「こんにちわゥ、テディちゃでス!
……あッちでェ、ぼこぼこッ!」
「がるる!ぐっるるがるがる!」(←訳:虎です!こっちでぼこぼこ!)
こんにちは、ネーさです。
まだ大きな雪の塊があちこちに残っている、ここ八王子。
足元を注意しながら歩かねばなりません。
本日の読書タイムでも、
“足下要注意!”な一冊を御紹介いたします。
さあ、こちらを、どうぞ~!
―― 『闇学』入門 ――
著者は中野純(なかの・じゅん)さん、2014年1月に発行されました。
『闇を歩く』『東京《夜》散歩』など、
《闇》をテーマとした著作で知られる中野さんの最新作は新書!
ええ、この御本でも語っていただきましょう、《闇》について!
「くァらいぞォ~ッ!」
「ぐるるぅ~!」(←訳:怖いぞぉ~!)
暗くて、足元も見えなくて、
恐怖が背中を這い登ってくる《闇》の世界。
いえ、ですが、皆が皆、
怖~い!と震えている訳ではなさそうです。
著者・中野さんは、
『闇を歩く』が評判になってのち、
《闇歩きガイド》として有料の闇歩きツアーも開始、
気が付けばお仕事の九割以上が
《闇》関連のものになっていた……というのですから、
実は、
《闇》って人気がある!
多くの人からとても注目されている!
のですね。
「くらァ~いィなかをォ、あるくゥ!」
「がっるぐるるがるる!」(←訳:ミッドナイトハイク!)
ほのかな灯火さえ無いような闇の山野を、
しのびやかに、ひっそりと歩く。
ただそれだけのことが、
こんなにも心地よいのは何故だろうか。
中野さんは、日本人を取り囲む《闇》の歴史から
考察を始めます。
《闇》が忌避されるようになったのは、
ごく最近のことじゃないか?
半生記かそこら前には、
ナイトハイクは珍しくなんかなかった。
『月待(つきまち)』という言葉があり、行事がある。
志賀直哉さんには『暗夜行路』という名著がある。
宮沢賢治さんの詩にも、
生徒たちとナイトハイクした様子が描かれている。
比叡山の千日回峰行だって、
夜に行われる修行だ!
「そういわれるとォ~…」
「ぐるるるる!」(←訳:そうだよね!)
《闇》が、
私たちに与えてくれる感覚。
キツい西洋の闇と、
やわらかな日本の闇の対比。
障子紙越しの、淡い光とおぼろな影。
《闇》の恵みを受け取るために、
私たちのご先祖さまたちは
どんな工夫を凝らしたのだろう?
《闇》とは、私たちにとって何なのか?
「ひかりはァ、きれいィだけれどォ~」
「がるぐるる!」(←訳:闇も美しい!)
蛍光灯の眩しい光に疲れちゃったら、
この御本をぜひ!
名ガイド・中野さんに導かれ、
ほっと心安らぐ《闇》の郷(さと)へ
活字マニアの皆さまもお出掛けくださいな~♪
……あッちでェ、ぼこぼこッ!」
「がるる!ぐっるるがるがる!」(←訳:虎です!こっちでぼこぼこ!)
こんにちは、ネーさです。
まだ大きな雪の塊があちこちに残っている、ここ八王子。
足元を注意しながら歩かねばなりません。
本日の読書タイムでも、
“足下要注意!”な一冊を御紹介いたします。
さあ、こちらを、どうぞ~!
―― 『闇学』入門 ――
著者は中野純(なかの・じゅん)さん、2014年1月に発行されました。
『闇を歩く』『東京《夜》散歩』など、
《闇》をテーマとした著作で知られる中野さんの最新作は新書!
ええ、この御本でも語っていただきましょう、《闇》について!
「くァらいぞォ~ッ!」
「ぐるるぅ~!」(←訳:怖いぞぉ~!)
暗くて、足元も見えなくて、
恐怖が背中を這い登ってくる《闇》の世界。
いえ、ですが、皆が皆、
怖~い!と震えている訳ではなさそうです。
著者・中野さんは、
『闇を歩く』が評判になってのち、
《闇歩きガイド》として有料の闇歩きツアーも開始、
気が付けばお仕事の九割以上が
《闇》関連のものになっていた……というのですから、
実は、
《闇》って人気がある!
多くの人からとても注目されている!
のですね。
「くらァ~いィなかをォ、あるくゥ!」
「がっるぐるるがるる!」(←訳:ミッドナイトハイク!)
ほのかな灯火さえ無いような闇の山野を、
しのびやかに、ひっそりと歩く。
ただそれだけのことが、
こんなにも心地よいのは何故だろうか。
中野さんは、日本人を取り囲む《闇》の歴史から
考察を始めます。
《闇》が忌避されるようになったのは、
ごく最近のことじゃないか?
半生記かそこら前には、
ナイトハイクは珍しくなんかなかった。
『月待(つきまち)』という言葉があり、行事がある。
志賀直哉さんには『暗夜行路』という名著がある。
宮沢賢治さんの詩にも、
生徒たちとナイトハイクした様子が描かれている。
比叡山の千日回峰行だって、
夜に行われる修行だ!
「そういわれるとォ~…」
「ぐるるるる!」(←訳:そうだよね!)
《闇》が、
私たちに与えてくれる感覚。
キツい西洋の闇と、
やわらかな日本の闇の対比。
障子紙越しの、淡い光とおぼろな影。
《闇》の恵みを受け取るために、
私たちのご先祖さまたちは
どんな工夫を凝らしたのだろう?
《闇》とは、私たちにとって何なのか?
「ひかりはァ、きれいィだけれどォ~」
「がるぐるる!」(←訳:闇も美しい!)
蛍光灯の眩しい光に疲れちゃったら、
この御本をぜひ!
名ガイド・中野さんに導かれ、
ほっと心安らぐ《闇》の郷(さと)へ
活字マニアの皆さまもお出掛けくださいな~♪