「こんにちわッ、テディちゃでス!
♪るるるゥ~♪とわァいらいとォ~ぞォ~んッ♪」
「がるる!♪ぐるるるる~♪」(←訳:虎です!♪ウルトラQ~♪)
こんにちは、ネーさです。
いえ、違いますよ。
トワイライトゾーンやウルトラQ、或いはトンデモ本の世界じゃありません。
本日の読書タイムで御紹介いたしますのは、
あくまで真面目なノンフィクション作品なんですから。
さあ、こちらを、どうぞ~!
―― 世界陰謀全史 ――
著者は海野弘(うんの・ひろし)さん、2014年10月に発行されました。
この御本に頻繁に登場するキーワードは、
フリーメイソン、テンプル騎士団、錬金術、オカルティズム、
そして大陰謀時代……
「ひゃわゥ! おどろおどろしいィ!」
「ぐるぅ!」(←訳:恐怖ぅ!)
現在、大きな書店さんに行くと、ありますね、
“陰謀本”のコーナーが。
○○事件は△△の陰謀である、
××の黒幕は◆◆だ!
といった、社会の動きを“策略の因果”として捉えてしまう書物が。
「うむッ、ありまスねッ!」
「がるるぐるる!」(←訳:派手な表紙の!)
この御本で著者・海野さんは
冷静に、《陰謀の歴史》を考察してゆきます。
徒党を組んではかりごとを巡らせる人たち――
いわゆる《秘密結社》なるモノは
いつから存在したのだろう?
(本当にある、んだろうか?)
《秘密》なんだから人に知られるはずがないモノが、
どうして世に広まってしまったんだろう?
「そういわれればァ~」
「ぐるるるっ?」(←訳:そうだねっ?)
陰謀論多数ある中で最もポピュラーなのは
フリーメイソンとテンプル騎士団と薔薇十字団だろうか、と
海野さんは御本の本分冒頭で記しています。
十字軍の歴史、それはすなわち、西洋宗教史のメインストリーム。
キリスト教の拡大と変遷の歴史である、とも言えます。
聖地巡礼が盛んになるにつれ、
肥大してゆくテンプル騎士団。
しかし、繁栄した組織は、やがて崩壊する……
「へいけものがたりィ、みたいィ!」
「がるるるるぐるる!」(←訳:盛者必衰の理です!)
滅びてしまったモノを、
偲び、惜しむのは、人間の悪い(良い?)クセでしょうか。
19世紀末に流行ったオカルティズムや心霊主義。
ナチスが利用した古代神話。
財閥による世界支配論。
ニューエイジ、カルト、反カルト。
そこに何もなくとも、
人間の目は関連性を探してしまう。
偶然よりも必然を求めてしまう。
ヒトが、《見たい》と思っているモノの歴史。
著者・海野さんが静かに睨み据えているのは、
そういった“陰謀への欲望”、
“願望の歴史”です。
「どこまでェ、ほんとうなのかァ?」
「ぐるがるるぐるるるる!」(←訳:もう誰にも分からない!)
私ネーさ的には、
W・B・イェイツさんについての章、
ユングさんについての章が面白かったです♪
フロイトさんとユングさんの対立構造がようやく解った!と
感心させられました。
ちょっとヘヴィな、
陰謀なんてモノに興味がない方々には???な御本ですが、
歴史大好きな活字マニアさんには
おすすめですよ。
「おうごんをォ、つくりだそうッ!」
「がるるぐるるがる!」(←訳:魔法でチチンプイ!)
魔法学校も一種の秘密結社ですね。
錬金術好きな御方も、一読してみてくださいな♪
♪るるるゥ~♪とわァいらいとォ~ぞォ~んッ♪」
「がるる!♪ぐるるるる~♪」(←訳:虎です!♪ウルトラQ~♪)
こんにちは、ネーさです。
いえ、違いますよ。
トワイライトゾーンやウルトラQ、或いはトンデモ本の世界じゃありません。
本日の読書タイムで御紹介いたしますのは、
あくまで真面目なノンフィクション作品なんですから。
さあ、こちらを、どうぞ~!
―― 世界陰謀全史 ――
著者は海野弘(うんの・ひろし)さん、2014年10月に発行されました。
この御本に頻繁に登場するキーワードは、
フリーメイソン、テンプル騎士団、錬金術、オカルティズム、
そして大陰謀時代……
「ひゃわゥ! おどろおどろしいィ!」
「ぐるぅ!」(←訳:恐怖ぅ!)
現在、大きな書店さんに行くと、ありますね、
“陰謀本”のコーナーが。
○○事件は△△の陰謀である、
××の黒幕は◆◆だ!
といった、社会の動きを“策略の因果”として捉えてしまう書物が。
「うむッ、ありまスねッ!」
「がるるぐるる!」(←訳:派手な表紙の!)
この御本で著者・海野さんは
冷静に、《陰謀の歴史》を考察してゆきます。
徒党を組んではかりごとを巡らせる人たち――
いわゆる《秘密結社》なるモノは
いつから存在したのだろう?
(本当にある、んだろうか?)
《秘密》なんだから人に知られるはずがないモノが、
どうして世に広まってしまったんだろう?
「そういわれればァ~」
「ぐるるるっ?」(←訳:そうだねっ?)
陰謀論多数ある中で最もポピュラーなのは
フリーメイソンとテンプル騎士団と薔薇十字団だろうか、と
海野さんは御本の本分冒頭で記しています。
十字軍の歴史、それはすなわち、西洋宗教史のメインストリーム。
キリスト教の拡大と変遷の歴史である、とも言えます。
聖地巡礼が盛んになるにつれ、
肥大してゆくテンプル騎士団。
しかし、繁栄した組織は、やがて崩壊する……
「へいけものがたりィ、みたいィ!」
「がるるるるぐるる!」(←訳:盛者必衰の理です!)
滅びてしまったモノを、
偲び、惜しむのは、人間の悪い(良い?)クセでしょうか。
19世紀末に流行ったオカルティズムや心霊主義。
ナチスが利用した古代神話。
財閥による世界支配論。
ニューエイジ、カルト、反カルト。
そこに何もなくとも、
人間の目は関連性を探してしまう。
偶然よりも必然を求めてしまう。
ヒトが、《見たい》と思っているモノの歴史。
著者・海野さんが静かに睨み据えているのは、
そういった“陰謀への欲望”、
“願望の歴史”です。
「どこまでェ、ほんとうなのかァ?」
「ぐるがるるぐるるるる!」(←訳:もう誰にも分からない!)
私ネーさ的には、
W・B・イェイツさんについての章、
ユングさんについての章が面白かったです♪
フロイトさんとユングさんの対立構造がようやく解った!と
感心させられました。
ちょっとヘヴィな、
陰謀なんてモノに興味がない方々には???な御本ですが、
歴史大好きな活字マニアさんには
おすすめですよ。
「おうごんをォ、つくりだそうッ!」
「がるるぐるるがる!」(←訳:魔法でチチンプイ!)
魔法学校も一種の秘密結社ですね。
錬金術好きな御方も、一読してみてくださいな♪