「こんにちわッ、テディちゃでス!
……ふァ~、もうゥゆきはァ、けッこうゥでス!」
「がるる!ぐるがるぐる~!」(←訳:虎です!早く春よ来い~!)
こんにちは、ネーさです。
明日14日はまた雪の予報が出ていますね。
皆さま、くれぐれも怪我にだけは注意しなくちゃ!と胸に刻んだら、
さあ、今日のところは読書タイムでリラックス!
こちらを、どうぞ~♪
―― ノボさん ――
著者は伊集院静さん、2013年11月に発行されました。
『小説 正岡子規と夏目漱石』と副題が付されています。
「しきさんッ! テディちゃ、しッてるでスよゥ~!」
「ぐるるぐるる!」(←訳:TVで見たよ!)
テディちゃと虎くんが言ってるのは、
たぶんNHKで放送されたドラマ『坂の上の雲』のことね。
司馬遼太郎さんの歴史小説を原作とするドラマ作品は
俳優さんたちの熱演もあって、
大きな反響を呼びました。
けれど、
著者・伊集院さんが
この御本を書こうと思い立ったのは、
実に30年以上も昔の出来事だったそうです。
作家としてデビューする前から、
正岡子規さんは
伊集院さんにとって《憧れのひと》であったとか。
「ふむむゥ! さんじゅうねんのォ~」
「がるる!」(←訳:片思い!)
片恋に身を焦がす伊集院さんが描いたものがたりは、
当然ながら『坂の上の雲』とは
趣きを異にしています。
“時代”や国際情勢が主役、なのではなく。
正岡子規さんという、ひとりの若者。
「しきさんはァ、ゆうめいじんでスッ!」
「ぐるぐるるるるがる!」(←訳:近代文学史上の巨人!)
子規さん御自身は、知りませんでした。
自分がどれほどの影響を
後代の日本の文学に及ぼすことになるのか、
知らぬまま、世を去ります。
1867年10月(慶応3年9月)に生まれ、
1902年(明治35年)9月没。
「たッたのォ、さんじゅうごねんッ!」
「がるるる!」(←訳:短すぎる!)
著者・伊集院さんは
憧れのひとの35年間を、
激情を前面に押し出してではなく、
狂おしく熱い想いは敢えて秘め、
淡々と、とさえ言える筆致で綴りました。
抑えた語りによって、
子規さん、漱石さん、
子規さんの妹・律さんたち、
それぞれの日々、喜びと苦痛が
より精彩を放ちます。
「みんなにィ~あいされたひとォ!」
「ぐるるる、がる、ぐるぐる!」(←訳:子規さん、いえ、ノボさん!)
伊集院さんから正岡子規さんへのラブレターとも思われるこの御本を、
愛を贈るバレンタインの日に読んでみるのは
いかがでしょうか?
女性にも男性にも、おすすめですよ~!
……ふァ~、もうゥゆきはァ、けッこうゥでス!」
「がるる!ぐるがるぐる~!」(←訳:虎です!早く春よ来い~!)
こんにちは、ネーさです。
明日14日はまた雪の予報が出ていますね。
皆さま、くれぐれも怪我にだけは注意しなくちゃ!と胸に刻んだら、
さあ、今日のところは読書タイムでリラックス!
こちらを、どうぞ~♪
―― ノボさん ――
著者は伊集院静さん、2013年11月に発行されました。
『小説 正岡子規と夏目漱石』と副題が付されています。
「しきさんッ! テディちゃ、しッてるでスよゥ~!」
「ぐるるぐるる!」(←訳:TVで見たよ!)
テディちゃと虎くんが言ってるのは、
たぶんNHKで放送されたドラマ『坂の上の雲』のことね。
司馬遼太郎さんの歴史小説を原作とするドラマ作品は
俳優さんたちの熱演もあって、
大きな反響を呼びました。
けれど、
著者・伊集院さんが
この御本を書こうと思い立ったのは、
実に30年以上も昔の出来事だったそうです。
作家としてデビューする前から、
正岡子規さんは
伊集院さんにとって《憧れのひと》であったとか。
「ふむむゥ! さんじゅうねんのォ~」
「がるる!」(←訳:片思い!)
片恋に身を焦がす伊集院さんが描いたものがたりは、
当然ながら『坂の上の雲』とは
趣きを異にしています。
“時代”や国際情勢が主役、なのではなく。
正岡子規さんという、ひとりの若者。
「しきさんはァ、ゆうめいじんでスッ!」
「ぐるぐるるるるがる!」(←訳:近代文学史上の巨人!)
子規さん御自身は、知りませんでした。
自分がどれほどの影響を
後代の日本の文学に及ぼすことになるのか、
知らぬまま、世を去ります。
1867年10月(慶応3年9月)に生まれ、
1902年(明治35年)9月没。
「たッたのォ、さんじゅうごねんッ!」
「がるるる!」(←訳:短すぎる!)
著者・伊集院さんは
憧れのひとの35年間を、
激情を前面に押し出してではなく、
狂おしく熱い想いは敢えて秘め、
淡々と、とさえ言える筆致で綴りました。
抑えた語りによって、
子規さん、漱石さん、
子規さんの妹・律さんたち、
それぞれの日々、喜びと苦痛が
より精彩を放ちます。
「みんなにィ~あいされたひとォ!」
「ぐるるる、がる、ぐるぐる!」(←訳:子規さん、いえ、ノボさん!)
伊集院さんから正岡子規さんへのラブレターとも思われるこの御本を、
愛を贈るバレンタインの日に読んでみるのは
いかがでしょうか?
女性にも男性にも、おすすめですよ~!