テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

続々・元vs.現役、バトルの美 ~

2021-09-15 22:06:51 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 けッせんッ! せきがはらァ!」
「がるる!ぐるるるるるがる~!」(←訳:虎です!天下分け目の戦い~!)

 こんにちは、ネーさです。
 慶長5年(1600年)9月15日、美濃国関ヶ原にて
 日本の命運を決する戦いの火蓋が切って落とされました。
 その余波は現代にも尾を引き、
 今日は朝から『#関ヶ原2021』がトレンド入り♪
 踏ん張れ三成さん!島左近さん!
 と声援を送りながら、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらのコミック作品を、どうぞ~!

  



  ―― SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ) 3 ――



 著者は鈴木裕斗(すずき・ゆうと)さん、
 2021年9月に発行されました。
 『SAKAMOTO FAMILY’S DAILY LIFE』と英語題名が、
 『マシモ ヘイスケ』と巻題が付されています。

 関ヶ原の戦いが
 西軍×東軍の集団戦だったなら、
 孤高の個人戦ともいえるのが、
 《殺し屋さん》同士の戦いでしょう。

 坂本太郎(さかもと・たろう)さんは、
 かつて、
 悪党たちから恐れられ、憧れられる
 《最強の殺し屋》でした。

「いまはァ、もうゥ~」
「ぐるる!」(←訳:一般人!)

 恐ろしきは、
 一目惚れ。

 そう、坂本さんてば、
 恋をして、
 引退して結婚して、
 殺し屋生活から足を洗ってしまったんですね。

 もひとつついでに、
 坂本さん、
 太っちゃいました。

「ぷッくりィ!」
「がるぐる!」(←訳:幸せ太り!)

 ぷっくり太った坂本さんのもとへ、
 彼の引退を快く思わぬ暗黒街のボスたちは
 次々と刺客を送り込みます。

 恋だの引退だの、
 勝手な行動は許さない!とね。

「でもォ、さかもとォさんはァ~」
「ぐ~るがる!」(←訳:軽~く撃退!)

 第1巻を御紹介したときにも
 ちょっと触れたのですが、
 坂本さんの物語は、
 ある俳優さんを想わせます。

 その俳優さんとは、
 キアヌ・リーヴスさん。

 第1巻『伝説の殺し屋』のストーリーは、
 さながら、
 キアヌさんが殺し屋を演じた
 『ジョン・ウィック』。

 第2巻『ハードボイルド』は、
 アクション・スターとしての
 キアヌさんの魅力があふれる
 『スピード』。

 そして、この第3巻は、
 キアヌさんの名を不動のものにした
 SF映画『マトリックス』……!

「きんじつゥ~こうかいィ!」
「がるるぐる!」(←訳:僕らのネオ!)

 ええ、そうです、
 『ジョン・ウィック』ばりのバトル、
 『スピード』ばりのアクションを経て、
 この3巻では
 『マトリックス』ばりの
 SF的要素が
 坂本さんの闘いに加味されましたよ。

 振り返れば、
 第1巻の時点で
 その兆候はあったのですが、
 ここに到って……

   正体不明の極悪人集団あらわる!
   超能力研究機関!
   マッドサイエンティストも!

 と来れば、
 SFでしょう、やはり!

「きょうりゅうゥもォ、でてきまスゥ!」
「ぐぅるるっるがーるる?」(←訳:ジュラシックワールド?)

 《最強の殺し屋》坂本さんと、
 ティラノサウルスとの激闘……!

 もうね、このシーンだけでも
 ブラボーと百回叫びたくなるわ♫

 坂本さんが、
 なぜどうしてティラノと
 デュエルすることになったのか、
 どうやって闘うのか、
 その結果は……

 どうか皆さま、御本を手に取って、
 確かめてみてくださいね。

「さかもとさんのォおはなしィもォ~」
「がるるるるぐる!」(←訳:実写映画化希望!)

  

 現在、1~3巻まで発売中の
 『SAKAMOTO DAYS』、
 アクション・コメディ・SF好きな御方は、
 ぜひ、一読を♪
 

 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする