テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 《名建築》と、港まち ~

2021-09-12 22:16:51 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 えいいちさァ~んッ、おかえりィなさいィ~!」
「がるる!ぐるるるがるる!」(←訳:虎です!今日から再開だ!)

 こんにちは、ネーさです。
 大河ドラマ『青天を衝け』は、
 明治篇へと突入したようです。
 心の中では土方さ~ん!と咽び泣きつつも、
 栄一くんの今後の活躍を祈って、
 本日の読書タイムは、
 ↓こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
    ―― 横浜の名建築をめぐる旅 ――



 菅野裕子(すげの・ゆうこ)さん+恩田陸(おんだ・りく)さん、
 2021年7月に発行されました。
 近年、“住んでみたい街“ランキング上位の
 常連となっている《横浜》の、
 歴史ある建築見物へ、さあ、出発しましょう♫

「わほうゥ! おもいだしィまスゥ!」
「ぐるがるる!」(←訳:あのドラマ!)

 2020年に放送された
 『名建築で昼食を』は、
 自由学園明日館、山の上ホテル、武相荘など、
 東京に点在する名建築を訪問する、という、
 建築好きさんに大好評を博したドラマでした。

 年末に放送された特別編では、
 東京からちょっと足を延ばし、
 横浜の建築巡りをしたりして、
 それもまためっぽうステキで。

「あかれんがのォ、いろあいィ!」
「がるるるる!」(←訳:音楽堂の床!)

 この御本では、
 横浜の近代建築32作品が
 紹介されています。

 表紙を飾っている『赤レンガ倉庫』をはじめ、
 『日本郵船歴史博物館』や、
 『旧横浜銀行本店別館(元第一銀行横浜支店)』、
 『神奈川県立歴史博物館(旧横浜正銀行本店)』、
 『ラ・バンク・ド・ロア(旧露亜銀行横浜支店)』……
 あら、
 横浜って
 銀行建築の聖地でもあるのかしら?

「こちらもォ、わんだふるゥでス!」
「ぐるがる!」(←訳:王様だね!)

 キングこと
 『神奈川県庁本庁舎』、
 クイーンこと
 『横浜税関』、
 ジャックこと
 『横浜市開港記念会館』。

 《横浜三塔》と称される3つの建物は、
 美しく、それでいて個性的。
 どこを撮っても絵になって、
 細部の凝り方も半端じゃなくて。

「かいだんッ、いいなァ~…!」
「がるぐっるるるる!」(←訳:塔に上ってみたい!)

 『神奈川県立図書館・音楽堂』の
 磨かれたホールの床……
 《横浜》の代名詞にもなっている
 山手の洋館建築……

 飛行機など無かった時代、
 渋沢栄一さんのような
 海外から日本へ帰って来た留学生さんの眼に、
 或いは
 ラフカディオ・ハーンさんのような
 初めて日本を訪れる外国人さんの眼に、
 横浜の港は、建物は、
 どのように映ったのでしょうか。

「なつかしのォ、そこくぅ?」
「ぐるるるがる!」(←訳:不思議な異国!)

 建築好きな方々に、
 写真好きな方々に、
 そしてもちろん
 ヨコハマ好きな方々に
 おすすめの名建築ガイド本です。
 
 恩田陸さんと菅野裕子さんの対談も
 収録されていますので、
 巻末の『あとがき』も含め、
 読み逃さないでくださいね~♪
 
 
  
 
 
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