テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

犬好きさんは、爆笑必至!

2014-11-13 21:33:33 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きょうもォ、わんこがァきたぞォ!」
「がるる!ぐっるるるがるる!」(←訳:虎です!ビックリのワンコ!)

 こんにちは、ネーさです。
 前々回の読書タイムで御紹介しましたのは、
 ジャーマンシェパードのマギーちゃんが主役の(誰が何と言おうと主役です!)
 ロバート・クレイスさん著『容疑者』でした。
 そして今回もまた、ワンコが主役の御本を、さあ、どうぞ~♪

  



         ―― Wonderful Story ワンダフルストーリー ――



 著者は収録順に、
 伊坂幸犬郎(またの名を伊坂幸太郎)さん、
 犬崎梢(またの名を大崎梢)さん、
 木下半犬(またの名を木下半太)さん、
 横関犬(またの名を横関大)さん、
 貫井ドッグ郎(またの名を貫井徳郎)さん、
 2014年10月に発行されました。

 どうです、このフザケっぷり~♪

「むむむゥ! おなまえがァ~」
「ぐるがっるる!」(←訳:犬になってる!)

 人気作家さんたちが、
 本来の名をかなぐり捨てて仮の名をまとい(真の名をさらし?)、
 がぶりと、いえ、ガッチリ四つに取り組んだのは、
 御本の題名からもお判りですよね、
 わんわん!
 ならぬ《ワン(ダフル)》なものがたり。

 ええ、そうです。
 5人の作家さんによる5編の短編、
 そのいずれにも、
 ワンコ――犬が重要極まる役どころで登場しますよ♪

 ……登場っていうより、
 見方によっては、
 支配してる、ってレベルですけれど。

「しゅやくゥいじょうのォ、そんざいかんッ!」
「がるるる!」(←訳:だよねえ!)

 御本冒頭に収録されている伊坂幸犬郎さんの
 『イヌゲンソーゴ』が
 いかにも“序盤からやってくれるわね!”な感じです♪
 テクニカルなワンコパンチで、
 大笑い&苦笑いしつつも、
 読み手は引き込まれてしまうのです、あの幸犬郎ワールドへ。

「うひゃひゃゥ♪」
「ぐるるっ♪」

 続く、犬崎梢さんはふんわりと。
 木下半犬さんはノワールかつハードボイルドに。
 横関犬さんはしっとりと。
 貫井ドッグ郎さんは……ふっふっふっ♪

 どの作品もミステリ仕立てになっておりますので、
 詳しいストーリーは明かせませんが、
 動物好きさん・ワンコ好きさんはもちろんのこと、
 ミステリ好きさんのお気に召すことも疑いなし!です。

 貴方のココロをトリコにするのは、
 賢いワンコ?
 血統書ワンコ?
 どんなワンコが出て来るのか、
 それも楽しみに読んでみてくださいね。

「かいせつもォ、おおわらいィ♪」
「がるるぐる!」(←訳:愉快で豪快!)

 御本の誕生秘話がバラされちゃってる
 友清哲さんによる巻末の解説も、
 お読み逃しなく♪

「わんだふるわ~るどォ、だいにだんッ!」
「がるるる~る!」(←訳:熱望してま~す!)



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