テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

2023年の《BEST BOOK》を探せ!【その5・特別編】

2023-12-29 22:08:20 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 あわわわゥ! もうゥ~かうんとォだうんッん??」

「がるる!ぐるるるっるがるるる!」(←訳:虎です!押しつまってきたよね!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 2023年の《BEST BOOK》探しも、本日がオオトリとなりました。

 今回は、新しい試みとして【特別編】をお送りしますよ。

 さあ、こちらを、どうぞ~!

  

 

 

         ―― アジア・中東の装飾と文様 ――

 

 

 著者は海野弘(うんの・ひろし)さん、2023年5月に発行されました。

 

 以前にもお話しいたしましたが、

 美術評論、小説、歴史エッセイ、都市論など、幅広い分野で活躍した

 海野弘さんは、2023年4月に世を去られました。

 おそらく、この『アジア・中東の装飾と文様』が

 “お別れの一冊“なのでしょうか……

 私ネーさ、海野さんの御本がとにかく大大大好きでしたので、

 未だに喪失感から脱け出せぬまま……。

 

「ほんやさんにィゆくとォ~」

「ぐるるがるるぅるるる!」(←訳:新作を探しちゃうんだ!)

 

 特に最近の海野さんの、

 エディトリアルデザイナーさん&装丁デザイナーさんと

 タッグを組んでのアート評論のお仕事は、

 世界に誇りたくなる超絶的な名作名品でした!

 外見だけではなく、

 本文の各ページも凝りに凝った意匠が施され、

 頁をめくる度にドキドキが加速したものです。 

 ↓こちらの『1970’sロンドン・カルチャーの世界』なんてもう、

 その最たる例でしょうか。

 

「かッこいいィ……!」

「がっるる~…」(←訳:うっとり~…)

  

 そしてまた、

 人形作家の辻村寿三郎(辻村ジュサブロー)さん、

 俳優の高見のっぽさん、

 漫画家の松本零士さん、

 怪異・怪談研究家の高田衛さん、

 音楽家の高橋幸宏さん、坂本龍一さん、鮎川誠さん

 作家の永井路子さん、加賀乙彦さん、大江健三郎さん、

 平岩弓枝さん、森村誠一さん、伊集院静さん……

 大勢の方々が彼岸へと渡ってゆかれました。

 

 私たちは、感謝を胸に見送ること、

 ただただ祈ることしかできません、

 どうか安らかに、と。

 

「だからァ、らいねんもォ!」

「ぐるるる!」(←訳:読むべし!)

 

 はい!

 2024年も、剣ではなくペンを! 書物を!

 もっとたくさん読むぞ!

 推し活だってしていいんだぞ!

 というわけで、

 次回からは毎新春恒例のおバカ企画に走りますよ。

 

「えッ??」

「ぐるっ?」(←訳:ええっ?)

 

 大忙しの年末年始の息抜きに、

 おヒマな時間にでもちょっと覗いてみてくださいね。

 では皆さま、どうか穏やかな年越しを~!

 

 

 

コメント
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