dmenuニュースより
http://topics.smt.docomo.ne.jp/article/sankei/entertainment/sankei-ent2007160013?fm=d
……まぁ、當然の結果よね。
この病菌騒動は、もはや人災なんだから。
かういふ事態惡化を招ひたのは、ニンゲンサマ以外の何モノでもないのよ。
この調子だと、お次は木挽町あたりね。
八月から、それこそ動画配信で充分な内容で再開しやうとするあたり、いかにも營利第一主義なこの興行會社らしいシゴトっぷりと言へるわ。
興行自粛といふ偽善にもいい加減飽きて、“社の基本精神”に立ち戻った、ってやつ?
帝劇や、先日の東京都新宿区新宿3-33における人体感染實験の事例もあるし、それに新宿につひては猛然と噛み付ひた中堅どころもゐたんだから、相當に高い緊張感をもって臨んでくれなきゃ、いい恥さらしになるわよ。
──でも、噛み付ひた當人が八月興行に出演しないあたり、なんかオモシロイわ。
それにしても、今月まで賣名披露が續くハズだった荒事屋が、ヒトを雇って動画屋に転向してそれっきり鳴りを潜めた、といふのも情けないわね。
ここで率先して業界を牽引すれば、いよいよ「江戸歌舞伎の總本山」が“自認”から“公認”となって、株(おとこ)も上がるといふもんだけど、なんだかそれもすっかり親類に持って行かれちゃってるし。
それに、お家藝の“ヘン顔”……、
じゃなくて、“にらみ”は疫病退散の威力があるとされてるらしいけど、あれだって「アマビエ」に持って行かれちゃってるしね。
藝人のくせして、相変はらず持ち藝(ネタ)が“亡妻のノロケ咄”一つだけって、どんなもんかしら……?
もっとも、金主であるところの興行會社といろいろオモシロイことがあって、その手枷足枷もあるみたいだけど……。
一方で、三宅坂の芝居小屋で八月恒例になってゐる、生涯恵まれない下回りたちの救済公演は実施予定と云ふのは、ちょっと驚ひたわ。
でも、“救済公演”だから、中止にしちゃ意味がないか。
それにしてもさ、會場が“小劇場”といふのが、なんだか樂しいわねぇ……
猿樂のはうはすでに公演を再開してゐるさうだけど、善竹富太郎師といふ人財を喪ってゐることも考へると、いまはとてもとても……。