迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

“國民審判”の權利。

2024-10-27 20:15:00 | 浮世見聞記
衆議院議員選挙の投票權と、最高裁判所裁判官の審査權を行使する。


衆院選立候補者たちの公約を廣報で眺めたが、與野党ともに、ナニを云ってゐるのか、よくわからない。

が、それで腹を立ててはいけない。

尤もらしいことを、なんとなく、それらしく聞こへるやうに宣ふが、選挙公約である。

いかにもアヤシイ商品の宣傳文句と同じで、あんなシロモノに欺されるはうが惡いくらゐなものだ。

……と云ふことで、ふだん町内のあちこちにポスターが掲示されてゐて、カオとナマエをよく知ってゐる候補者に、一票を投じる。

かくの如く、衆庶などはせいぜいその程度の認識しかないのだから、立候補者はいかに普段から地道な宣傳を續けて有權者たちのアタマにおのれの存在を擦り込ませ、「ああ、アノ人か……」と思はせるかが、肝心なのである。

選挙の時だけいきなり現れて、いくら敵方を非難する演説をぶったところで、「で、オマエはこれまでナニをやった?」と云はれたら、そこまでなのだ。

さあ、結果は明朝のお樂しみ。


ほな寝よか。









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