テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 博物館に、ラブコール ~

2021-09-27 22:19:13 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ♪るるるゥ~♪もうすぐゥ~♪もうすぐゥ~♪」
「がるる!ぐるる~!」(←訳:虎です!行くぞ~!)

 こんにちは、ネーさです。
 緊急事態宣言が解除になったら、
 うっふっふ♪ 展覧会に行ったるぞ~!
 と今日もまた浮かれちゃったりしながら、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♫

  


 
  ―― 教養として知っておきたい 博物館の世界 ――



 著者は栗原祐司(くりはら・ゆうじ)さん、
 2021年7月に発行されました。
 『学び直しに活かせる新しい鑑賞術と厳選20館』
 と副題が付されています。

 著者・栗原祐司さんは、
 久世番子さんとの共著『博物館ななめ歩き』でも
 その達人ぶりを発揮しておられましたね、
 現代日本きっての
 ”博物館マエストロ“さんです。

「おしごともォ、はくぶつかんッ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:重鎮さんです!)

 京都国立博物館の副館長さんであり、
 国内6300館の博物館を訪ね歩いたという
 脚力自慢の栗原さんによる
 『博物館の世界』本文は、

 第1章『博物館についての基礎知識』
 第2章『博物館の《運営》を知る』
 第3章『《展示》を知って鑑賞する』
 第4章『上級者のための《観る技術》』
 第5章『京都国立博物館のひみつ』
 第6章『厳選! ニッポンの行くべき博物館20』。

 前半の第1~3章は、
 博物館という組織・機構についての解説、
 企画展や常設展示を愉しむコツ、
 などが中心ですが……

「こうはんッ、おもしろいィ~でス!」
「がるるぐる!」(←訳:実践編だよ!)

 実際に博物館へお出掛けしたら、
 こんなところに注目しようぜ!
 と、栗原さんは提案します。

   オーディオガイドは利用すべきか?

   博物館のトイレ、
   エレベーター、ロッカーにも
   実はいろいろな仕掛けが?

   寺社拝観は《特別公開》を狙え!

 そして、栗原さんの本拠地たる
 京都国立博物館の見どころと、
 東京国立博物館との秘かなバトル……?

「まけないィもんねッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:誇りにかけて!)

 東京国立博物館の館蔵品は
 11万9871件(国宝89件、重文646件)。

 京都国立博物館の館蔵品は
 8130件(国宝29件、重文200件)。

 数字の上では、
 東京国立博物館の圧勝ですけれど……

 寄託品の数は、
 東博が2591件(国宝52件、重文245件)
 なのに対し、
 京博は6520件(国宝88件、重文615件)。

「おおッ! ぎゃくてんッ!」
「がるるるる~!」(←訳:そうなんだ~!)

 微笑ましくも頼もしい東西の張合いに、
 どっちもガンバレ~!とエールを送ったら、
 はい、
 “行くべき博物館”をチェックしてみましょう。

 北海道・白老町の
 《国立アイヌ民族博物館》……
 うんうん♪『ゴールデンカムイ』の世界だわ♫

 岐阜県・中津川市の
 《ストーンミュージアム博石館》……
 鉱石愛好家さん必見ですね。

 大分県・日田市の
 《天領日田洋酒博物館》は……
 ウィスキーコレクション充実の
 個人博物館ですって。

「ほほほゥ!」
「ぐるるるがるるるる!」(←訳:行く気が湧いてきた!)

 ここへ行こうか、
 あっちを訪ねようか。

 アートごころが
 明るく沸き立つ《博物館の歩き方》は、
 旅好きな活字マニアさんにも
 おすすめですよ。
 博物館をもっと好きになる一冊を、
 みなさま、ぜひ~♪♫
 

コメント
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