テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

うっとり、紅色。

2010-12-12 23:15:44 | ブックス
 ドラマ『坂の上の雲』子規さん逝去のシーンに
 またまた涙腺がゆるんでしまったネーさです、こんにちは、くすん。

「こんにちわゥ、テディちゃでス!」
「ぐるる!」(←訳:虎です!)
「めいじッてェ、ふしぎィなァ、じだいィでスねッ!」

 では、今は昔となってしまった明治の、
 日英同盟締結の頃に思いを馳せて、本日の読書タイムは、ことらを、どうぞ~!

 


 
               ―― 英国スタイルで楽しむ紅茶 ――



 著者はスチュワード麻子さん、’10年10月に発行されました。
 副題に『ティータイムのある暮らし』とあります。

「わッほゥ! てィ~たいむゥ♪」
「がるるるーがるぐる!」(←訳:ティータイムはいいよね!)

 心もホッとやわらぐティータイム……
 そう、こと『紅茶』に関しては、
 こだわりまくるのは英国人さん、なのでしょう。
 私たち日本人が、宇治だ玉露だ八十八夜~♪と
 緑茶について騒いじゃうのと同じノリなのかもしれません。

「ふァいッ!
 がいどぶッくにもォ、てィーるーむゥ、たァ~くさんッ、のッてまスゥ!」
「ぐるるーがるるるーぐるー」(←訳:リッツとかーサヴォイとかーその他諸々~)

 ええ、一般的な、ロンドンや英国の旅行ガイド本では、
 有名なティールームを紹介するページが必ずありますね。
 英国へ旅をして、そういった場所で
 アフタヌーンティーを召し上がった経験をお持ちの方々も
 大勢おられることでしょう。

 でも、この御本は、
 ティールームガイドではありません。
 《ティータイム》の歴史と、
 紅茶の茶葉そのもの――
 茶葉の種類、産地、特徴、
 ブレンドとテイスティングについて、
 英国で好まれるブレンド茶葉、
 日本ではなかなか入手困難そうな、
 でも英国旅行の折にはお土産におすすめ!な人気ブランド茶葉などを
 取り上げている解説書なのです。

「ふァいッ!
 すこーんのォ、たべかたにィ、かんしんしましたッ!」
「ぐるるるーがるがる!」(←訳:知ってるようで知らない基本ルール!)

 英国でもスタバなどコーヒーショップは大人気だと聞きますが、
 伝統的な英国風ティータイムの人気も
 今もって高いようです。

 著者のスチュワード麻子さんは
 英国人の御夫君とともに
 ロンドン郊外にお住まいのティーインストラクターさんです。
 紅茶のプロであるスチュワードさんのガイドに耳を傾けていると、
 ふと、想像力が刺激されます。

 ホームズさんやポアロさん、
 くまのプーさん、パディントンくん、
 メアリー・ポピンズさんたちは、
 そして作家さんたち&劇作家さんたちは
 どのようなティータイムを過ごしたのでしょう?
 豪華な?
 質素な?
 キッチンで簡略に、
 それとも客間で優雅に……?

 英文学好き派さんには、おすすめの一冊です♪

「がるるるーがるぐるる!」(←訳:写真がとってもきれいです!)
「おなかがァ、すいてるときにはァ、きけんッ!でスゥ!」

 空腹時を避けてお読み下さいませ~!
 
コメント
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