Remembrance 2006/09/06-2020/06/08  2020/07/01-

   ある日のできごと、心の呟き、よしなしごとetc

ショウジョウバカマ

2007年03月27日 | 自然
3月25日は久しぶりに里山公園に行った。

ショウジョウバカマが咲いている頃かしらと思って、園内を歩いてみると、まだ丈の短いショウジョウバカマと出会うことができた。
真っ白、淡ピンク、薄赤紫。

すっと伸びたスタイルのよいショウジョウバカマになるのはもう1週間後かな。季節は確実に春になろうとしている。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

息子の運転でお出かけ

2007年03月19日 | 
3月19日は帰省している息子の運転で近くの郵便局とスーパーへ出かけた。

息子は昨夏運転免許をとったものの、下宿しているので運転の機会がなく、運転歴数日だけだからなんとも心もとない。もしものことがあると、きっと悔やまれるだろう…。
そういうわけで、私はそのどちらにも行く必要はなかったが、「行ってらっしゃい」と明るい声で言って送り出すことが出来ず、付いていった。

割合落ち着いた静かな運転をしてくれる。大きな緊張感も与えられずに、ドア上の持ち手を握り締めることもなく、無事帰り着いた。

先日出会った知人の車が新車になっていた。「息子が事故って…。車は大破。息子はムチ打ちになってしまって…」と知人。
また、犬や猫を避けようとして、事故をした話も最近聞いた。

車の運転は慣れてきた頃が最も危ないのかもしれない。
私は22年間無事故。気を付けねば…といつも自分に言い聞かせている。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春がそこまで

2007年03月09日 | 自然
仕事のお昼休みに近くの桜の花を見にいった。もうこの写真のように咲き始めていた。「もしかしたら土筆も顔を出しているのでは‥。たくさん採れたら母にも送ってあげよう‥。」と思いながら田んぼの周りを歩いたが、1本もまだ見あたらなかった。

今年の春の楽しみは二つ。
3月の二月堂の深夜の修二会は心に深く残るものだった。
4月は吉野の桜を見に行こうと思っている。今年は暖かいから、吉野の桜も早く開花することだろう。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Franz Liszt

2007年03月07日 | 音楽
ピアノを習っている知人が、来週ピアノの発表会に出場して、リストの”愛の夢”を弾くと話してくれた。演奏するのは有名な第3番。

その話をしてからというもの、”愛の夢”の第1番と第2番の夜想曲はどんな曲なんだろうと思い続けた。
それが収められているCDはないかしらとネットでさがしてもみたが、手に入りそうにないので、諦めかけていた。

このことを話すと、”愛の夢”3曲が収められているCDを貸してくださる方がいた。
Three Liebesträume
 ①Hohe Liebe ②Seliger Tod ③Olieb

やっと聴くことができた”愛の夢”全曲。
第1番Hohe Liebeも第2番Seliger Tod もしっとりとした名曲だと思った。とはいえ耳に馴染んでいる分、第3番Oliebが華やかな感じはするが。

それから毎日Franz Lisztを聴きながら夕食をとっている。
私の一番のお気に入りはMozartだが、Lisztもいいわぁ。
久し振りにフジコ・ヘミングのCDも棚から取り出して聴いている。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東大寺二月堂(修二会)

2007年03月06日 | 旅(奈良)
3月5日は、奈良東大寺のお水取りを観に行った。といっても、お松明ではない。夜の8時ごろから二月堂の堂内の局に座った。

先ずは北の局。過去帳を読む僧の声は、とても深みがあり、「青衣の女人」もよく聴き取れた。ゆっくりと言うところと、アップテンポのところが入り混じり、聴いていてなんとも心地がよい。

それから西の局に移動した。西の局では、一枚の大きな布の幕が下りていて中の様子が見えない。沓の音。錬行衆の動く大きな影。歌舞伎で観た「韃靼」そのものの世界がそこにはあった。
走りの行法のときには幕は巻き上げられるので、手作りの椿(糊こぼし)も見ることができた。激しく膝を打ち付ける音が堂内に響く。
ほら貝の音や、鐘の音、笛の音などが演奏会の前の音合わせのような、無秩序な音程のように聴こえてくるのもまた面白い。
格子から片手を差し出し、お香水もいただいた。

例年になく、それほど寒くない冬だったおかげで、局の中にいても寒さをほとんど感じることなく(人の出入りの際に戸が開けられると冷たい風が入り込んできたけれど)、座り続けることができた。
午前2時45分、松明の灯りで下りていく錬行衆を見送って、私は充足感に包まれながら帰路に着いた。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東大寺二月堂(お松明)

2007年03月04日 | 旅(奈良)
3月4日は、奈良東大寺のお水取りを観に行った。
お松明を観るのは、息子が小さかった時以来だから、十年振りくらいだろうか。
松明を持って走る童子の姿を間近に観たかったので、今回は二月堂に上ってお松明を待つことにした。

早めに二月堂に着き、「やはり私はこの景色が好きだなぁ…」と思いながら、西の方をぼんやりと眺め、静かに生駒山に沈んでいく夕日をずっと見ていた。至福の時間だった。

時間が経つにつれて、下にはどんどん人が詰め掛けているが、二月堂の上はそれほどの人数ではない。「お水取りの松明が好きで、今年も今日が3回目(ということはほぼ毎日のペース)」という大阪の人とお喋りをしながら、時の流れるのを待った。

19時の鐘の音とともに、1本目の長い竹を担いだ童子が回廊を上がってきた。松明は勢いよく燃えている。
北西の角で松明を突き出してぐるぐる回し、火の子を下に振り撒く。
そして6mの竹を肩に担いで南に向かってだ~っと走る。南西の角で松明を突き出し、2本目の松明が北西の角に来るのを待つ。
北西の角で松明を持つ童子と合図をして、2本の松明が同時に勢いよく回され、下からは大きな歓声が聞こえる。
観光客も喜んでいるが、松明を振り回す童子も大いに楽しんでいる風に見えた。

10本の松明が上がり終えるのにそれほど時間はかからない。20分くらいですべてが終わり、二月堂には再び灯篭の明かりだけの静寂が戻ってきた。

夜8時前、大仏殿に向かって歩いて帰るとき、二月堂の方を見返ると、そこにはきれいな満月。よい夜だった。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする