「じんぐっるッじんぐるッべるべるゥ~♪」
「がるがるぐるる~♪」(←訳:ハッピーホリディ~♪)
クリスマスソング、解禁!
でも、大雪どころか、陽射しポカポカな小春日和の東京・多摩地方から、
こんにちは、ネーさです。
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるる!」(←訳:虎です!)
今頃、北極圏にあるサンタさんのお家では、
トナカイのルドルフくんたちが本番に備え、ストレッチに余念がないのでしょうね。
プレゼント満載の橇を引き、全世界を走り回るのは大そうな重労働ですから。
さあ、では、活字マニアの私たちも、
読書という重労働に取り組みましょう!
本日は、こちらを、どうぞ~!
―― おやすみラフマニノフ ――
著者は中山七里さん、’10年10月に発行されました。
このミステリーがすごい!大賞受賞作品『さよならドビュッシー』でデビューした中山さんの、
第2作目となる御本がこちら、ですね。
「ふむふむッ!
ぜんかいィがァ、どびゅッしィー!」
「がるぐるぐるがるー!」(←訳:今回はラフマニノフー!)
はい、題名だけで、
うむむ、これはおそらく……と推測されるミステリ好きさん、
御想像は間違っていませんよ♪
こちらの新作もまた、
音楽が主役!とも言えるミステリー作品です。
「ふァいッ!
テディちゃ、らふまにのふゥ、しッてまスでスゥ!」
「ぐるぐるぐるるがる!」(←訳:ピアノ協奏曲なんだよね!)
ラフマニノフの2番――
分かりやすい例を挙げますと、
映画『アラビアのロレンス』で使われていた名曲ですわね。
それに漫画の『のだめカンタービレ』でも
千秋くんが巨匠ミルヒの指揮下、
学園祭で披露していた曲でした。
ロシア生まれの作曲家・ピアニスト・指揮者、
セルゲイ・ヴァシリエヴィチ・ラフマニノフさん(1873~1943)の
代表作品として知られる美しい楽曲です。
主人公の城戸晶(きど・あきら)くんは、
必死にこの大曲のスコアを見つめ、
朝から晩までヴァイオリンの練習に余念がありません。
何故か、と申しますと……
晶くん、ビンボーなんです。
「ふァ?」
「がるるーぐるるる?」(←訳:ネーさ、理論がズレてます!)
いえ、ビンボーがキーポイントなのよ。
晶くん、音楽大学の学生さんなんですが、
授業料が払えず、苦境にあります。
でも!
学校の定期演奏会で演奏されるラフマニノフ2番の演奏メンバー、
それもコンサートマスターに抜擢されれば、
準奨学生の資格を得て、
授業料が免除されるんです!
がんばらなくちゃ!
「うんッ! ちゃんすゥだよッ!」
「がるるっ!」(←訳:ファイトォ!)
けれど、こんな時に限って。
晶くんの周囲にはトラブルが多発いたします。
学校の保管室から、
時価ン億円のストラディバリのチェロが消えた?
密室状態の室内から、どうやって???
「すとらでィばりィ~!?!」
「がるるるー!」(←訳:人類の至宝がー!)
晶くんを援けつつ、
事件の真相究明に挑むのは
『さよならドビュッシー』でも活躍されていたあの御方――
岬洋介(みさき・ようすけ)さん。
さながら《さすらいのピアノ教師》の趣きさえ感じさせる
スナフキンにも似た飄々たる言動は、
名探偵たる証しなのでしょうか?
ドラマチックな展開ゆえに、
この物語を、ベタ過ぎる、と評する御方も居るかもしれません。
でも、これは愛すべきベタ、
意義あるベタなのだとも言えましょう。
エンタ心に満ちたベタ、なのです!
音楽好きさん、
ミステリ好きさんも、
エンタ感度を最大にして、
楽しくお読みくださいな♪
「らふまにのふゥ、ききながらァ~」
「ぐるるるがるる~」(←訳:チャイコフスキーも聞きながら~)
拍手の準備もお忘れなく~♪
「がるがるぐるる~♪」(←訳:ハッピーホリディ~♪)
クリスマスソング、解禁!
でも、大雪どころか、陽射しポカポカな小春日和の東京・多摩地方から、
こんにちは、ネーさです。
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるる!」(←訳:虎です!)
今頃、北極圏にあるサンタさんのお家では、
トナカイのルドルフくんたちが本番に備え、ストレッチに余念がないのでしょうね。
プレゼント満載の橇を引き、全世界を走り回るのは大そうな重労働ですから。
さあ、では、活字マニアの私たちも、
読書という重労働に取り組みましょう!
本日は、こちらを、どうぞ~!
―― おやすみラフマニノフ ――
著者は中山七里さん、’10年10月に発行されました。
このミステリーがすごい!大賞受賞作品『さよならドビュッシー』でデビューした中山さんの、
第2作目となる御本がこちら、ですね。
「ふむふむッ!
ぜんかいィがァ、どびゅッしィー!」
「がるぐるぐるがるー!」(←訳:今回はラフマニノフー!)
はい、題名だけで、
うむむ、これはおそらく……と推測されるミステリ好きさん、
御想像は間違っていませんよ♪
こちらの新作もまた、
音楽が主役!とも言えるミステリー作品です。
「ふァいッ!
テディちゃ、らふまにのふゥ、しッてまスでスゥ!」
「ぐるぐるぐるるがる!」(←訳:ピアノ協奏曲なんだよね!)
ラフマニノフの2番――
分かりやすい例を挙げますと、
映画『アラビアのロレンス』で使われていた名曲ですわね。
それに漫画の『のだめカンタービレ』でも
千秋くんが巨匠ミルヒの指揮下、
学園祭で披露していた曲でした。
ロシア生まれの作曲家・ピアニスト・指揮者、
セルゲイ・ヴァシリエヴィチ・ラフマニノフさん(1873~1943)の
代表作品として知られる美しい楽曲です。
主人公の城戸晶(きど・あきら)くんは、
必死にこの大曲のスコアを見つめ、
朝から晩までヴァイオリンの練習に余念がありません。
何故か、と申しますと……
晶くん、ビンボーなんです。
「ふァ?」
「がるるーぐるるる?」(←訳:ネーさ、理論がズレてます!)
いえ、ビンボーがキーポイントなのよ。
晶くん、音楽大学の学生さんなんですが、
授業料が払えず、苦境にあります。
でも!
学校の定期演奏会で演奏されるラフマニノフ2番の演奏メンバー、
それもコンサートマスターに抜擢されれば、
準奨学生の資格を得て、
授業料が免除されるんです!
がんばらなくちゃ!
「うんッ! ちゃんすゥだよッ!」
「がるるっ!」(←訳:ファイトォ!)
けれど、こんな時に限って。
晶くんの周囲にはトラブルが多発いたします。
学校の保管室から、
時価ン億円のストラディバリのチェロが消えた?
密室状態の室内から、どうやって???
「すとらでィばりィ~!?!」
「がるるるー!」(←訳:人類の至宝がー!)
晶くんを援けつつ、
事件の真相究明に挑むのは
『さよならドビュッシー』でも活躍されていたあの御方――
岬洋介(みさき・ようすけ)さん。
さながら《さすらいのピアノ教師》の趣きさえ感じさせる
スナフキンにも似た飄々たる言動は、
名探偵たる証しなのでしょうか?
ドラマチックな展開ゆえに、
この物語を、ベタ過ぎる、と評する御方も居るかもしれません。
でも、これは愛すべきベタ、
意義あるベタなのだとも言えましょう。
エンタ心に満ちたベタ、なのです!
音楽好きさん、
ミステリ好きさんも、
エンタ感度を最大にして、
楽しくお読みくださいな♪
「らふまにのふゥ、ききながらァ~」
「ぐるるるがるる~」(←訳:チャイコフスキーも聞きながら~)
拍手の準備もお忘れなく~♪