「こんにちわッ、テディちゃでス!
あれれッ? せみのォこえェがッ??」
「がるる!ぐるるるるる~?」(←訳:虎です!聴こえないよ~?)
こんにちは、ネーさです。
涼しい風が吹いたと思ったら、
急に蝉の声が聴こえなくなってしまいました。
もう本格的に秋なのかなぁ?と疑いつつ、
本日はTwitterコミックをお休みし、
↓こちらの御本で、さあ、読書タイムを、どうぞ~♪
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―― ホワイト・コテージの殺人 ――
著者はマージェリー・アリンガムさん、
原著は1928年に、画像の日本語版は2018年6月に発行されました。
英語原題は『The White Cottage Mystery』、
“古き佳き時代の名作”と呼びたい長編ミステリ作品です。
「むかァ~しィなのでェ~」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:テンポが違うねえ!)
物語の主な舞台は、
作品が書かれた当時と同じく、
1920年代の英国南部。
電話は(ある程度)普及しているし、
田舎の道路でも車が盛んに行き来しているし、
鉄道網もしっかりしたものだし、
あまり現代と変わらないように見えますが。
ゆったりした、
牧歌的とさえいえる空気は、
クラシカルなミステリ特有のものでしょうか。
「でもォ、ゆだんしちゃだめェなのでス!」
「がるるぐるるがるるるる!」(←訳:事件は時代を選ばないよ!)
そうね、
事件は時代や国を選ばない……かもしれませんが、
物語の主人公に選ばれちゃったのは、
ジェリー・チャロナーくん。
1920年代初頭の、
或る秋の夕刻のことでした。
青年ジェリーくんが車を駆り、
英国ケント州の
小さな村へとさしかかったところで、
美しい女性に出会ったのです。
「てにもつゥ、おもそうッ!」
「ぐるるるるるる!」(←訳:見過ごせません!)
重たげな手荷物と困っている様子の娘さんを、
英国紳士たるもの、
放っておけませんよね。
ジェリーくんは彼女を車に同乗させ、
半マイル先だという自宅へ
送ってゆきますが……
「それがァ、じけんげんばッ!」
「がるるぐる!」(←訳:白い家です!)
《白亜荘(ホワイトコテージ》の名の通り、
生垣に囲まれた愛らしい白塗りの家、
その前でジェリーくんは彼女を降ろします。
なぜか名残惜しくて、
もっと一緒にいたかったけれど、
彼女と別れて間もなく。
散弾銃の銃声が!
「ゆうがたァなのにィ~!」
「ぐるるがるぐるぅ!」(←訳:狩猟はダメでしょ!)
ホワイトコテージで何が起きたのか。
御本の題名が題名ですから、
何が起きたのかは明らかにせよ、
誰が?
なぜ?
どうやって?
ジェリーくんは
著名な捜査官である父W・T・チャロナーさんとともに
謎の解明に取り組み……
いえ、本当は、
車に乗せた美しい娘さんが気になって気になって、
仕方ないんです。
「どうかァ、かのじょがァ~…」
「がるぐぅがるるるるるるる!」(←訳:犯人じゃありませんように!)
牧歌的なテンポで、
ユーモアを織り交ぜつつ、
それでいて、ときにはハッとさせられるほど厳しく、
謎の本質に迫るチャロナー警部。
読了後は
チャロナー警部を大好きになってしまこと間違いなし!
でもミステリマニアさんの間では論争必至?な快作を、
皆さま、ぜひ、一読してみてくださいね~♪
あれれッ? せみのォこえェがッ??」
「がるる!ぐるるるるる~?」(←訳:虎です!聴こえないよ~?)
こんにちは、ネーさです。
涼しい風が吹いたと思ったら、
急に蝉の声が聴こえなくなってしまいました。
もう本格的に秋なのかなぁ?と疑いつつ、
本日はTwitterコミックをお休みし、
↓こちらの御本で、さあ、読書タイムを、どうぞ~♪

―― ホワイト・コテージの殺人 ――
著者はマージェリー・アリンガムさん、
原著は1928年に、画像の日本語版は2018年6月に発行されました。
英語原題は『The White Cottage Mystery』、
“古き佳き時代の名作”と呼びたい長編ミステリ作品です。
「むかァ~しィなのでェ~」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:テンポが違うねえ!)
物語の主な舞台は、
作品が書かれた当時と同じく、
1920年代の英国南部。
電話は(ある程度)普及しているし、
田舎の道路でも車が盛んに行き来しているし、
鉄道網もしっかりしたものだし、
あまり現代と変わらないように見えますが。
ゆったりした、
牧歌的とさえいえる空気は、
クラシカルなミステリ特有のものでしょうか。
「でもォ、ゆだんしちゃだめェなのでス!」
「がるるぐるるがるるるる!」(←訳:事件は時代を選ばないよ!)
そうね、
事件は時代や国を選ばない……かもしれませんが、
物語の主人公に選ばれちゃったのは、
ジェリー・チャロナーくん。
1920年代初頭の、
或る秋の夕刻のことでした。
青年ジェリーくんが車を駆り、
英国ケント州の
小さな村へとさしかかったところで、
美しい女性に出会ったのです。
「てにもつゥ、おもそうッ!」
「ぐるるるるるる!」(←訳:見過ごせません!)
重たげな手荷物と困っている様子の娘さんを、
英国紳士たるもの、
放っておけませんよね。
ジェリーくんは彼女を車に同乗させ、
半マイル先だという自宅へ
送ってゆきますが……
「それがァ、じけんげんばッ!」
「がるるぐる!」(←訳:白い家です!)
《白亜荘(ホワイトコテージ》の名の通り、
生垣に囲まれた愛らしい白塗りの家、
その前でジェリーくんは彼女を降ろします。
なぜか名残惜しくて、
もっと一緒にいたかったけれど、
彼女と別れて間もなく。
散弾銃の銃声が!
「ゆうがたァなのにィ~!」
「ぐるるがるぐるぅ!」(←訳:狩猟はダメでしょ!)
ホワイトコテージで何が起きたのか。
御本の題名が題名ですから、
何が起きたのかは明らかにせよ、
誰が?
なぜ?
どうやって?
ジェリーくんは
著名な捜査官である父W・T・チャロナーさんとともに
謎の解明に取り組み……
いえ、本当は、
車に乗せた美しい娘さんが気になって気になって、
仕方ないんです。
「どうかァ、かのじょがァ~…」
「がるぐぅがるるるるるるる!」(←訳:犯人じゃありませんように!)
牧歌的なテンポで、
ユーモアを織り交ぜつつ、
それでいて、ときにはハッとさせられるほど厳しく、
謎の本質に迫るチャロナー警部。
読了後は
チャロナー警部を大好きになってしまこと間違いなし!
でもミステリマニアさんの間では論争必至?な快作を、
皆さま、ぜひ、一読してみてくださいね~♪