「こんにちわッ、テディちゃでス!
しゃくねつのォ、おまつりィ~でしたでス!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!ある意味伝説!)
こんにちは、ネーさです。
あまりにも暑過ぎるため、
幾つかのイベントが中止されてしまった八王子まつり……
どうか来年はみんなが心地よく楽しめますように、
日本に、世界中に“平均的な夏”が訪れますように、と
全力で祈願しながら、
本日の読書タイムは……
あらったいへん、
熱い研究者さんによる熱いノンフィクションだわ!
皆さま、冷却シートを額に貼って、
こちらの御本を、さあ、どうぞ~♪
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―― バッタを倒しにアフリカへ ――
著者は前野ウルド浩太郎さん、2017年5月に発行されました。
えーと、御本の裏表紙には、
『ホントはバッタに喰われにアフリカへ』と記載されておりますが……?
「ふァ~? あふりかァ!」
「ぐるがるるるぐる!」(←訳:またアツい所だね!)
あっつ~いアフリカ大陸へ、
著者・前野さんは何をしに行くのか。
御本の表紙写真を見れば見当がつくやもしれません、
ええ、日焼けのためじゃなくてね、
コスプレをしに行くのです!
そう、非常に深い意義を持つコスプレのために。
「ううゥ? ばッたのォ、ふりィをするゥためッ?」
「がるるぐるるる?」(←訳:笑いを取るため?)
前野さんの研究対象は、
バッタ。
バッタについての知識を貯え、論じ、
研究論文を書いて博士号を得ても、
或る日、ふと気付いたのは。
日本では
ほとんどバッタによる被害がない。
つまり、バッタ研究の必要性も低い――
「むむゥ~、それは~…」
「ぐるるるるるるがるるるるる?」(←訳:嬉しくもあり悲しくもあり?)
ならば、と。
意を決した前野さん、
“本場”へ赴くことにいたしました。
バッタによる被害の、本場。
それはアフリカ大陸。
そしてアフリカの西の端、
大西洋に面する
モーリタニア・イスラム共和国で、
バッタに被害を受けた土地をこの眼で見、
この手で触れて、
バッタ研究を究め、
もちろんバッタ対策をも確立させてやろうじゃないか!
「おおッ! きゃッこいいィ!」
「がるる!」(←訳:やるね!)
なれど。
前野さんのアフリカ到着を待っていたのは。
バッタなし、の報。
「えッ? なしィ??」
「ぐっるがるるる?」(←訳:バッタいないの?)
モーリタリニアでは、
前野さんの研究に協力してくれる機関もあり、
人間関係にも恵まれていたのですが、
いかんせん、バッタなしでは
研究データを得られません。
そして、困っている前野さんに、
またしても凶報が。
……収入が、ゼロに……。
「だだだッ、だいィぴんちィ!」
「ががががるるるる?」(←訳:どどどどうするの?)
起死回生の手立てはあるのでしょうか。
前野さんに、明るい明日は来るのでしょうか。
何より、子どもの頃から前野さんが望んで止まなかった
バッタとの直接対決は?
「がんばれッ、まえのさんッ!」
「ぐるるるるー!」(←訳:負けないでー!)
冗談めかした、飄々たる語り口。
自虐も辞さない、しなやかな視線と分析。
それでいて、秘めた覚悟の強さ。
喰うか、喰われるか。
屈するか、立ち向かうか。
前野さんと、
すべての《研究者》さんたちを応援したくなる
破調破格のノンフィクション作品、
どうか皆さま、ぜひ一読を♪
しゃくねつのォ、おまつりィ~でしたでス!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!ある意味伝説!)
こんにちは、ネーさです。
あまりにも暑過ぎるため、
幾つかのイベントが中止されてしまった八王子まつり……
どうか来年はみんなが心地よく楽しめますように、
日本に、世界中に“平均的な夏”が訪れますように、と
全力で祈願しながら、
本日の読書タイムは……
あらったいへん、
熱い研究者さんによる熱いノンフィクションだわ!
皆さま、冷却シートを額に貼って、
こちらの御本を、さあ、どうぞ~♪

―― バッタを倒しにアフリカへ ――
著者は前野ウルド浩太郎さん、2017年5月に発行されました。
えーと、御本の裏表紙には、
『ホントはバッタに喰われにアフリカへ』と記載されておりますが……?
「ふァ~? あふりかァ!」
「ぐるがるるるぐる!」(←訳:またアツい所だね!)
あっつ~いアフリカ大陸へ、
著者・前野さんは何をしに行くのか。
御本の表紙写真を見れば見当がつくやもしれません、
ええ、日焼けのためじゃなくてね、
コスプレをしに行くのです!
そう、非常に深い意義を持つコスプレのために。
「ううゥ? ばッたのォ、ふりィをするゥためッ?」
「がるるぐるるる?」(←訳:笑いを取るため?)
前野さんの研究対象は、
バッタ。
バッタについての知識を貯え、論じ、
研究論文を書いて博士号を得ても、
或る日、ふと気付いたのは。
日本では
ほとんどバッタによる被害がない。
つまり、バッタ研究の必要性も低い――
「むむゥ~、それは~…」
「ぐるるるるるるがるるるるる?」(←訳:嬉しくもあり悲しくもあり?)
ならば、と。
意を決した前野さん、
“本場”へ赴くことにいたしました。
バッタによる被害の、本場。
それはアフリカ大陸。
そしてアフリカの西の端、
大西洋に面する
モーリタニア・イスラム共和国で、
バッタに被害を受けた土地をこの眼で見、
この手で触れて、
バッタ研究を究め、
もちろんバッタ対策をも確立させてやろうじゃないか!
「おおッ! きゃッこいいィ!」
「がるる!」(←訳:やるね!)
なれど。
前野さんのアフリカ到着を待っていたのは。
バッタなし、の報。
「えッ? なしィ??」
「ぐっるがるるる?」(←訳:バッタいないの?)
モーリタリニアでは、
前野さんの研究に協力してくれる機関もあり、
人間関係にも恵まれていたのですが、
いかんせん、バッタなしでは
研究データを得られません。
そして、困っている前野さんに、
またしても凶報が。
……収入が、ゼロに……。
「だだだッ、だいィぴんちィ!」
「ががががるるるる?」(←訳:どどどどうするの?)
起死回生の手立てはあるのでしょうか。
前野さんに、明るい明日は来るのでしょうか。
何より、子どもの頃から前野さんが望んで止まなかった
バッタとの直接対決は?
「がんばれッ、まえのさんッ!」
「ぐるるるるー!」(←訳:負けないでー!)
冗談めかした、飄々たる語り口。
自虐も辞さない、しなやかな視線と分析。
それでいて、秘めた覚悟の強さ。
喰うか、喰われるか。
屈するか、立ち向かうか。
前野さんと、
すべての《研究者》さんたちを応援したくなる
破調破格のノンフィクション作品、
どうか皆さま、ぜひ一読を♪