「こんにちわッ、テディちゃでス!
うわおゥ! だいはくしゅゥ~なのでスゥ!」
「がるる!ぐるる~!」(←訳:虎です!祝受賞~!)
こんにちは、ネーさです。
ドラマ『SHOGUN』が、エミー賞を受賞!
主要キャストさん&スタッフさんも受賞ラッシュ!
18冠の快挙に熱~い拍手を送りながら、
さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― はじめてであう 安野光雅 ――
著者は安野光雅(あんの・みつまさ)さん、
森田真生(もりた・まさお)さん ほか、
2023年10月に発行されました。
「あんのォさァ~んッ!」
「ぐるるがるる~!」(←訳:大好きだよお~!)
安野光雅さん(1926~2020)。
島根県津和野市に生まれた安野さんは、
山口師範学校研究科修了後、
上京して、三鷹市や武蔵野市などで
図画工作科の小学校教員を勤めました。
1962年に教員の職を辞すまでは、
学校の先生と絵描きさんを同時進行、という
忙しい毎日でしたが、
絵に専念するようになってからの大活躍は、
活字マニアの皆さまも、
よくご存じのことでしょう。
「しょもつのォ、おしごとォ!」
「がるるるるぐるるがる!」(←訳:安野さんの得意技です!)
この御本では、
安野さんの生涯を辿りつつ、
安野さんが出版界に記した足跡を
詳しく紹介してゆきます。
代表作とされる
《ことばのない絵本》シリーズ、
騙し絵の手法を応用した『もりのえほん』、
数学の技術を用いた『魔法使いのABC』など
絵本ジャンルの作品や、
書籍の装幀(装画)、
雑誌の表紙絵、
井上ひさしさんのお芝居のポスター、
司馬遼太郎さんとのお仕事、
切手のデザイン。
そして、
旅の絵本や、画文集も。
「それにィ、かたりべェ、なのでス!」
「ぐるるるがるぐるるるる!」(←訳:絵の具と筆で語りました!)
後年、安野さんが力を注いだのは、
古典作品を《繪本》にすることでした。
『繪本 平家物語』(1996)、
『繪本 シェイクスピア劇場』(1998)、
『繪本 三国志』(2008)
などの作品は、
大人な活字マニアさん向けの傑作です。
「さいみつなァ、すいさいがはァ~」
「がるぐる!」(←訳:原画拝見!)
巻末には、
安野さんの故郷・津和野町の
『津和野町立 安野光雅美術館』、
京都府京丹後市に造られた
『森の中の家 安野光雅館』
の情報も掲載されていますよ。
本屋さんや図書館で
安野さんの絵本・画集を堪能して、
原画も観たい~!と思ったら、
皆さま、美術館へも、ぜひ♪