「こんにちわッ、テディちゃでス!
ながれぼしィ~みえませんでス!」
「がるる!ぐるるるがるるる!」(←訳:虎です!どこなのお星さま!)
こんにちは、ネーさです。
ペルセウス座流星群はいまがピーク!……の筈なのですが、
ここ東京・多摩地域では曇りがちな夜が続き、
流星の影も形もなくてガッカリ……していたところで、
はい、素敵な一冊とめぐり会いましたよ♪
本日の読書タイムは、読み手にパワーをチャージしてくれる
こちらの御本を、さあ、どうぞ~!
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―― 顔に魅せられた人生 ――
著者は辻一弘(つじ・かずひろ)さん、構成は福原顕志(ふくはら・けんし)さん、
2018年7月に発行されました。
『特殊メイクから現代アートへ』と副題が付されています。
「あッ! このォおかたはァ~!」
「ぐるるーがるるる!」(←訳:オスカー受賞者の!)
ええ、そうです、
辻さんの御名前にピンと来なくても、
今年2018年のアカデミー賞授賞式上、
『Oscar goes to Darkest Hour!』の声とともに
メイクアップ&ヘアスタイリング部門の受賞者となった辻一弘さん――
この御本は、辻さんの半生記であり、
人生観と、特殊メイク技術や
ハリウッドへの思いについても語ったノンフィクション作品です。
「ちゃーちるゥさんのォ、めいくゥ!」
「がるるぐるっるるる!」(←訳:あれは凄かったよう!)
日本での題名『ウィンストン・チャーチル』、
英語原題は『Darkest Hour』。
初めて映画のポスターや画像を目にしたときは、
そりゃもうビックリしましたよね。
俳優ゲイリー・オールドマンさんのお顔が、
政治家ウィンストン・チャーチルさんの
プクッとした特徴ある丸顔になってる?!?
んまあ、やるもんだわ!
え? メイクを担当したのは日本人ですって?
おお! やるもんだー!!
……と、外野席の私たちが口にするのは
簡単なことですけれど、
当事者たる辻さんにとっては、
簡単どころかひどく険しい茨の道、
ときとしてまさにDarkestな、
いくたびも苦い失望を味わったすえの、
ようやくの快挙であり、成果でした。
「にほんにィ、うまれてェ~」
「ぐるるるるがるる!」(←訳:アメリカでお仕事!)
京都に生まれた辻さん、
漠然と“何かを作る仕事に就きたい”と想い描いていましたが、
高校に通っていた或る日、
一枚の写真を雑誌に見つけます。
役者さんが、リンカーン大統領になってる?
「ふァいッ! とくしゅめいくゥ、でスねッ!」
「がるるるるるぐるるがる!」(←訳:似てない顔を激似に加工!)
そのリンカーンのメイクをしたのは、
ディック・スミスさんという
特殊メイク界の第一人者さんでした。
感銘を受けた若き辻さんは、
藁にもすがる思いで手紙を書きます。
すると……
なんと、お返事が!
「わほうゥ! うれしィ~♪」
「ぐるるがるぅる~♫」(←訳:小躍りしちゃう~♫)
こうして、海を隔ててつながった一筋の糸。
糸を頼りに、
辻さんは学び、模索し、
東京に住まいを移して映画や映像の仕事をした後、
念願かなって米国で、
ハリウッドでお仕事をする機会を得ます。
日本で独自に開発し、持ち込んだ技術や手法は
いまやハリウッドのスタンダードとなるほど、といいますから
辻さんの能力がどれほど高みをゆくものなのか、
とにかく感嘆するしかありませんが。
映画の都ハリウッドは、
Darkestな都でもあるようで。
「にんげんがァ~ふくざつゥ!」
「がるるるぐるるがるるる!」(←訳:役者さんたちもフクザツ!)
功成り名遂げた……けれど。
辻さんは映画界から離れ、
現代アートの世界へ飛び込む決心をしました。
アートの世界で、《顔》を造る。
かつて魅了されたリンカーン大統領の顔を、
こころも新たに、造ってみよう――
その決意、情熱は報われ、
現代アートの世界に迎え入れられた辻さんのもとに、
2016年春、
思いもよらぬことが起こります。
「むゥ??」
「ぐるっ?」
俳優ゲイリー・オールドマンさんからの、連絡。
その内容は―― もちろん!
「わううゥ! どきどきィ!」
「がるぐる!」(←訳:ワクワク!)
長い、暗がりの中を往く、
辻さんのひとり旅。
いえ、俳優さんや、
偉大なる師匠ディック・スミスさんとの二人三脚、
誰かと手をたずさえながらの、
それでもやはり、孤独な旅路。
師ディックさんに捧げられたこの御本、
映画好きさんにはもう絶対おすすめの労作です!
活字マニアの皆さまも、
どうか、ぜひ♪
ながれぼしィ~みえませんでス!」
「がるる!ぐるるるがるるる!」(←訳:虎です!どこなのお星さま!)
こんにちは、ネーさです。
ペルセウス座流星群はいまがピーク!……の筈なのですが、
ここ東京・多摩地域では曇りがちな夜が続き、
流星の影も形もなくてガッカリ……していたところで、
はい、素敵な一冊とめぐり会いましたよ♪
本日の読書タイムは、読み手にパワーをチャージしてくれる
こちらの御本を、さあ、どうぞ~!
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―― 顔に魅せられた人生 ――
著者は辻一弘(つじ・かずひろ)さん、構成は福原顕志(ふくはら・けんし)さん、
2018年7月に発行されました。
『特殊メイクから現代アートへ』と副題が付されています。
「あッ! このォおかたはァ~!」
「ぐるるーがるるる!」(←訳:オスカー受賞者の!)
ええ、そうです、
辻さんの御名前にピンと来なくても、
今年2018年のアカデミー賞授賞式上、
『Oscar goes to Darkest Hour!』の声とともに
メイクアップ&ヘアスタイリング部門の受賞者となった辻一弘さん――
この御本は、辻さんの半生記であり、
人生観と、特殊メイク技術や
ハリウッドへの思いについても語ったノンフィクション作品です。
「ちゃーちるゥさんのォ、めいくゥ!」
「がるるぐるっるるる!」(←訳:あれは凄かったよう!)
日本での題名『ウィンストン・チャーチル』、
英語原題は『Darkest Hour』。
初めて映画のポスターや画像を目にしたときは、
そりゃもうビックリしましたよね。
俳優ゲイリー・オールドマンさんのお顔が、
政治家ウィンストン・チャーチルさんの
プクッとした特徴ある丸顔になってる?!?
んまあ、やるもんだわ!
え? メイクを担当したのは日本人ですって?
おお! やるもんだー!!
……と、外野席の私たちが口にするのは
簡単なことですけれど、
当事者たる辻さんにとっては、
簡単どころかひどく険しい茨の道、
ときとしてまさにDarkestな、
いくたびも苦い失望を味わったすえの、
ようやくの快挙であり、成果でした。
「にほんにィ、うまれてェ~」
「ぐるるるるがるる!」(←訳:アメリカでお仕事!)
京都に生まれた辻さん、
漠然と“何かを作る仕事に就きたい”と想い描いていましたが、
高校に通っていた或る日、
一枚の写真を雑誌に見つけます。
役者さんが、リンカーン大統領になってる?
「ふァいッ! とくしゅめいくゥ、でスねッ!」
「がるるるるるぐるるがる!」(←訳:似てない顔を激似に加工!)
そのリンカーンのメイクをしたのは、
ディック・スミスさんという
特殊メイク界の第一人者さんでした。
感銘を受けた若き辻さんは、
藁にもすがる思いで手紙を書きます。
すると……
なんと、お返事が!
「わほうゥ! うれしィ~♪」
「ぐるるがるぅる~♫」(←訳:小躍りしちゃう~♫)
こうして、海を隔ててつながった一筋の糸。
糸を頼りに、
辻さんは学び、模索し、
東京に住まいを移して映画や映像の仕事をした後、
念願かなって米国で、
ハリウッドでお仕事をする機会を得ます。
日本で独自に開発し、持ち込んだ技術や手法は
いまやハリウッドのスタンダードとなるほど、といいますから
辻さんの能力がどれほど高みをゆくものなのか、
とにかく感嘆するしかありませんが。
映画の都ハリウッドは、
Darkestな都でもあるようで。
「にんげんがァ~ふくざつゥ!」
「がるるるぐるるがるるる!」(←訳:役者さんたちもフクザツ!)
功成り名遂げた……けれど。
辻さんは映画界から離れ、
現代アートの世界へ飛び込む決心をしました。
アートの世界で、《顔》を造る。
かつて魅了されたリンカーン大統領の顔を、
こころも新たに、造ってみよう――
その決意、情熱は報われ、
現代アートの世界に迎え入れられた辻さんのもとに、
2016年春、
思いもよらぬことが起こります。
「むゥ??」
「ぐるっ?」
俳優ゲイリー・オールドマンさんからの、連絡。
その内容は―― もちろん!
「わううゥ! どきどきィ!」
「がるぐる!」(←訳:ワクワク!)
長い、暗がりの中を往く、
辻さんのひとり旅。
いえ、俳優さんや、
偉大なる師匠ディック・スミスさんとの二人三脚、
誰かと手をたずさえながらの、
それでもやはり、孤独な旅路。
師ディックさんに捧げられたこの御本、
映画好きさんにはもう絶対おすすめの労作です!
活字マニアの皆さまも、
どうか、ぜひ♪