橫濱市榮區のあーすぷらざにて、「写真展 オードリー•ヘプバーン」を観る。
本當に綺麗な女性(ひと)は、寶石や貴金属や過美な服などで飾り立てる必要が全く無いことを、見事に示してくれた好企画。
質素な服こそが自分を引き立ててくれることを熟知してゐたのだから、まうそれだけで敬意を拂ひたくなる、本當の女性。
これぞ心の最高の榮養素。
彼女が映画女優として大成功したのは、ほかに真似手のゐない美貌と、運と、まうひとつ“何か”があったからだらう。
そのまうひとつの“何か”が、彼女の本質であったに違ひない。
會場を三巡して、ますます立ち去り難くなる。
綺麗なひとは、
うれしいやうで、
やはりおそろしい。