テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

見開こう、科学の瞳。

2014-11-10 21:25:03 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 いちばんのォにんきィはァ、やぱーりィ!」
「がるる!ぐるるぅるるがるぅる!」(→訳:虎です!ジバニャンでしょう!)

  

 こんにちは、ネーさです。
 今日11月10日の、一の酉でしたが、
 綿菓子のお店で目立って人気なのは、↑のキャラクターちゃん♪
 うふふ♪やっぱりね♪とニヤつきながら、
 さあ、本日の読書タイムは、こちらを、どうぞ~!

  



           ―― 化学探偵Mr.キュリー 2 ――



 著者は喜多喜久(きた・よしひさ)さん、2014年7月に発行されました。
 第一作『化学探偵Mr.キュリー』に続くシリーズ第二作です。

「せんせいィはァ、かがくしゃッ!」
「ぐるるる!」(←訳:化学の!)

 ええ、そうです。
 科学じゃなくて、化学の先生。
 この御本で、探偵さ~ん!と呼んだら振り返ってくれるのは、
 四宮大学理学部化学科の准教授、
 沖野春彦(おきの・はるひこ)さん。

 もっとも、沖野さん御本人は断固否定するかもしれません。
 
   俺は探偵なんかじゃないぞ!
   毎度巻き込まれてるだけだー!

 ってね。

「しかたァありませんでス!」
「がるるぐるるる!」(←訳:お役目ですから!)

 いったいどうした経緯でか、
 沖野先生、就任してしまったのでした。

 コンプライアンス委員という、やっかいな役職に。

「だいがくのォ、へいわはァ~!」
「ぐるるるるがるる!」(←訳:沖野先生に任せろ!)

 四宮(しのみや)大学の内部で
 教職員が不正行為をしている!なんていう告発が為されたなら、
 コンプライアンス委員の沖野先生の出番です。

 いえ、教職員の不正とはまったく無関係のトラブルでも、
 沖野先生の出番なのです。

 大学事務局に持ち込まれる奇妙な相談に対応するのは、
 庶務課の新人職員、
 七瀬舞衣(ななせ・まい)さん。

「しんじんおねえさんはぁ~、こわいものォなしィ!」
「がるるるぐるがる!」(←訳:化学科へ突進です!)

 化学絡みの不思議な出来事の解明に、
 沖野先生は使える!
 いや、解明に知恵とチカラを貸してくださる!
 と知った七瀬さんは、
 沖野先生の《先進化学研究室》のドアを叩きます。

 先生!
 炎の魔法って、どうやるんですか?
 きゃあ!脅迫状が来ました!
 あのぅ、人魂の正体って何ですか?

「……だいがくッてェ~…」
「…ぐるるるるがるぅ~…」(←訳:…たいへんな所だぁ~…)

 短編5作品から成る連作ミステリ集は、
 化学オンチの私ネーさにも楽しく読めましたから、
 完全文化系の活字マニアさんも御安心を♪

 前回記事では
 元気になれるコミック作品『高台家の人々』を御紹介しましたが、
 この御本も、キャラさんたちのエネルギーが
 読み手に元気を運んできてくれますよ。
 ぜひ、一読を~♪

「♪ぼくらはァ、みんなァ~♪」
「がるるるぐる!」(←訳:科学の子です!)




コメント
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