「こんにちわッ、テディちゃでェ~ス!
きょうはァ、しゅくじつゥ!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!文化の日だね!)
こんにちは、ネーさです。
そうね、文化の日!……に御紹介する一冊は、
しぶ~い、しかし、とびきりの意欲作ですよ!
さあ、こちらを、どうぞ~♪
―― 壁と孔雀 ――
著者は小路幸也(しょうじ・ゆきや)さん、2014年8月に発行されました。
《東京バンドワゴン》シリーズで大人気の著者・小路さんの新作は……
いやー、私ネーさ、何の予備知識もなく読み始めて、ビックリです!
「ふァ? なににィ、びくりッ?」
「ぐるるがっるる?」(←訳:どこにビックリ?)
主人公にして語り手の“俺”は、
珍しい職業に就いています。
警視庁警備部警護課警護第五係に所属する警察官さん――
手短にいいますと、
要人警護を専門とする、SP。
それが、土壁英朗(つちかべ・ひでお)さんの
お仕事なのでした。
「ひゃゥ! それはァ、たしかにィ~」
「ぐるるがるる!」(←訳:レアなお仕事!)
珍しい、ってだけならよかったんですけど。
土壁さん、テロリストに襲われた警護対象の要人を庇い、
負傷してしまいました。
不幸中の幸いであったことに、
生命にかかわる大怪我ではなく、
いまはもう、退院して、リハビリも開始。
ただ、本格的な仕事復帰は、まだ先です。
「ならばッ、きゅうかッ♪」
「がるぐるがる!」(←訳:有給休暇申請!)
不意に降って湧いたようなこのお休みを、
どう使おうか?
考えた末、土壁さんは北海道行きの飛行機に乗り込みました。
母親の、墓参り――
父と別れて去った母、
再会することもないまま、
数年前に亡くなった母のお墓参りをしようか。
そんな思いに動かされて到着した町の名は、
来津平町(らいつびらちょう)。
「ふむむゥ? ききおぼえェ、あるようなッ?」
「ぐるるるる~?」(←訳:らいつびら~?)
私ネーさ、ここでポカ~ンです。
はぁ? 来津平? らいつびら?
らいつびる……ライツヴィル?
エラリー・クイーンさんの、ライツヴィル?!?
「おおォ!くいーんさんッ!」
「がっるるぅ!」(←訳:そっちかぁ!)
米国ミステリー界の巨匠エラリー・クイーンさんは
NYとモントリオールの間のどこかにあ町ライツヴィルを舞台に、
長編、短編、幾つもの作品を著しました。
そのライツヴィルとよく似た名前の町が登場するのは、
もちろん偶然……なワケありません!
着いて早々、土壁さんの身に襲いくる不審な出来事。
町の人々の土壁さんを見る意味有りげな視線。
あらためて思い至る、母の死因への疑問。
トリックではなく、
ロジックが鍵となるミステリアスストーリーの真相は?
「あめりかふうゥのォ、みすてりィ?」
「ぐるーるぅ!」(←訳:ユニークゥ!)
根っからのクイーンさんファンの方々は、
大歓迎するでしょうか?
それとも異議あり!と拳を突き上げるでしょうか?
ミステリ好きさんは、ぜひ御自身の目で確認を!
(私ネーさはニヤニヤしながら読みました♪)
きょうはァ、しゅくじつゥ!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!文化の日だね!)
こんにちは、ネーさです。
そうね、文化の日!……に御紹介する一冊は、
しぶ~い、しかし、とびきりの意欲作ですよ!
さあ、こちらを、どうぞ~♪
―― 壁と孔雀 ――
著者は小路幸也(しょうじ・ゆきや)さん、2014年8月に発行されました。
《東京バンドワゴン》シリーズで大人気の著者・小路さんの新作は……
いやー、私ネーさ、何の予備知識もなく読み始めて、ビックリです!
「ふァ? なににィ、びくりッ?」
「ぐるるがっるる?」(←訳:どこにビックリ?)
主人公にして語り手の“俺”は、
珍しい職業に就いています。
警視庁警備部警護課警護第五係に所属する警察官さん――
手短にいいますと、
要人警護を専門とする、SP。
それが、土壁英朗(つちかべ・ひでお)さんの
お仕事なのでした。
「ひゃゥ! それはァ、たしかにィ~」
「ぐるるがるる!」(←訳:レアなお仕事!)
珍しい、ってだけならよかったんですけど。
土壁さん、テロリストに襲われた警護対象の要人を庇い、
負傷してしまいました。
不幸中の幸いであったことに、
生命にかかわる大怪我ではなく、
いまはもう、退院して、リハビリも開始。
ただ、本格的な仕事復帰は、まだ先です。
「ならばッ、きゅうかッ♪」
「がるぐるがる!」(←訳:有給休暇申請!)
不意に降って湧いたようなこのお休みを、
どう使おうか?
考えた末、土壁さんは北海道行きの飛行機に乗り込みました。
母親の、墓参り――
父と別れて去った母、
再会することもないまま、
数年前に亡くなった母のお墓参りをしようか。
そんな思いに動かされて到着した町の名は、
来津平町(らいつびらちょう)。
「ふむむゥ? ききおぼえェ、あるようなッ?」
「ぐるるるる~?」(←訳:らいつびら~?)
私ネーさ、ここでポカ~ンです。
はぁ? 来津平? らいつびら?
らいつびる……ライツヴィル?
エラリー・クイーンさんの、ライツヴィル?!?
「おおォ!くいーんさんッ!」
「がっるるぅ!」(←訳:そっちかぁ!)
米国ミステリー界の巨匠エラリー・クイーンさんは
NYとモントリオールの間のどこかにあ町ライツヴィルを舞台に、
長編、短編、幾つもの作品を著しました。
そのライツヴィルとよく似た名前の町が登場するのは、
もちろん偶然……なワケありません!
着いて早々、土壁さんの身に襲いくる不審な出来事。
町の人々の土壁さんを見る意味有りげな視線。
あらためて思い至る、母の死因への疑問。
トリックではなく、
ロジックが鍵となるミステリアスストーリーの真相は?
「あめりかふうゥのォ、みすてりィ?」
「ぐるーるぅ!」(←訳:ユニークゥ!)
根っからのクイーンさんファンの方々は、
大歓迎するでしょうか?
それとも異議あり!と拳を突き上げるでしょうか?
ミステリ好きさんは、ぜひ御自身の目で確認を!
(私ネーさはニヤニヤしながら読みました♪)