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クリスマスを通り越して、雑貨店あんでお正月用の飾り物を売っているのを発見……!
こんにちは、まだ年末気分にはなれそうもないネーさです。
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!」
「ぐるるー!」(←訳:虎ですー!)
「もういくつゥねるとォ、くりすますゥ~♪」
はい、ジングルベルを聴きながら、今日も読書タイムとまいりましょう!
本日ご紹介いたしますのは……こちら~!
―― サイキック・ツーリスト ――
著者はウィリアム・リトルさん、画像の日本語版は’10年6月に発行されました。
副題に『霊能者・超能力者・占い師の皆さん、未来が見えるって本当ですか?』とあります。
「……ちょッ、ちょうのうりょくゥ??」
「がるがるるるー?」(←訳:霊能力ぅー?)
そうです、この御本のテーマは……
『サイキック』、
つまり、超能力とか霊能力といった
超常的な能力を有する人、
或いは、その類の能力を有すると自称する人たちにインタヴューし、
その能力が本当か否かを検証しよう!
といったところ、でしょうか。
著者のリトルさんは、フリーのジャーナリストさん。
したがって、御本の内容はノンフィクションです。
「ふァ~、いんたびゅ~…」
「ぐるるるーがるるるる…」(←訳:本気なんだー著者さんは…)
きっかけは、占いでした。
深く考えず、リトルさんが家族に贈った『出生天球図(バース・チャート)』がもとで
騒動が起こってしまったんです。
そのバース・チャートには不吉な予言がされていて、
予言が現実になるのを避けようと、
休暇が取り消されたり、いくつもの予定が変更されたり、
家族さんたちはパニック!
「うふァ~、きもちはァ、わかるのでスよゥ!」
「ぐるぐるがるる!」(←訳:だって怖いもんね!)
リトルさん、啞然とし、
そしてジャーナリスト魂に火をつけられました。
予言?
それって正しいのか?
欧州や米国では、
心理学の歴史が長いためでしょうか、
サイキックに対する考え方が日本とは異なっているようです。
認める人々、断固として認めない人々、懐疑派、我関せず派、
そして、学問として真剣にサイキックを研究する大学の学者さん……
著者のリトルさんは懐疑派を自認し、
有名サイキックさんたちの言動に怒り、呆れ、疑いつつも、
しかし、ぼんやりとした希望も抱きます。
本当の本当に、
千里眼や霊視やテレパシーというものがあれば……
それがもしも、
さらわれてしまった子ども、
或る日ふっと消えてしまった家族や友人と、
再び出会う一助となるものであれば……。
「うんッ!
そういうのならァ、あッてもいいィッ!」
「ぐるぐるぐるるるがる!」(←訳:皆がハッピーになるのなら!)
こうして、
ひとりの旅人さんが誕生しました。
サイキックの真実を求め、
世界を駆け巡る旅人さんが。
旅人リトルさんは、真実を発見できるのでしょうか……?
売れっ子サイキックさんから、
占いをマネジメントする業者さん?たち、
遺伝学者のリチャード・ドーキンスさんまで登場する
なんだかひどく賑やかな、
でも決してフザケてはいない御本です。
ミステリ好きさん、
科学もの好きな活字マニアさんに、おすすめ!ですよ。
「しんじつはァ、いずこッ?」
「……がるるるる~ぐるる!」(←訳:……それは~御本の中に!)