初芝居の如くはじまった感染擴大劇の“第六幕”は、今回も劇場型な様相を呈してゐる。
今日確認された東京都の感染者數962人など、實際には1,000人超えであらうことは云ふまでもない。
飲食店では再び来客制限がはじまったが、これも致し方ないだらう。
いまの感染擴大劇は、現状のままいくと春先までの續演となる云々。
そしてこのオミクロン株を以て人災疫病は弱体化し、次第に従来の風邪症状と同等になる──
そしてこのオミクロン株を以て人災疫病は弱体化し、次第に従来の風邪症状と同等になる──
と、樂觀的なことを云ってゐるヒトがゐたが、さうあってほしいものだ、とそろそろ思ひ始めてゐる私がゐる。
疫病感染は成る可くヒトが成ってゐることがはっきり見えてきたが、生きてゐるヒトの誰もがはっきり被害者となるのが、便乗的とも映る物価高騰だらう。
感染者の問題と物価高騰の問題は表裏一体、一揃への関係にある。
いづれも、ヒトの為せるわざ、といふ意味におゐて……。