テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ ちいさなハナちゃん、海へ行く! ~

2023-08-30 22:07:43 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 あしたはァ、すぺしゃるゥ~まんげつゥ!」

「がるる!ぐーるーがーるる!」(←訳:虎です!スーパームーンだ!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 明日9月31日の満月は、

 2023年最大サイズのお月さま……!

 スマホで撮影できるかなぁ?と思ったりしながら、

 さあ、読書タイムですよ。

 本日は、こちらのコミック作品を、どうぞ~♪

  

 

 

       ―― うちのちいさな女中さん ④ ――

 

 

 著者は長田佳奈(おさだ・かな)さん、

 2023年8月に発行されました。

 『うちのちいさな女中さん』シリーズ最新作となる第4巻です。

 

 昭和9年の春、

 野中ハナ(のなか・はな)さんが、

 山梨から東京へとやって来たのは、

 翻訳家・蓮見令子(はすみ・れいこ)さんのお家で

 女中として働くためでした。

 

 そう、かつて“女中さん”は

 日本女性の一大職業であって、

 さほど裕福でない家庭でも

 “女中さん”を雇うことは珍しくなかった、んですね。

 

「はなちゃんッ、ぷろふぇッしょなるゥ~でス!」

「ぐるがるぐるるがる!」(←訳:掃除洗濯料理もOK!)

 

 14歳、と年齢は若くとも、

 ハナちゃんのお仕事っぷりは全方位万全です。

 

 ……いえその、実を言いますと。

 

 ひとつ、

 ハナちゃんにも出来ないことが……。

 

「えッ?」

「がるっ?」

 

 ハナちゃんに出来ないこと、

 それは水泳。

 

 山梨育ちのハナちゃん、

 そもそも、海辺で水遊びどころか、

 海をみたことが無いんです。

 

 そんなハナちゃんに、とうとう機会が……!

 海水浴場へ行きましょう、というお誘いが……!

 

「ひゃわわわッ! うみィ?」

「ぐるる!」(←訳:海だよ!)

 

 この頃、既に江ノ電は営業していて、

 夏季には『納涼電車』が運行されていました。

 蓮見さん引率のもと、

 ハナちゃんも、いざ、海へ、海岸へ――

 

「がんばれェ~!」

「がるるぐっるる~!」(←訳:焦らずゆっくり~!)

 

 はたしてハナちゃん、

 華麗な泳ぎを披露できる、んでしょうか……?

 

 今日8月30日は、朝から

 『ゴールデンカムイ』実写化のニュースで沸いておりますが、

 (玉木宏さんの鶴見中尉に大拍手しました!)、

 この『うちのちいさな女中さん』も

 いつか実写化……していただきたい快作です。

 著者・長田さんが丁寧に描く、

 昭和初期の日本の暮らしの中の、“ちいさなハナちゃん”。

 映像になったら、どんな感じかなぁ……?

 

 という訳で、歴史好きな方々だけでなく、

 映画好きな方々にもおすすめのコミック作品ですよ。

 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

 

 

 

 

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