テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

フィールドは罠だらけ?

2010-12-25 23:24:07 | ブックス
 ううむ~?
 どうしちゃったのかしら、画像がうまくUP出来ません。
 申し訳ありませんが、↓下のチビ画像で御容赦下さいね、
 こんにちは、あたふた中のネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるるー!」(←訳:虎ですー!)
「ネーさッ! とらぶるにィまけないでッ!」

 そ、そうね、障壁があってこそ燃え上がる読書意欲!
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

   


     ―― 11人のトラップミス ――


 
 著者は蒼井上鷹さん、’10年5月に発行されました。
 表紙のこの雰囲気、
 題名に『トラップ』とある点からも、
 はい、分かる御方にはもう分かっちゃってますね。
 この御本の、全編を貫くキーワードは……サッカー!

「あはッ、すぽーつゥのォ、さッかー!」
「がるがるぐるるる!」(←訳:英語で言うフットボールだね!)

 11編の連作ミステリから成るこの御本に登場するのは、
 ジュニアやアマチュアのサッカー選手さんたち、
 選手さんの家族、親戚、コーチ、サポーター、
 チームのマネージャーさんや、
 出版社の編集者さんなど、
 サッカーというスポーツの核&周辺に棲息する人々です。

 スポーツミステリ、と聞いて想起される作品の多くは
 野球を題材にしたものが多いのですが、
 著者・蒼井さんは
 敢えてフットボールのフィールドに立ちました。
 いったい何故……?

「ふァいッ!
 テディちゃ、わきゃりましたッ!
 わるどォーきゃッぷゥ、でス!」
「がるるがるぐる?」(←訳:ワールドカップでしょ?)
「そうともォいいまス!」

 ええ、ホントにそうなんです。
 2010年は、ワールドカップイヤー。

 或る日、
 編集者のウベさんは上司のアオイさんに呼び出されました。
 そこで命ぜられたのは、
 耳を疑うようなひとこと――

  次の本のテーマはサッカーにしよう!

 ええっ??
 アオイさんがサッカー好きだなんて、
 聞いたこともないけど???

 問われて蒼井さん、
 胸を張って答えます。

  W杯に便乗しようと思ってさ。

「……ほんきィ、でスかッ?」
「ぐるるるるがる!」(←訳:本気みたいだよ!)

 アオイさんの一言が、
 怪し~いゲーム?のキックオフとなりました。
 1編ずつ、
 順序を追って読んで行けば、
 次第にぼんやりと輪郭を、
 やがて形を明らかにしてゆく
 アオイさんによる大きな《仕掛け》!
 
「なァるほどッ!」
「ぐるる~がるる!」(←訳:複雑な戦術だ~!)

 トリックの数々、
 ミステリ好きさんは惑わされずに見破れるでしょうか?
 四年に一度のサッカーの年――ワールドカップイヤーに相応しい本格ミステリを、
 ぜひ御一読あれ~♪

「みやぶろうッ、とりッくゥ!」
「……ぐるるるる~がるぐるる~」(←訳:……自信はないけど~頑張ります~)
 

 ☆追記☆

 なんとか写真UPに成功しました♪
 ↓こちらの画像をご参照くださいませ。

   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする