「こんにちわゥ、テディちゃでス!
……よゥ~いッ!」
「がるる!ぐるーるっ!」(←訳:虎です!スタートっ!)
こんにちは、ネーさです。
本日の読書タイムは、
前回記事で御紹介しました映画ネタに続いて、
映画関連のノンフィクション本を、さあ、どうぞ~!
―― もう一度 天気待ち ――
著者は野上照代さん、2014年1月に発行されました。
『監督・黒澤明とともに』と副題が付されたこの御本は、
2001年に刊行された野上さん著『天気待ち――監督黒澤明とともに』に
新たな書き下ろし稿を加えた《決定版!》です。
著者・野上さんは黒澤明さんが
国際的な映画監督として一挙に名を高めた作品『羅生門』(1950)の制作現場に参加し、
以来、黒澤さんの映画作りには欠かせないスタッフとして
数々の名作が生まれる場に立ち会ってきた!という、
映画好きさんにとっては、
「いいなァ~♪♪」
「ぐる!」(←訳:羨望!)
な御方なんですよ。
ノンちゃん、と
黒澤監督から呼ばれていた野上さんのお仕事は、
『記録係』、
近年は『スクリプター』と称される専門的なものでした。
その内容は……
何を撮ったのか、とにかく把握する!といったらよいでしょうか。
映画は、ストーリー順に撮影する訳にはゆきません。
どのシーンをどこでどう撮ったか、
どのテイクに監督はOKを出し、
どのテイクはNGだったか、
俳優さんが喋る台詞の変更、
カットとカットのつなぎにズレが生じていないか――
例えば衣装や小道具、
撮影が長期間に及んだので背景の季節が変わっちゃってないか、
とにかくチェックしてチェックして
チェックしまくります。
「まちがえたらァ~…?」
「がるぐるっ??」(←訳:撮り直しっ??)
「こわっ!」
そんなお仕事ですから、
記録係の野上さんは常に現場に張り付き、
監督さんのすぐ横に控え、
撮影状況のすべてを見守っているんですね。
そうして、見届けてきた中、
この御本で詳しく記されているのは
『用心棒』(1961)
『椿三十郎』(1962)
『天国と地獄』(1963)
『七人の侍』(1954)
などの撮影現場。
「ふァ~、それはァ~くろさわさんのッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:代表作ばかり!)
デジタルではなく“フィルム”の、
日本映画の最盛期を
稀代の名監督とともに過ごした野上さんだからこそ知り得た
《映画》の裏側は、
現代だったら、
「ひゃァ~ッ!」
「がるるっ!」(←訳:マジでっ!)
なエピソードがひしめいています。
『蜘蛛巣城』(1957)の
矢の雨シーン撮影のお話なんて、もう~!
「ぞォッとしたりィ!」
「ぐるぐるがるる!」(←訳:はらはらしたり!)
旧版『天気待ち』を既読した御方も、
新章が追加されたこちらの『もう一度天気待ち』を、
ぜひ手に取ってみてくださいな♪
読了後は、きっと……
「くろさわさんのォ、えいがをォ~」
「がるるぐるるるるぅ!」(←訳:観たくなりますよぅ!)
……よゥ~いッ!」
「がるる!ぐるーるっ!」(←訳:虎です!スタートっ!)
こんにちは、ネーさです。
本日の読書タイムは、
前回記事で御紹介しました映画ネタに続いて、
映画関連のノンフィクション本を、さあ、どうぞ~!
―― もう一度 天気待ち ――
著者は野上照代さん、2014年1月に発行されました。
『監督・黒澤明とともに』と副題が付されたこの御本は、
2001年に刊行された野上さん著『天気待ち――監督黒澤明とともに』に
新たな書き下ろし稿を加えた《決定版!》です。
著者・野上さんは黒澤明さんが
国際的な映画監督として一挙に名を高めた作品『羅生門』(1950)の制作現場に参加し、
以来、黒澤さんの映画作りには欠かせないスタッフとして
数々の名作が生まれる場に立ち会ってきた!という、
映画好きさんにとっては、
「いいなァ~♪♪」
「ぐる!」(←訳:羨望!)
な御方なんですよ。
ノンちゃん、と
黒澤監督から呼ばれていた野上さんのお仕事は、
『記録係』、
近年は『スクリプター』と称される専門的なものでした。
その内容は……
何を撮ったのか、とにかく把握する!といったらよいでしょうか。
映画は、ストーリー順に撮影する訳にはゆきません。
どのシーンをどこでどう撮ったか、
どのテイクに監督はOKを出し、
どのテイクはNGだったか、
俳優さんが喋る台詞の変更、
カットとカットのつなぎにズレが生じていないか――
例えば衣装や小道具、
撮影が長期間に及んだので背景の季節が変わっちゃってないか、
とにかくチェックしてチェックして
チェックしまくります。
「まちがえたらァ~…?」
「がるぐるっ??」(←訳:撮り直しっ??)
「こわっ!」
そんなお仕事ですから、
記録係の野上さんは常に現場に張り付き、
監督さんのすぐ横に控え、
撮影状況のすべてを見守っているんですね。
そうして、見届けてきた中、
この御本で詳しく記されているのは
『用心棒』(1961)
『椿三十郎』(1962)
『天国と地獄』(1963)
『七人の侍』(1954)
などの撮影現場。
「ふァ~、それはァ~くろさわさんのッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:代表作ばかり!)
デジタルではなく“フィルム”の、
日本映画の最盛期を
稀代の名監督とともに過ごした野上さんだからこそ知り得た
《映画》の裏側は、
現代だったら、
「ひゃァ~ッ!」
「がるるっ!」(←訳:マジでっ!)
なエピソードがひしめいています。
『蜘蛛巣城』(1957)の
矢の雨シーン撮影のお話なんて、もう~!
「ぞォッとしたりィ!」
「ぐるぐるがるる!」(←訳:はらはらしたり!)
旧版『天気待ち』を既読した御方も、
新章が追加されたこちらの『もう一度天気待ち』を、
ぜひ手に取ってみてくださいな♪
読了後は、きっと……
「くろさわさんのォ、えいがをォ~」
「がるるぐるるるるぅ!」(←訳:観たくなりますよぅ!)