テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

2010年BOOKS総覧!(vol.1)

2010-12-28 23:25:54 | ブックス
 冬至を過ぎ、クリスマスも過ぎて、
 学生さんたちは冬休みに入り、
 2010年も残り数日……
 となれば、やらねばなりますまい!
 2010年に読んだ御本を回顧して、
 BESTな一冊を勝手に表彰しちゃう毎年恒例の私的イベントを!
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでスッ!」
「がるるー!」(←訳:虎ですー!)

 今年もたんまりと、いえ、たくさんの御本を読みました。
 未読の御本も多いので恐縮ではありますが、
 テディちゃとネーさ&虎くん的BESTな作品、
 いざいざ!
 御紹介してまいりましょう!

 先ずは、こちらを、どうぞ~!


 


 BESTにして必須な御本、一冊目は、

 『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』 万城目学さん著!

「わほほほゥ! かのこちゃんッ、だいィすきィ~♪」
「ぐるるるーがるがるがるる!」(←訳:マドレーヌ夫人は虎族の遠い親戚だよ!)

 一度読んだら忘れられない、
 かのこちゃんと、その家族のものがたり。
 熱く!優しく!賢く!愛しく!
 黄金の光が、マドレーヌ夫人の上に、かのこちゃんの上にふりそそぎます。
 ファンタジスタ万城目さん、2010年もやってくださいました♪
 2011年にはどんな新作が??
 
「がるるるーぐる!」(←訳:楽しみだよねー!)
「ではァ、つぎィ、ゆきまスゥ!」


  


 はい、こちらは、

  
  『あんじゅう』 宮部みゆきさん著!

 
 えーと、告白します。
 私ネーさ、泣きました。

「テディちゃもッ!」
「ぐるるるーがるー!」(←訳:ボクも泣いたよー!)

 《三島屋変調百物語》シリーズの第二冊目は、
 前作とはガラリと雰囲気を変えての《百物語》でした。
 ことに、第三話『暗獣』では、
 宮部さんの哲学を凝縮したような、
 怖いけれども、不思議だけれども、
 それ以上に温かな、小さな『妖物(あやかし)』くんの存在が
 読み手の心に残ります……
 そして本当の本当に素晴らしいのが!

「さしえェ、でスッ!」
「ぐるるるぐるがる!」(←訳:南伸坊さんの挿絵!)

 装画・挿絵・装丁を担当された南伸坊さんには
 特別功労賞を差し上げたいわ!
 南さん描く江戸の風物、
 登場人物さんたちの可愛らしさは前代未聞!
 南さんの画筆によって、この物語は
 読むだけに終わらない、
 見ても愉しめる、幸福な御本になりました♪

「なんどォよみかえしてもォ、ないちゃうッ!」
「がるがるるーぐる!」(←訳:何度でも読もうー!)

 この二冊の御本を、まだ読んでいないわ~という活字マニアさんは、
 お正月に、ぜひ!

 他におすすめしたいのは
 『オール・マイ・ラビング』小路幸也さん著!
 『ペンギン・ハイウェイ』森見登美彦さん著!
 『窓の外は向日葵の畑』樋口有介さん著!
 『ロードサイド・クロス』ジェフリー・ディーヴァーさん著!
 いずれも一流のエンタメ作品、
 本屋さんで図書館で、探してみて下さいね! 

「わくわくゥ、どきどきィ、でスよゥ!」
「ぐるぐるがるがるるる♪」(←訳:ハラハラも心ほっこりも♪)

 明日は、アート&コミック部門のBEST☆BOOKを御紹介いたします。
 皆さま、お付き合いのほど、よろしくお願いいたしま~す!
   
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