「こんにちわッ、テディちゃでス!
あしたはァ、すぺしゃるゥ~まんげつゥ!」
「がるる!ぐーるーがーるる!」(←訳:虎です!スーパームーンだ!)
こんにちは、ネーさです。
明日9月31日の満月は、
2023年最大サイズのお月さま……!
スマホで撮影できるかなぁ?と思ったりしながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらのコミック作品を、どうぞ~♪
―― うちのちいさな女中さん ④ ――
著者は長田佳奈(おさだ・かな)さん、
2023年8月に発行されました。
『うちのちいさな女中さん』シリーズ最新作となる第4巻です。
昭和9年の春、
野中ハナ(のなか・はな)さんが、
山梨から東京へとやって来たのは、
翻訳家・蓮見令子(はすみ・れいこ)さんのお家で
女中として働くためでした。
そう、かつて“女中さん”は
日本女性の一大職業であって、
さほど裕福でない家庭でも
“女中さん”を雇うことは珍しくなかった、んですね。
「はなちゃんッ、ぷろふぇッしょなるゥ~でス!」
「ぐるがるぐるるがる!」(←訳:掃除洗濯料理もOK!)
14歳、と年齢は若くとも、
ハナちゃんのお仕事っぷりは全方位万全です。
……いえその、実を言いますと。
ひとつ、
ハナちゃんにも出来ないことが……。
「えッ?」
「がるっ?」
ハナちゃんに出来ないこと、
それは水泳。
山梨育ちのハナちゃん、
そもそも、海辺で水遊びどころか、
海をみたことが無いんです。
そんなハナちゃんに、とうとう機会が……!
海水浴場へ行きましょう、というお誘いが……!
「ひゃわわわッ! うみィ?」
「ぐるる!」(←訳:海だよ!)
この頃、既に江ノ電は営業していて、
夏季には『納涼電車』が運行されていました。
蓮見さん引率のもと、
ハナちゃんも、いざ、海へ、海岸へ――
「がんばれェ~!」
「がるるぐっるる~!」(←訳:焦らずゆっくり~!)
はたしてハナちゃん、
華麗な泳ぎを披露できる、んでしょうか……?
今日8月30日は、朝から
『ゴールデンカムイ』実写化のニュースで沸いておりますが、
(玉木宏さんの鶴見中尉に大拍手しました!)、
この『うちのちいさな女中さん』も
いつか実写化……していただきたい快作です。
著者・長田さんが丁寧に描く、
昭和初期の日本の暮らしの中の、“ちいさなハナちゃん”。
映像になったら、どんな感じかなぁ……?
という訳で、歴史好きな方々だけでなく、
映画好きな方々にもおすすめのコミック作品ですよ。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪