テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

2023年の《BEST BOOK》を探せ!【その3】

2023-12-27 22:08:10 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 わわゥ! またしてもォ~みつけちゃツたのでス!」

「がるる!ぐるるるがるる~!」(←訳:虎です!ナスカの地上絵~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 ペルー南部ナスカで新たに地上絵29点が発見との報が!

 紀元前300年~紀元前100年頃に描かれたとみられる地上絵は、

 ナスカ文化初期、それより前のパラスカ文化のもの……?

 ナスカって地上絵だらけなのだろうか?と妄想しながら、

 さあ、本日も2023年の《BEST BOOK》を探しましょう。

 今回は【海外作家】さんのジャンルを、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― ヒトラーの馬を奪還せよ ――

 

 

 著者はアルチュール・ブラントさん、

 原著は2021年に、日本語版は2023年7月に発行されました。

 『美術探偵、ナチ地下世界を往く』と副題が付されています。

 

「おいかけまスよゥ!」

「ぐるるるがるる!」(←訳:どこどこまでも!)

 

 ベルリン陥落の混乱の中、

 行方不明になった巨大なブロンズ馬像を探すのは、

 “美術界のインディ・ジョーンズ“こと著者・ブラントさん。

 とうに破壊されていたはずだったのに、

 奇々怪々な経緯で現存していた馬像を、

 どうやって見つけ出し、確保するのか?

 

 フィクションのような御話ですが、

 ブラントさん、“本物“です。

 現代史好きな活字マニアさんに激おすすめですよ。

 

 では、お次は、↓こちらを!

  

 

 

         ―― ロスチャイルドの女たち ――

 

 

 著者はナタリー・リヴィングストンさん、

 原著は2021年に、日本語版は2023年11月に発行されました。

 

「まさかァ、いんぼうろんッ?」

「がるるる!ぐるる~!」(←訳:ノンノン!違うよ~!)

 

 世界規模の金融操作や戦慄の陰謀論といえば

 ロスチャイルド家の出番……ではなくて、

 この作品で取り上げられているのは、

 19世紀のフランクフルトに生まれて

 ロスチャイルド家に嫁し、

 大富豪一家の経済的基盤を整えたグートレさんと、

 グートレさんの女系子孫さんたちの生涯です。

 ガチなノンフィクションを読みたい!という御方に、

 ジャズ好きな方々にもおすすめの意欲作ですよ。

 

 そして、↓こちらも!

  

 

 

   ―― シャーロック・ホームズとジェレミー・ブレット ――

 

 

 著者はモーリーン・ウィテカーさん、

 原著は2020年に、日本語版は2023年11月に発行されました。

 英グラナダTV制作のドラマ

 《シャーロック・ホームズの冒険》シリーズの撮影秘話と、

 各話の解説に加えて、

 ホームズさんを演じた俳優ジェレミー・ブレットさんの伝記も兼ねた

 ノンフィクション作品です。

 

「げんさくゥ、りすぺくとォ!」

「ぐるるるがるるぐる!」(←訳:すべては原作の中に!)

 

 原作を尊重し、改悪しない。

 現在では当たり前の考え方を核にして製作された映像作品は、

 世界各国で大人気となりました。

 病と闘いながら名探偵を演じきったブレットさんを偲びつつ、

 ホームズさんのファン諸氏は、

 ぜひぜひ、一読を!

 

 次回の【その4】では

 日本の作家さんの《BEST BOOK》を探しますよ。

 おヒマな折にでも

 ちょこっと覗いてみてくださいね♪

 

 

 

コメント
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