櫻木町驛の傍に開業した「CIAL桜木町ANNEX」の一階、「旧横濱歴史鉄道展示(旧横ギャラリー)」で保存されてゐる“110型蒸気機関車”に逢ふ。
日本に鐵道が開通した明治五年(1872年)に、この地と東京(新橋)との間を實際に走ってゐた元“10号機関車”の實車であり、……あとの謂はれ因縁故事来歴はお仲間の記事に譲る。
これこそが本當の「鐵道記念物」と安堵す。
汽車の向く先は東京。
日本に鐵道が開通した明治五年(1872年)に、この地と東京(新橋)との間を實際に走ってゐた元“10号機関車”の實車であり、……あとの謂はれ因縁故事来歴はお仲間の記事に譲る。
この110形蒸気機関車、かつては青梅鉄道公園に野外展示されてゐた。
私も小學生時分に二度訪ねて見てゐるが、當時は側面の一部が大きく切り取られた無惨な姿をしており、貴重な機関車のはずなのに乱暴な扱ひをすると、子ども心にとても不満だった。
今回出かけたのは、あの切り取られた部分がとても気になったからだが、この度の里帰りにあたって大宮工場で丁寧な修復が施され、
これこそが本當の「鐵道記念物」と安堵す。
汽車の向く先は東京。
その東京には、いったい何が待ち構へてゐただらうか……。