「こんにちわッ、テディちゃでス!
はるのォ、はじまりィはッ?」
「がるる!ぐるぐるるがるるるる!」(←訳:虎です!春は黄色から始まります!)
こんにちは、ネーさです。
春は黄色から始まる、というのは
“お花”のことだそうですよ。
新年の福寿草、そして蠟梅の黄色、菜の花……と続くんですって。
では、文化や文明は?
その答えは、本日の読書タイムで、さあ、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/c1/384aa3a0b7a5ab67ebd6e47c44f274c5.jpg)
―― 図説 世界史を変えた50の鉄道 ――
著者はビル・ローズさん、原著は2013年に、日本語版は2014年2月に発行されました。
英語原題は『Fifty Railways that changed the course of History』。
「あはァ! てつどうゥ!」
「ぐるるがっるる!」(←訳:列車がいっぱい!)
この御本は、
英国を中心に活躍するジャーナリストである著者・ローズさんによる
鉄道の歴史……
というよりは、
近代史を新たな視点から見つめ直した作品、と御紹介すべきでしょうか。
ですから、
いわゆる《鉄道図鑑》を期待する方々は
ちょっと拍子抜けしちゃうかもしれませんが、
力作です!
「ぶあついィ!」
「がるっ!」(←訳:大判っ!)
鉄道の歴史は、近代の歴史そのものです。
著者・ローズさんは
『世界史を変えた50の鉄道』の最初の鉄道として
英国ウェールズの
マーサーティドフィル鉄道を選びました。
時代は、1804年!
鉱山エンジニアのリチャード・トレヴィシックさんが開発した蒸気機関車
ペニダレン号は、
その後に続く機関車たちの先駆けとなりました。
「にひゃくねんもォ、まえッ!」
「ぐるぐるがる!」(←訳:産業革命開幕!)
乗合馬車に変わる鉄の馬車として、
鉱山や田園地帯から物資を運ぶ輸送手段として、
英国で生まれた鉄道は
たちまち世界へと羽ばたきます。
ベルギーへ!
バイエルン(現ドイツ)へ!
フランスはパリへ!
ロシアへ!
キューバへ!
「きゅーばッ??」
「がるぐる!」(←訳:意外だあ!)
カマグエイ=ヌエビタス鉄道がキューバの地を走ったのは1837年のこと。
これが、
“ラテンアメリカでの大量高速輸送機関の第一号”ですって!
そうして、
1863年には英国の首都ロンドンの地面の下を
メトロポリタン鉄道が走り始めます。
「ちかてつゥ、でスねッ!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:150年も前に!)
鉄道網によって切り拓かれてゆく広大な平原、山々。
喜ばしい開拓もあれば、
危険と背中合わせの鉄路、
絶望に直結する線路もありました。
ポーランドのアウシュビッツ分岐線が何を意味したか、
ビルマ(タイ)のビルマ=シャム鉄道がもたらした悲しみ……
著者・ローズさんは、ときに重くしんみりと
筆を進めます。
「どうかァ、これからはァ~」
「がるるるぐるる!」(←訳:善きものだけを!)
20世紀後半に入れば、
蒸気機関車から超特急の時代へ。
東海道新幹線(1964年)や
フランスのTGV(1981年)も産声を上げてますよ♪
御本のラスト、50番目に登場するのは……
欧州人が何百年も前から夢見た、
英国と大陸をつなげる、あの――
「あれでスかッ♪」
「ぐっるるぅ~!」(←訳:やっぱりぃ~!)
伝えること、運ぶこと、届けることが文化の始まりの一面であるなら、
鉄道はその大きな担い手でした。
鉄道ファンさんにも
歴史マニアさんにもおすすめのこの御本、
図版も豊富に掲載されています。
ぜひ一読を~!
はるのォ、はじまりィはッ?」
「がるる!ぐるぐるるがるるるる!」(←訳:虎です!春は黄色から始まります!)
こんにちは、ネーさです。
春は黄色から始まる、というのは
“お花”のことだそうですよ。
新年の福寿草、そして蠟梅の黄色、菜の花……と続くんですって。
では、文化や文明は?
その答えは、本日の読書タイムで、さあ、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/c1/384aa3a0b7a5ab67ebd6e47c44f274c5.jpg)
―― 図説 世界史を変えた50の鉄道 ――
著者はビル・ローズさん、原著は2013年に、日本語版は2014年2月に発行されました。
英語原題は『Fifty Railways that changed the course of History』。
「あはァ! てつどうゥ!」
「ぐるるがっるる!」(←訳:列車がいっぱい!)
この御本は、
英国を中心に活躍するジャーナリストである著者・ローズさんによる
鉄道の歴史……
というよりは、
近代史を新たな視点から見つめ直した作品、と御紹介すべきでしょうか。
ですから、
いわゆる《鉄道図鑑》を期待する方々は
ちょっと拍子抜けしちゃうかもしれませんが、
力作です!
「ぶあついィ!」
「がるっ!」(←訳:大判っ!)
鉄道の歴史は、近代の歴史そのものです。
著者・ローズさんは
『世界史を変えた50の鉄道』の最初の鉄道として
英国ウェールズの
マーサーティドフィル鉄道を選びました。
時代は、1804年!
鉱山エンジニアのリチャード・トレヴィシックさんが開発した蒸気機関車
ペニダレン号は、
その後に続く機関車たちの先駆けとなりました。
「にひゃくねんもォ、まえッ!」
「ぐるぐるがる!」(←訳:産業革命開幕!)
乗合馬車に変わる鉄の馬車として、
鉱山や田園地帯から物資を運ぶ輸送手段として、
英国で生まれた鉄道は
たちまち世界へと羽ばたきます。
ベルギーへ!
バイエルン(現ドイツ)へ!
フランスはパリへ!
ロシアへ!
キューバへ!
「きゅーばッ??」
「がるぐる!」(←訳:意外だあ!)
カマグエイ=ヌエビタス鉄道がキューバの地を走ったのは1837年のこと。
これが、
“ラテンアメリカでの大量高速輸送機関の第一号”ですって!
そうして、
1863年には英国の首都ロンドンの地面の下を
メトロポリタン鉄道が走り始めます。
「ちかてつゥ、でスねッ!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:150年も前に!)
鉄道網によって切り拓かれてゆく広大な平原、山々。
喜ばしい開拓もあれば、
危険と背中合わせの鉄路、
絶望に直結する線路もありました。
ポーランドのアウシュビッツ分岐線が何を意味したか、
ビルマ(タイ)のビルマ=シャム鉄道がもたらした悲しみ……
著者・ローズさんは、ときに重くしんみりと
筆を進めます。
「どうかァ、これからはァ~」
「がるるるぐるる!」(←訳:善きものだけを!)
20世紀後半に入れば、
蒸気機関車から超特急の時代へ。
東海道新幹線(1964年)や
フランスのTGV(1981年)も産声を上げてますよ♪
御本のラスト、50番目に登場するのは……
欧州人が何百年も前から夢見た、
英国と大陸をつなげる、あの――
「あれでスかッ♪」
「ぐっるるぅ~!」(←訳:やっぱりぃ~!)
伝えること、運ぶこと、届けることが文化の始まりの一面であるなら、
鉄道はその大きな担い手でした。
鉄道ファンさんにも
歴史マニアさんにもおすすめのこの御本、
図版も豊富に掲載されています。
ぜひ一読を~!