「こんにちわゥ、テディちゃでッス!
ひゃァッ! ていでんッ!」
「がるる!ぐるるぅ!」(←訳:虎です!雷鳴がぁ!)
こんにちは、ネーさです。
ゲリラ豪雨が原因と思われる停電により、
プチパニック状態の我が家でしたが、
なんとか電気が復旧、PCも復活しましたので、
少々時間が遅くなっても、
はい、やります読書タイム!
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― ポール・クローデルの日本 ――
著者は中條忍(ちゅうじょう・しのぶ)さん、
2018年1月に発行されました。
『《詩人大使》が見た大正』と副題が付されています。
ポール・クローデルさん(1868~1955)
と耳にして、
文学好きな御方は、
ああ、あの詩人の!
アート好きな御方は、
ああ、カミーユさんの弟さんね!
と、それぞれに思い当ることでしょうか。
私ネーさは、ロダンさんの恋人にして弟子でもあった
マキーユ・クローデルさん(1864~1943)を
先ず連想いたしましたよ。
「きょうだいィそろッてェ~」
「ぐーるぅるる!」(←訳:アーティスト!)
この御本では、
カミーユさんについての言及も多々ありますけれど、
“主役”は、もちろん、
弟のポールさん。
ポールさんが生まれたのは、
華やかなパリとは対照的な寒村であった、と
著者・中條さんは述べています。
「いわゆるゥ、いなかッ?」
「がるるるぐるる!」(←訳:田舎からパリへ!)
ポールさんが日本に興味を持ったのは
姉のカミーユさんに影響されて、
のことだったとか。
カミーユさんは音楽家ドビュッシーさんに
葛飾北斎さんの『北斎漫画』を紹介し、
おそらくはポールさんも
同じようにして極東の島国へと
目を向けたのでしょう――
未だ見ぬ遠い異国。
いったいどんなところだろう?
「じゃァ、きちゃえばッ?」
「ぐるる!」(←訳:日本へ!)
外交官試験を受けた後、
中国での勤務のかたわら、
ポールさんが初来日を遂げたのは
1898年5月のこと。
そして1921年、
ポールさんは大使に任命されます。
在東京の、フランス大使に。
「いちりゅうゥがいこうかんのしるしィ、なのでス!」
「がるるぐる!」(←訳)新大使誕生!)
《東洋という大きな書物》を
読み、
学ぶために、
海を越えて、日本へ。
この御本は、
外交官ポール・クローデルさんの半生を追いつつ、
また、当時のアートシーン最先端をゆく
詩人・文学者としてのポールさんにも着目する
評伝作品でもあり、
大正時代の日本を
ポールさんの視点からつぶさに眺めた
一種の旅行記であるとも言えましょうか。
「くわしくゥ、しらべあげェましたでス!」
「ぐーるるるるがるる!」(←訳:ポールさんの足取り!)
20世紀の、
変わりつつあるフランス、
変わりゆく日本。
歴史好きな御方に、
アート好きさんにももちろんおすすめですよ。
ぜひ、一読を♪
ひゃァッ! ていでんッ!」
「がるる!ぐるるぅ!」(←訳:虎です!雷鳴がぁ!)
こんにちは、ネーさです。
ゲリラ豪雨が原因と思われる停電により、
プチパニック状態の我が家でしたが、
なんとか電気が復旧、PCも復活しましたので、
少々時間が遅くなっても、
はい、やります読書タイム!
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― ポール・クローデルの日本 ――
著者は中條忍(ちゅうじょう・しのぶ)さん、
2018年1月に発行されました。
『《詩人大使》が見た大正』と副題が付されています。
ポール・クローデルさん(1868~1955)
と耳にして、
文学好きな御方は、
ああ、あの詩人の!
アート好きな御方は、
ああ、カミーユさんの弟さんね!
と、それぞれに思い当ることでしょうか。
私ネーさは、ロダンさんの恋人にして弟子でもあった
マキーユ・クローデルさん(1864~1943)を
先ず連想いたしましたよ。
「きょうだいィそろッてェ~」
「ぐーるぅるる!」(←訳:アーティスト!)
この御本では、
カミーユさんについての言及も多々ありますけれど、
“主役”は、もちろん、
弟のポールさん。
ポールさんが生まれたのは、
華やかなパリとは対照的な寒村であった、と
著者・中條さんは述べています。
「いわゆるゥ、いなかッ?」
「がるるるぐるる!」(←訳:田舎からパリへ!)
ポールさんが日本に興味を持ったのは
姉のカミーユさんに影響されて、
のことだったとか。
カミーユさんは音楽家ドビュッシーさんに
葛飾北斎さんの『北斎漫画』を紹介し、
おそらくはポールさんも
同じようにして極東の島国へと
目を向けたのでしょう――
未だ見ぬ遠い異国。
いったいどんなところだろう?
「じゃァ、きちゃえばッ?」
「ぐるる!」(←訳:日本へ!)
外交官試験を受けた後、
中国での勤務のかたわら、
ポールさんが初来日を遂げたのは
1898年5月のこと。
そして1921年、
ポールさんは大使に任命されます。
在東京の、フランス大使に。
「いちりゅうゥがいこうかんのしるしィ、なのでス!」
「がるるぐる!」(←訳)新大使誕生!)
《東洋という大きな書物》を
読み、
学ぶために、
海を越えて、日本へ。
この御本は、
外交官ポール・クローデルさんの半生を追いつつ、
また、当時のアートシーン最先端をゆく
詩人・文学者としてのポールさんにも着目する
評伝作品でもあり、
大正時代の日本を
ポールさんの視点からつぶさに眺めた
一種の旅行記であるとも言えましょうか。
「くわしくゥ、しらべあげェましたでス!」
「ぐーるるるるがるる!」(←訳:ポールさんの足取り!)
20世紀の、
変わりつつあるフランス、
変わりゆく日本。
歴史好きな御方に、
アート好きさんにももちろんおすすめですよ。
ぜひ、一読を♪