テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 画集も絵本も、お手のもの? ~

2024-09-16 22:03:44 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 うわおゥ! だいはくしゅゥ~なのでスゥ!」

「がるる!ぐるる~!」(←訳:虎です!祝受賞~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 ドラマ『SHOGUN』が、エミー賞を受賞!

 主要キャストさん&スタッフさんも受賞ラッシュ!

 18冠の快挙に熱~い拍手を送りながら、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

           ―― はじめてであう 安野光雅 ――

 

 

 著者は安野光雅(あんの・みつまさ)さん、

 森田真生(もりた・まさお)さん ほか、

 2023年10月に発行されました。

 

「あんのォさァ~んッ!」

「ぐるるがるる~!」(←訳:大好きだよお~!)

 

 安野光雅さん(1926~2020)。

 

 島根県津和野市に生まれた安野さんは、

 山口師範学校研究科修了後、

 上京して、三鷹市や武蔵野市などで

 図画工作科の小学校教員を勤めました。

 

 1962年に教員の職を辞すまでは、

 学校の先生と絵描きさんを同時進行、という

 忙しい毎日でしたが、

 絵に専念するようになってからの大活躍は、

 活字マニアの皆さまも、

 よくご存じのことでしょう。

 

「しょもつのォ、おしごとォ!」

「がるるるるぐるるがる!」(←訳:安野さんの得意技です!)

 

 この御本では、

 安野さんの生涯を辿りつつ、

 安野さんが出版界に記した足跡を

 詳しく紹介してゆきます。

 

 代表作とされる

 《ことばのない絵本》シリーズ、

 騙し絵の手法を応用した『もりのえほん』、

 数学の技術を用いた『魔法使いのABC』など

 絵本ジャンルの作品や、

 書籍の装幀(装画)、

 雑誌の表紙絵、

 井上ひさしさんのお芝居のポスター、

 司馬遼太郎さんとのお仕事、

 切手のデザイン。

 

 そして、

 旅の絵本や、画文集も。

 

「それにィ、かたりべェ、なのでス!」

「ぐるるるがるぐるるるる!」(←訳:絵の具と筆で語りました!)

 

 後年、安野さんが力を注いだのは、

 古典作品を《繪本》にすることでした。

 

 『繪本 平家物語』(1996)、

 『繪本 シェイクスピア劇場』(1998)、

 『繪本 三国志』(2008)

 などの作品は、

 大人な活字マニアさん向けの傑作です。

 

「さいみつなァ、すいさいがはァ~」

「がるぐる!」(←訳:原画拝見!)

 

 巻末には、

 安野さんの故郷・津和野町の

 『津和野町立 安野光雅美術館』、

 京都府京丹後市に造られた

 『森の中の家 安野光雅館』

 の情報も掲載されていますよ。

 

 本屋さんや図書館で

 安野さんの絵本・画集を堪能して、

 原画も観たい~!と思ったら、

 皆さま、美術館へも、ぜひ♪

 

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