋りや駄文で「元気をもらった」とか「慰められた」とか言ってもらうとちょっと照れてしまう。

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あやとり

2008年05月20日 | 雑文
6月に姪(姉の娘)の娘(2歳半)と会う。

彼女の興味はどの辺りにあるのだろう‥と思いながら本棚を見ていると、『あやとりいととり』(福音館書店)の本が目に入った。

これは、大学生の息子が小さかった頃に求めたもので、未だに手放せないでいる本である。

「あやとり」といえば、幼い頃に姉と一緒に遊んだ「ふたりあやとり」しかできなかった私は、この本を見て、そのいくつかを息子といっしょにできるようになった。

で、久し振りに紐を取り出し、トライ。

結局、今の私にできるのは、「ひとりあやとり」、「ほうき→べっかんこー」、「二本ぼうき→しめかざり」、「四だんばしご」、「ひもうつし」、「ゆびわぬき」だけ。

これ以上覚えようとしたら、折角覚えているものが消えてしまいそうで、何とも怖い。


夫にも教えてみようと思って、紐を更にもう1本取り出してきた。意外と興味を示した。
まずは「ほうき→べっかんこー」。一応できるようになった様子。
次に、ちょっと無理かなと思いながら、「四だんばしご」。最後の小指から紐をはずして手首を返すというところが難しかったようだが、これも一応できるようになった様子。

夫がこれを姪や姪の婿殿、姪の娘に披露すると、きっと拍手してもらえることだろう。
問題は、それまで覚えていられるか‥ということ。

2歳半ではあやとりはまだ無理かなぁ。



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播州清水寺の紋

2008年05月18日 | 自然
先日はマリーアントワネットの紋がステキだと感じたが、昨日は播州清水寺の紋にも目がとまった。

池の脇に「西国二十五番霊場 清水寺大講堂」と記された木の看板があり、そこにこの紋が描かれていた。

シャクナゲを見たばかりの私の目には、これはシャクナゲのように見えたが、堂内で係の方に伺ったところ、この紋は「竜胆車(りんどうぐるま)」とのこと。

何回も詣でている清水寺だが、今回初めてその紋を知りえた。

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播州清水寺

2008年05月17日 | 自然
朝起きたらいい天気。
ご飯を炊いておにぎりを作り、海苔と卵焼きと漬け物とお茶を持ってお出かけすることにした。

行き先は、西国三十三所の25番播州清水寺。

上まで車で上がらず、下に駐車し、約2kmほどの登山道を歩いた。
石がごろごろしているところもあるが、心臓に負担がほとんどかからず、私のお気に入りのコース。

登山道で目にした植物は、マムシグサ(とても数が多かった)、コガクウツギ(咲き始め。今からどんどん咲く)、タニウツギ(見頃で、きれいだった)、チゴユリ(花は咲き終わっていた)、フジ(ちょうど視界が広がったところから見た山の一角がフジで覆われている感じだった)。
森の中からはウグイスやシジュウカラの声。


※マムシグサの雌雄は、株の大きさによって決まることが知られている。大きい株は雌になり、小さい株は雄になる(さらに小さい株は開花しない)。大学周辺のマムシグサ(2006年度卒業生の卒業研究)では、偽茎直径15mmあたりを境にして雌雄が分かれている。だから、成長して個体サイズが大きくなるにつれて雄→雌と変化し、環境が悪く個体サイズが小さくなると雌→雄と変化することもある。このように、同じ個体が条件によって性を変えることを「性転換」 [sex change]という。(福原 達人さんのHPより引用)http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/mamushigusa.html


登山道を登りきった清水寺の境内には、クリンソウとシャクナゲがたくさん咲いていた。(どちらも見頃が少々過ぎている感じで、おそらく1週間~10日前の頃が最盛期だっただろう)
白やピンクのシャクナゲはよく見るが、こんなに赤いシャクナゲを目にしたのは初めてかもしれない。

山門近くのタニウツギ、サラサドウダンも美しく咲いていた。

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マリーアントワネットの紋章

2008年05月15日 | 雑文
先日見てきた「ルーヴル美術館展」で深く印象に残っているのはマリーアントワネットの紋章。旅行携行品入れのカップ等々、マリーアントワネットの持ち物にはこの紋章が入っていた。

デザイン的にステキだと思った。
もし私がマ○○という名前だったらこれによく似たものを作って使うだろうなぁ。

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ルーヴル美術館展

2008年05月14日 | 雑文
朝日新聞アスパラクラブから招待券をいただき、5月12日(月)に神戸市博物館で開催されている「ルーヴル美術館~フランス宮廷の美~」を見に行った。

18世紀のフランスの宮廷にはこのような華麗な調度品があったのかぁ‥、こんな美しい物ばかりに囲まれて生活するというのは、どんなものなんだろう‥と思いながら私は展覧会を見ていた。

雑多とした物が溢れている部屋の中で生活する私。

あぁ、こんな人生もあるんだなぁ‥。


※写真は「マリーアントワネットの旅行用携行品入れ」






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写真立ての中の懐かしい写真

2008年05月09日 | 雑文
この写真の中にいる息子は、3歳くらいだろうか。
20年近く経ち、だんだん色が褪せていく。

今日、バイトから帰って、夕食を作るまでの間に写真立てにある写真をスキャナーでPCに取り込もうと思い立った。

これがその1枚。最高にかわいい頃だった。

りかちゃんとあやちゃん、たかくんとひとみちゃん、あけみちゃん、さやかちゃんたちに囲まれて、毎日楽しく、コロコロと育っていたあの頃が昨日のことのように思い出される。
みんな、どんな大人に成長したのかなぁ。


いろんな記録や写真、ビデオを自分の老後の楽しみのために‥と言いながらどんどん貯め込んで生きてきたが、バタバタとしか生きられない自分の生き様と人生の儚さを思うとき、それらをゆったりと見る日が本当のところ、あるのだろうか?

HPやブログをせっせと書いて何になるのだろう‥と、自問する今日この頃である。

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その後のiPod

2008年05月07日 | 音楽
4月24日には1201曲だった私のiPodは、今日現在1307曲になった。

車の中でiPodが聴けるようにと、FMトランスミッターを4月末に買い求めた。
が、通勤時間が片道10分以内だから、MDで音楽を数曲聴いてるだけで到着してしまう。FMトランスミッターをパッケージからまだ取り出さずにいる。

やはり長距離通勤の人にこそ、iPodやFMトランスミッターが必要なんだろうなぁ。


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お金のかからない女

2008年05月06日 | 自然
3日間家にこもってPCと向き合っていた私、せめて1日ぐらいは薫風の中で過ごそう!!と思い、途中のコンビニでおにぎりを買い、京都府南丹市の瑠璃渓に行った。


すれ違う観光客はそれほど多くはなく、静かなせせらぎの音が心地よく耳に響いた。
やはり自然の中は気持ちがいい。

渓谷にはチゴユリとツバキが咲いていた。
瑠璃渓のチゴユリは、私がいつも見ている里山のものよりも花が大きく、草丈も高かった。
渓谷の道に赤いツバキがたくさん落ちているというのはとても感じのよいものだと思った。あんなにツバキが咲いている渓谷の道というのは初めてかもしれない。赤の残像が鮮やか。


散策の後、夫は「せっかくだから瑠璃渓温泉に入って帰ろう!」と言った。
が、なんだか温泉に入るのは面倒だなと思ってしまう私は「ゆっくりと入ってきたらいいわ。私、待ってるわ。」

1時間後に「ああ、気持ちよかった!」と現れた夫、私のことを「お金のかからん女やなぁ。」と言った。

そういえば、「食べて帰ろう!」という提案に対して、ほとんどの場合「帰って食べよう。」と応え、「欲しい物はないのか?」の質問に対して、ほとんどの場合「何もいらないわ。」と応えているからなぁ。

自分でも、食欲と物欲は大きくないなぁと思う。
唯一、旅に出て自然の中をうろうろするのが私の楽しみかなぁ。







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『長くしんどいインド旅行』ついに完成!

2008年05月05日 | 
この連休の3日間を使って、写真、パンフレット、チケット、領収証をスキャンし、ついに『長くしんどいインド旅行』のHPを作り上げた。

最低限の家事をしながらやり続けたこの作業は、結構手間のいるものだった。

一応息子に旅行記や写真を使ったことに了解をとっておこうと思って、「『長くしんどいインド旅行』ついに完成!!」というmailを送り、HPを見てもらった。
削除を強く求められなかったから、ま、このままアップしておいていいのかな。



インドの写真や領収証、チケット等が入っていた段ボールの中から、今は亡き父の懐かしい筆蹟の封筒も出てきた。

まず、「気をつけて行ってきて下さい。父母より」とあり、その下に細かい注意事項の箇条書きがある。

「欲ばった無理なスケジュールはたてない」
「旅行の諸準備は事前に万全に」
「旅行の諸手配は国内で事前に十分に」
「体調維持には細心の注意」
「危機管理に留意」
「旅行のお金は、盗られないように注意して、十分にもっていくように」

その封筒の日付は「H8.2.25朝」となっている。

「本当にインドへ行くのか?」と、初めて海外に行く娘と孫を気遣ってくれていた表情を思い出す。


今は何も入っていないこの封筒に、あの時いくらのお金が入っていたのか憶えていないが、封筒の裏に私の字で250,000とあるから、父はきっと25万円入れてくれたのだろう‥。それで足りたのか、余ったのか、足りなかったのか‥。記録も記憶もない。



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ひめじ菓子博

2008年05月01日 | 雑文
友人から「ひめじ菓子博へ行こうと思うんだけど、一緒に行かない?」というお誘いの電話があった。

博覧会なんて、いつ以来だろう?
人混みのひどい博覧会へ行こうという発想が全くない私にはこういうお誘いでもなければ行くチャンスなどないわと思って、快諾。

4月末のよく晴れた日に友人と二人で「ひめじ菓子博」へ行った。

予想通りのすごい人。
30分待ち、1時間40分待ち等をこなして、全国工芸菓子館「和の匠館」、テーマ館/全国工芸菓子館「和と洋のシンフォニー館」に入った。
花や鳥、姫路城、たくさんのお人形はどれも見事だったが、残念なことに、「進んでください。写真は撮影禁止です。」と何度も係の人が叫んでいて、ゆっくりと見ることができない。

「兵庫のお菓子館」で展示されていた「日本丸」とチョコレートの地球儀も見応えがあった。

「夢のスイーツカフェ」でコーヒーを飲んだが、(友人は楊貴妃の好きだったイチジクを使ったケーキも食べた。)昼食以外ずっと立ち通しだったから「やっと座れた!!」とほっとするひとときだった。

「日本縦断!お菓子めぐり館」の大阪府のおこしで作った岡本太郎の「太陽の塔」はなかなかよくできていた。

一通り見て、そろそろ帰ろうかと思って、出口に向かうと、出口近くの「兵庫のお菓子館」で呼び込みをしていた。
先ほど見たのだが、待ち時間もないし、バスの時間までしばらくあったので、再度入ってみることにした。今回は空いていて、「日本丸」もチョコレートの地球儀もゆっくり見ることができた。フランス製やイギリス製のお菓子作りの道具の展示も楽しめた。(先ほどはほとんどこの展示の前を素通りしていたことに気が付いた。)
やはり人が少ないというのはじっくりと見ることができる最低条件だと思う。


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