「こんにちわッ、テディちゃでス!
きょうはァ~…ふふふッ、ぷりんのひィでスよゥ!」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!うふふプリン!)
こんにちは、ネーさです。
美味しいプリンに『ニッ(2)コ(5)リ』の語呂合わせから、
今日9月25日は、《プリンの日》に制定されたのだそうです。
そんなんアリか!と突っ込みをプチかましつつ、
さあ、本日の読書タイムは、こちらの雑誌を、どうぞ~♪
―― mr partner 2024年10月号 ――
現在発売中の隔月刊誌『ミスター・パートナー』は、
《憧れのロイヤルガーデン》を特集しています。
「あはァ! ゆうめいなァ、ていえんッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:広さに呆然!)
この特集で紹介されているのは、
英国中部のヨーク州にある
『ハワード城』と
『ミドルソープ・ホール&スパ』。
いずれも、1699年に着工された城館ですが、
『ミドルソープ』が3年で完成したのに対し、
宮殿とも見紛う『ハワード城』は
完成までに100年以上を要しました。
100年以上なんて、
まるでサグラダファミリア?
と思ってしまうのも道理で、
1952年より一般公開されているお城の内部は、
凝りに凝った美しさです。
当時の売れっ子職人さんが製作した家具、
壁を飾る数多の肖像画や風景画、
中国磁器の大コレクション、
ウィリアム・モリス社製のステンドグラス……
これは、10年や20年では
造れるものじゃありませんね。
「むふふゥ! りゆうがァ、ありまスゥ!」
「がるぐるるぅるがるる!」(←訳:納得できちゃう理由が!)
ハワード城の建築から遡ること、半世紀。
英国は、清教徒革命の只中にありました。
クロムウェルたち革命派が信奉する
清教徒(ピューリタン)の思想の特徴のひとつが、
禁欲。
ということで、国中に命令が出されました。
飲酒、賭け事を禁止。
競争や格闘技などのスポーツを禁止。
歌舞音曲、禁止。
祭礼も、禁止。
「えええッ? それェぜんぶゥ、きんしィ~?」
「ぐるがるるるぅ~!」(←訳:息が詰まるよぅ~!)
ええ、当時の英国人さんたちも、
もう限界!と考えたのでしょう。
1660年、
陽気なチャールズ2世が王位に就いて、王政復古。
禁止令を強いられて溜まりに溜まった鬱憤を晴らすべく、
国全体が《華美》へと向かいました。
リッチな大建築、
色彩ゆたかな装飾や衣装、
庭園の池には白鳥を泳がせて、
数々の娯楽は、もちろん復活!
『ハワード城』も、
そんな“反動の産物”であると
特集ページで解説してくださるのは、
福田剛士さん。
「ゆかいなァ~かいせつゥでス!」
「がるるぐるがるる!」(←訳:歴史がよくわかる!)
美しい城館は、なぜ美しいのか。
そこには、ちゃあんと、理由がある。
福田さんの文章がキラリ☆と光る
《憧れのロイヤルガーデン》の他に、
《ケイト・グリ―ナウェイに魅せられて》
《愛しい手仕事 英国の冬服2024》
といったページも楽しい『mr partner10月号』は
英国文化好きな方々に激おすすめですよ。
本屋さんの雑誌コーナーで見つけたら、
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪