「こんにちわッ、テディちゃでス!
むむゥ! ふゆがァ~きちゃッたでスゥ!」
「がるる!ぐるがるる!」(←訳:虎です!秋よさらば!)
こんにちは、ネーさです。
ああ、ネコ鍋に混ざりたい!と思ってしまう
朝方の冷え込み……
そんな冬の日の読書タイムは、
さあ、こちらのコミック作品を、どうぞ~♪
―― 夜廻り猫 9 ――
著者は深谷かほる さん、2022年11月に発行されました。
《夜廻り猫》シリーズの最新刊です。
「おめでとうゥございまス!」
「ぐるがるるるぐるるる~!」(←訳:TVアニメ化されるよ~!)
放送時期やキャスト&スタッフさんに関する
詳報はまた後日、とのことですが、
あの猫、この猫、人間たちが
アニメになってモフモフ動き出すのかと思うと、
期待値もパフパフと上昇してゆきますね。
そして、発売されたばかりの、
この9巻では――
「なぜかァ、ふゆのォ~おはなしィ!」
「がるぐるるる!」(←訳:目につきます!)
寒さに猫たちも身を寄せ合う、
晩秋の町、冬の夜更け、聖夜の路上……
しかし、人の世とは不便なもので、
どれほど寒かろうと、
独りで耐えねばならぬ
事情やら境遇やらがあるのでした。
そんなとき、
グッと涙をこらえていると、
或いは、堪え切れずに
ひとつぶふたつぶ涙を零していると。
「なみだのォ、においィ……!」
「ぐるがるるる!」(←訳:すぐ行きます!)
スッ飛んで来てくれるのは、
お野良な灰色の猫、
遠藤平蔵さんと、
相棒の子猫・重蔵くん。
ふたりは、問題を即刻解決してくれる
スーパーキャット……ではありません。
お金はなく、
オリンピアン並みの剛力ファイターでもなく、
持っているのは、ただ
《寄り添う》チカラのみ。
睡眠時間すら取れないヤングケアラーさんに、
遠い北極の海のシロクマさんに、
愛娘を喪ったお母さんに、
ひとり暮らしの学生さんに、
野良ニャンコを慈しんでくれる さっちゃん。
そのヒトたちの、
あるいは
仲間の猫たち犬たちの、
横に座って、話を聞いて。
「それだけでもォ~」
「がっるぐるる!」(←訳:ホッとするよ!)
思えば、
2019年末にパンデミックが始まってから、
いえ、そのずっと前から、
世界は苦しい溜め息に満ちていて、
でもそのため息を、
ほんのちょっとでも
薄めることが出来るなら。
風通しを良く出来るなら。
たぶん、そのために、
今日も遠藤さんの夜回りは続きます。
どれほどお腹が減っていても。
冷たい雨が降っていても。
「にゃんこたちのォ、こいもようゥもォ~」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:応援してあげてね!)
WEBで既に《夜廻り猫》は読んでます!
という御方も、
単行本には↑上の画像のように
『描き下ろしポストカード』が入ってますし、
新作イラストも収録されていますよ。
夜廻りする全ニャンズの幸せを祈り、
アニメでニャンズに会える日を心待ちにしつつ、
皆さま、ぜひ、一読してみてくださいね~♪