迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

しづやしづ。

2012-11-11 21:36:57 | 浮世見聞記
国立能楽堂で、金春流の「吉野静」を観る。


静御前―芸と、時には体を売る“白拍子”。


しかし魂までは売らない。


義経を一途に想う、しとやかで、強い女性。


そのこころを映した清廉な舞に、男性が永遠に描き続ける理想の女性像を見る。
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