迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

ニッポン徘徊―中山道85の1 大井宿→十三峠

2014-05-23 12:37:20 | 旧中山道
さて、西行法師にちなんだ旧跡を横目に歩くこと約三十分、中央本線の仲仙道踏切を渡ると、中山道は次の大湫宿まで、大小さまざまな坂道が連続していたことから、「十三峠」と呼ばれた難所へと入っていきます。

現在この道筋は、「東海自然歩道」として整備され、坂道はかなりキツイですが、散策には楽しいコースです。


十三峠に入ってしばらくすると、「槙ヶ原の一里塚」が南北そろって遺されています。



美濃路の一里塚は、両塚そろって遺されているところの多いのが、特徴です。


槙ヶ原の一里塚から先は、尾根づたいにしばらく平坦な道が続きます。


左手にある「首なし地蔵」あたりから、あまりの急坂に大名行列は列が乱れ、旅人は息が乱れ、そして女は裾が乱れたと云うことから、「乱れ坂」と名付けられた急坂を下り、長閑な道、坂道、野道と進むうち、



江戸から89里目の「紅坂一里塚」が。
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