テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

午後は紅茶三昧~♪

2010-03-11 23:05:04 | 美味
 昨日は雪景色でしたが、今朝の東京・八王子は氷が張りました!
 こんにちは、桜が恋しいネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!」
「がるるー!」(←訳:虎でーす!)

 本日は……新製品とオマケによわ~いネーさが、ああ、またも……
 ものの見事に誘惑に負けてしまいましたので、
 さあ、ご一緒に、おやつタ~イムを!
 こちらは、

 『キリン』さんの新作、《午後の紅茶ヘルシーミルクティー ゼロ》と、
 『キリン』さんと『森永製菓』さんのコラボ製品
 《午後の紅茶スペシャル 茶葉2倍ミルクティー MILK TEA CAKE 》!

 砂糖ゼロ脂肪ゼロなのにミルク感たっぷり!だというミルクティーには
 『午後の紅茶 携帯ストラップ』のオマケがついてま~す♪

「……ネーさ、またまたァ、おまけにィつられましたでスねッ!」
「がるるぐる!」(←訳:いつものことさ!)

 えっへん、その通り♪
 可愛いオマケに満足、でもお味はどうなのかしら……?というわけで、
 実食!と参りましょう。
 いただきまーす!
 ミルクティーを、ごっくん!

「いただきまスゥ!ごくくッ!」
「がるるるーがる!」(←訳:いただいちゃいます&ごくん!)

 ふむふむ……こころもちミルクが濃い目に感じられなくもありませんね。
 苦みがなくて、飲みやすいお味のミルクティーです。
 常温でもよろしいのですけれど、
 温めた方が美味しい、かな?

「もふふッ♪
 けーきィもォ、いただいちゃうのでスゥ! ぱくくッ!」
「がるっ!」(←訳:もぐっ!)

 《MILK TEA CAKE》は、いかがですか、テディちゃに虎くん?

「うむッ! こうちゃあじィでス!」
「がるるるぐる?」(←訳:ケーキ生地が若干ふにゃっと?)

 そうですね、ミルクティー色のケーキ生地が
 ちょこっと弾力性に欠けている、と申せましょうか。
 これもまたミルクティー風味のクリームは
 クロテッドクリームを想わせるコクがあって、
 《午後の紅茶》の名に相応しいのですけれど……
 温度のせい、かしらね?
 冬が過ぎて春になり、
 一日の平均気温が高くなると、お菓子の食感も違ってくるのかもしれません。
 
「こうちゃざんまいィ、おいしィでス!」
「がるる~るぐるる!」(←訳:甘くて元気が出て来た!)

 なかなかに趣向をこらした午後ティー&コラボお菓子、
 お菓子は他に《ミルクティーパイ》も発売中のようです。
 ミルキーな味のお菓子が好きな御方に、
 おすすめのおやつ、でした♪
 ごちそうさま~♪

「もりながさんッ!
 きゃらめるみるくてぃーもォ、きッと、おいしィおかしになりまスよゥ!」
「ぐるぐるがる~るる!」(←訳:ジャスミンティも美味しそうだぞ!)
 
 次なるコラボが楽しみです!
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デジタル大画面の『怖い絵』は。

2010-03-10 23:16:57 | ブックス
「きゃぽーッ♪ ゆきげしきィでスゥ~♪」
「がるるぐるる!」(←訳:銀世界だあ!)

 今朝、窓を開けましたらば……わっ?!? 白いっ!
 ここは北国だったのーっ??と思わず天に叫んでしまいました。
 一応東京都内なんですけど、市街地なんですけど……雪、積もってます、ね……。
 そんな東京・多摩地方の一角から、こんにちは、ネーさです。

「こんにちわゥ、テディちゃでス! とりゃッ!」(←雪球、投げてます)
「がるるっ!ぐるる!」(←訳:虎ですっ!負けないぞ!)

 えーと、皆さま、(←雪玉の破片を頭から払い落として)おほん、
 聞かなかったこと、見なかったことにして、
 さあ、本日も御本の世界へひた走りましょう!
 雪をも溶かす熱い気合で、こちらを、どうぞ~!


 
                ―― 「怖い絵」で人間を読む ――


 
 NHK教育TVで放送中の、
 『NHK 知る楽 探求 この世界』2010年2-3月放送分テキストです。
 番組のナビゲーターとして登場し、
 『怖い絵』さんたちを解説/解読してくださるのは、
 もちろん同名のアート評論書シリーズの著者・中野京子さん!

「すごいィ~ッ!ぱちぱちィ!」
「がるるるー!」(←訳:スゴイねー!)

 アート評論の分野では異例のヒット作となり、
 韓国でも翻訳出版されたと聞く『怖い絵』が、
 とうとう映像のジャンルにも進出したのは
 私たちファンにとっては嬉しい出来事です。
 でも、TV版の『怖い絵』って……どんなものなんでしょう?

「こわいィにィ、きまッてまスゥ!」
「がるるーるぐる!」(←訳:泣いちゃうくらい怖いぞ!)

 『怖い絵』、『怖い絵2』そして『怖い絵3』と、
 ジリーズ全3冊の御本から成る内容を、
 著者・中野さんと制作スタッフさんたちは
 大胆に構成し直しました。
 
 ハプスブルク家の悲劇も終末も、
 よりヴィジュアルに、より印象的に、
 大河に等しい歴史の流れから切り取り、映像に焼きつけます。
 また、書籍版よりもずっと把握しやすく、
 それゆえに恐怖をさそうストーリーとなったのは、
 レーピン描くロシア皇帝家を題材とした歴史画……。
 ゴヤの画も、
 ベックリンの『死の島』も、
 デジタル映像処理され、
 くっきりした色彩で大きな画面に映し出されると、
 この絵についてはとうに知っている、知識はあるのだ、と
 分かってはいても――
 ついつい、ハッとさせられますね。

「えきしょうてれびィのォ、はくりょくゥでス!」
「がるるる!」(←訳:プラズマTVもあり!)

 書籍の『怖い絵』には文章を中心とした書籍なりの、
 またTVにはTVだからこそ、の面白さがあります。
 加えて、こちらのテキストにも工夫が凝らされ、
 TV番組を見損ねちゃったわ!という方々にも、
 『怖い絵』の良さがよく見え、よく解る出来上がり!
 『怖い絵・総集編』版と呼んでもいいかもしれませんね♪

 TV放送は、毎週月曜日の午後10時25分から!
 再放送は、翌週の月曜日早朝の午前5時35分から、となっています。
 御本の『怖い絵』を楽しく読んだアート好きさんは、
 ぜひテキスト片手にTVの『怖い絵』を御覧くださーい!

「だいはッけんッ、あるかもッ!」
「がるぐるがるる!」(←訳:感動もあるかも!)

 御本未読の、TVっ子さんにも、おすすめです!  
   
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古典は強し&息長し・・・!

2010-03-09 23:01:10 | ブックス
 ひゃー! 雪でーす!
 積雪の東京・多摩地方から、こんにちは、ネーさです。

「ゆきィはァ、ふるゥ~♪
 こんにちわゥ、テディちゃでスゥ!」
「がるるっ、ぐるぐるっ!」(←訳:虎ですっ、寒いの苦手っ!)

 ちらほら降ることはあるとしても、積もるとは……予想できませんでした。
 今ごろ高尾のお山は真っ白でしょうか?
 では、暖かくて安全な家の中から、本日は、こちらを、どうぞ~!



                  ―― 古時計の秘密 ――



 著者はキャロリン・キーンさん、原著は1930年に、
 画像の日本語文庫版は’07年11月に発行されました。
 『ナンシー・ドルー・ミステリ』とシリーズ名が付されていますが……
 おや?どこかで聞いたような?と思い当たる御方は
 おそらく相当なミステリファンさんですね!

「むむッ? ゆうめいィなのでスかァ、このおはなしィはッ?」
「がるーる?」(←訳:ミステリなの?)

 訳者の渡辺庸子さんが『訳者あとがき』に詳述しておられますように、
 この御本の主人公であるナンシー・ドルーさんがデビューしたのは、
 江戸川乱歩さんの名作《少年探偵団》シリーズよりも早い
 1930年の出来事でした。

「ふァ~、はちじゅうねんもォ、むかしィでスかッ?」
「ぐるぐるが~る?」(←訳:ロングセラーなんだ?)

 ホームズさんの手足として活躍したベイカーストリートイレギュラーズよりは
 後発になりますが、
 第二次世界大戦前ののどかな時代を背景に、
 未成年の女の子の身ながら、
 ナンシーさんは猟犬のごとき嗅覚で『事件!』を嗅ぎつけ、
 猫にも勝る好奇心で青い瞳をキラキラ輝かせ、
 弁護士のお父さんを援軍に
 脇目もふらず猛進いたします。
 時には、何もそこまで……と言いたくなっちゃう勢いで。

 記念すべきシリーズ第一作であるこの『古時計の秘密』は
 《宝探し》ならぬ《遺言書探し》が
 ナンシーさんの探偵魂に火をつける筋書きです。

 或るお金持ちの老人が亡くなりました。
 しかし、その遺言書の内容は、
 生前、故人が口にしていたものとは
 全く違っていて……?
 もしかしたら、にせもの……?

「むぽッ!
 それはァ、いけませんッでスゥ!」
「がるーるる、がるるっ!」(←訳:本物を見つけ出せ、だねっ!)

 天真爛漫で、楽天家で、
 エネルギッシュで、ちょこっとお節介屋さんと言えなくもないけれど、
 多くの人々に愛される少女探偵ナンシ・ドルーさん。
 
 永遠に18歳!な彼女の探偵物語、
 現在も書き継がれているといいますから驚いちゃいますが、
 一度ならず
 映画化、TVドラマ化もされている《ナンシー・ドルー・ミステリ》は
 ミステリ初心者さん&ライトノベル好きな御方に、
 さらには敢えてミステリ上級者さんにも
 おすすめしたい一冊、いえ、シリーズです。
 ふふん、そんなのお子ちゃま向けだろ~?と油断していると……
 意外にハマっちゃう可能性も大!
 
「はちじゅうねんのォ、
 ながいきィみすてりィ、でスものねッ!」
「がるぐるがるる~……」(←訳:永遠の18歳ってスゴイけどね~……)

 牧歌的ミステリを堪能しつつも、
 皆さま、雪や雨で怪我をしないよう、どうか御注意を!
 
「あしもとにィ、ごようじんッ、くださいィ!」
「がる~るがるっ!」(←訳:風邪と花粉にもっ!)
 
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ま~るい幸せ?

2010-03-08 22:57:59 | ブックス
 食いしん坊の皆さま、ごきげんいかがでしょうか?
 世界に冠たる美食国・日本の片隅のそのまた片隅から、こんにちは、ネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるるっ、がるー!」(←訳:虎ですっ、こんにちは!)

 前回は和風チョコレートの実食報告会の模様をお送りいたしましたが、
 本日は……和のスイーツの御本を取り上げましょう。
 こちらを、どうぞ~!


 
                 ―― まんじゅう 大好き! ――


 
 編集は里文出版のみなさん、’09年4月に発行されました。
 『酒饅頭・温泉饅頭・全国饅頭の本』と副題が付されています。
 まぁるい和のお菓子――おまんじゅう。
 皆さま、お好きですよね?

「ふァいッ! テディちゃ、おまんじゅうッすきィでスゥ!」
「がるるるーる!」(←訳:ボクも好きさ!)

 そ、そうですか。
 実はネーさ、餡子が苦手です。

「ええェ~ッ?!?」
「がるるるっ?」(←訳:嘘でしょっ?)

 でも、おまんじゅうの皮は好きです♪

「……わけェわきゃんないィでスよゥ!」
「ぐるぐるる?」(←訳:なんのこっちゃ?)

 大量の餡子とは仲良くなれそうにないけれど、
 程よい量の餡とふんわりしっとりの饅頭の皮ならオッケーなんです。
 同じような嗜好の御方も、
 この広い日本の何処かにおられるのでは?

 粒餡は好き!だけれど、こし餡はパス!とか、
 ごまの餡、白餡はちょっと……という御方も?

「うむむッ、そうかなッ?」
「がるるっ?」(←訳:そうかもっ?)

 日本の『おまんじゅう』の御先祖さまは、
 室町時代に禅僧さんたちが留学先の中国から持ち帰ってきた点心料理の、
 饅頭(マントウとも読みました)がルーツのようです。
 当時は、中に詰める具は野菜炒めなどが主流だったそうで、
 現代の『おやき』に近いものだった、と聞いたことがありますよ。

 この御本で紹介されているのは、
 あずきの餡を入れる純和風『おまんじゅう』の数々。
 酒種を使った酒饅頭、
 温泉でお土産に売られている茶色い皮の温泉饅頭、
 あっと失礼、温泉饅頭ではなくて茶饅頭とも呼びますね。
 その他、材料や形、作り方、大きさ、皮の厚さ、と
 バラエティに富み放題の、
 そしてとっても美味しそうなお饅頭さんたちです。

「どれがァ、いちばんッ、かなァ~」
「がるる~ぐる!」(←訳:どれもステキだ!)

 温泉饅頭の激戦地は、草津温泉!
 なんてモダン&シックな店舗なんでしょう大賞をあげたい東京・青山の
 『HIGASHIYA man』さん。
 みなさま御存知、老舗の『虎屋』さん。

 御本巻末のデータを頼りに、
 週末や休日には、
 気ままにお饅頭ハンティングするのも良さそうですね。
 
「うむッ! はるやすみィはァ、おまんじゅうをォ、これくしょんッ♪」
「がるるるぐるる?」(←訳:ベストワンはどれだろう?)

 皮だけ食べたいネーさも、
 餡子だ~い好きな貴方も、
 必携のおまんじゅうBOOK!
 食いしん坊を自認なさる紳士淑女さまも、
 ぜひ一読なされませ~♪

「あんこはァ、テディちゃがァ、たべてあげようゥッ!
「がるぐるる~♪」(←訳:手伝いま~す♪)
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おすすめ春ショコラ!

2010-03-07 22:59:08 | ショコラ
 ぶるぶるっ!3月なのに寒すぎる!な東京・多摩地方から、
 こんにちは、ネーさです。
 皆さま、週末をいかがお過ごしでしょうか?

「こんにちわァ、テディちゃでスゥ!」
「がるる!」(←訳:虎です!)
「しゅうまつはァ、たべまくりィ!するべしィ♪」

 それはつまり、
 おやつを寄越せ!ってことですね。
 ええ、よござんす。
 ネーさもお腹が空いたところです、おやつタイムにいたしましょう。
 本日のおやつは、こちら!
 『ネッスル』さんの新作、
 《キットカット 桜抹茶》ですよ~♪

「むぽッ! きせつものォでスかッ」
「がるるるぐーる!」(←訳:春だからサクラだね!)

 サクラも桜桃もチェリーのジャムも大好き!
 なので、桜味のショコラにも期待してしまうネーさです。
 さあ、テディちゃ、虎くん、実食と参りましょう!
 いただきまーす!

「いただくでスゥ! ぱくくもぐッ!」
「がるがるぐる!」(←訳:いっただきます!)

 ぱく、っと……もぐもぐ、っと……。
 うん? 
 これは……桜なのか、それとも桜餅なのか……?

「ふむむうむッ! さくらもちィ、みたいなァ、おあじでスッ!」
「がるるー!」(←訳:和風のお味だ!)

 桜葉エキスパウダーが使用されているから、でしょうか。
 こし餡を包んだ上品な桜餅を想わせる風味のチョコ菓子ですね。
 抹茶のチョコレートと桜(桜餅?)は相性が良いとみえて、
 とっても美味しいです!
 う~ん、このお味のマックシェイクを作ってほしいわ!

「あいすくりーむゥもォ、よさそうゥでス!」
「がるるーるっ?」(←訳:ハイチュウはどうっ?)

 あのお菓子も、このお菓子も、
 桜抹茶味にしてみたら、きっと……♪
 と、想像力が、いえ、妄想力が動き出す
 ユニークなキットカットです。
 おそらく期間限定の御品かと思われますから、
 抹茶味のお菓子が好きな御方&ショコラマニアの方々、
 お買い逃しのないように!
 
「はむはむッもぐぐッ!
 おかわりィくださいッ!」
「がるぐるがるる~る!」(←訳:一足早いお花見気分で!)
 
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新たな《十三人》。

2010-03-06 23:29:22 | ブックス
「うりゃうりゃうゥ~! とりゃッ! かかッてこォ~いッ!」
「がるるー!」(←訳:えいえいおー!)

 ちょっとちょっと、テディちゃも虎くんも、お静かになさい。
 えへん、菜種梅雨の東京・多摩地方から、こんにちは、ネーさです。
 テディちゃと虎くんが騒いでおります理由は――

「まけないィぞォ! あくにんめッ!」
「ぐるるー!」(←訳:決戦だー!)

 はいはい、ですから落ち着いて。
 えーと、ですね、毛玉ふたりをかくも熱狂させるのは、
 血沸き肉躍るお侍さんたちの物語です。
 さあ、手に汗握って、こちらを、どうぞ~!


 
                  ―― 十三人の刺客 ――



 著者はこだま雄一郎さん(『こだま』は谷へんに牙という字です)、
 原案は池宮彰一郎さん、’10年2月に発行されました。
 2010年秋公開予定の映画『十三人の刺客』をベースに、
 新たに書き下ろされたのがこの御本です。

「うむむッ!
 じだいィしょうせつゥ、なのでござるゥッ!」
「がるぐるるー!」(主人公はお侍さん!)

 映画マニアさんの中には、
 『十三人の刺客』と聞いて、おお!と思い当たる御方もおられるでしょうね。
 時間をずーっと溯って、
 昭和の38年……1963年に製作された映画がありました。
 当時の大スター・片岡知恵蔵さん主演による『十三人の刺客』は
 大きな反響を映画界に与えたといいます。
 元祖版『十三人の刺客』脚本を担当なさったのが、
 池宮彰一郎さんだったのでした。

 長い時を経て、
 新版『十三人の刺客』が世に出ようとしています。
 メガホンを取るのは……三池崇史さん!

「わおォ! あたらしィかぜッ、でスねッ!」
「ぐるーる!」(←訳:あの御方が!)

 名作とはいえ、昭和の映画がなぜ今ごろリメイク?
 流行遅れなんじゃないの?
 なんて心配は、まったくありません。
 だって、この物語、ものすごーく面白いんです!

「うむッ! びッくりィでっござるよッ!」
「がるがるがるーる!」(←訳:設定が意外なんだよね!)

 播州明石十万石、松平家の当主・松平斉宜(まつだいら・なりこと)は、
 ひどく悪評高い御殿さまです。
 その粗暴な振る舞い、悪辣非道な所業は、
 既に幕閣の重鎮たちの耳にも届いておりました。
 しかし、だれひとり、
 斉宜に意見し、諫めようとする者、
 その行いを正そうとする者はいないのです。

 斉宜は、先代将軍の子であり、
 現将軍の異母弟。
 
 厳格な身分社会の江戸時代に於いて、
 これほどの《強み》は他にない――
 斉宜は、いわばアンタッチャブルなんですね。

「ずるいィでス!」
「がるるっ!」(←訳:卑怯者めっ!)

 生来の身分を楯に勝手放題を続ける斉宜を、
 とうとう幕閣も見過ごせなくなりました。
 
 このままでは、いずれ暴動すら起こりかねない。
 しかも、近いうちに斉宜は老中職に就こうとしている……
 それだけは、許してはならない!!

 現職老中・土井利位(どい・としつら)は、
 密かに旧知の旗本・島田新左衛門(しまだ・しんざえもん)を招き、
 頼みごとをしました。

 将軍家の臣下としてはあるまじき、
 が、世情を憂う老中としてはやむを得ぬ、
 驚くべき頼みごとを――!

「ぎょうてんのォけいかくゥ、ですよッ!」
「がるるる!」(←訳:嘘みたいな!)

 平和な江戸時代に、いったい何事が出来しようとしているのでしょう?
 洗練された語り言葉で綴られるのは、
 江戸の武士たちの《覚悟》のものがたり。

 時代もの好きな御方に、
 またアクションやミステリ好きな御方にも、おすすめです!
 映画ファンさんも、ぜひ~♪

「きえーいィッ!
 えいやッ、とうゥッ! うちとッちゃうゥぞォ!」
「ぐるぐるるー!」(←訳:勝負勝負ー!)

 ……剣術好きさんも、ぜひとも!
 
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わんこもニャンコも、ひとつ屋根。

2010-03-05 23:30:18 | ブックス
「きゃぽゥ! おひさしぶりィでスッ、おひさまッ!」
「がるる~るる!」(←訳:あったかいねえ!)

 と言いたくなる日和の東京・多摩地方でしたね!
 こんにちは、ネーさです。早くホントの春が来ますように~♪

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるるっ!」(←訳:虎ですっ!)

 さあ、本日は!
 春の優しい陽光にお似合いの、最上級ワンダフル!な一冊を御紹介いたしましょう!
 クマも虎も人間も、みーんな揃って、こちらを、どうぞ~!


 
              ―― かのこちゃんとマドレーヌ夫人 ――


 
 著者は万城目学さん、’10年1月に発行されました。
 あら、どうしましたか、テディちゃ?
 両耳がぴくぴくしていますよ?

「だッてェ、このごほんッ、ちがうのでス!
 『ほるもー』のごほんとォ、ふんいきィ、ちがッてるでスよッ!」
「がる!がるるー!」(←訳:うん!そうだよねー!)

 ええ、そうですねえ……初めて目にした御方は、
 あれれっ?と思われるかもしれませんね。
 『ホルモー』や『鹿男』など、万城目さんの御本の表紙でお馴染みの、
 石居麻耶さんの可愛らしいイラストが……ありません。
 それに、新書サイズ……?
 ちょっと不安を覚えつつも、手に取って、ページをひもといてゆけば……

 ああ、やはり万城目さん!
 万城目さんの御本です!
 他の誰でもない、万城目さんの作品ですよ!

「あァ、よかッたでス~!」
「がるるるぐるるっ?」(←訳:それでそれでっどんなおはなしぃっ?)

 新たな形で万城目さんが送り出したのは、
 かのこちゃんと、マドレーヌ夫人の物語です。
 小学校の一年生になろうとしている、かのこちゃん。
 そしてアカトラ猫のマドレーヌ夫人は、
 かのこちゃんのお家で飼われている柴犬の玄三郎(げんざぶろう)さんの、
 奥さん、なんです。

「……いぬとォねこッ??」
「がるぐるがる?」(←訳:ニャンコとワンコが夫婦なの?)

 いいじゃありませんか、ワンニャンブライダル♪
 かのこちゃんは疑っていませんよ。

 そう、かのこちゃんの関心は、マドレーヌ&玄三郎夫妻よりも
 『すずちゃん』に注がれています。
 クラスメイトの、すずちゃん。
 ひと目見たときから、

  『こやつはできる』

 と、かのこちゃんに確信させたのが、すずちゃんでした。
 すずちゃんと話したい。
 お喋りして、仲良くなりたい。
 ところが、すずちゃんの方は……かのこちゃんを避けている様子が?
 ああ、学校って難しい。
 都こんぶを食べながら肩をすくめ、
 それでも期待を抱きつつ、今日も登校するかのこちゃん。
 或る月曜日、教室に到着したかのこちゃんは驚きます。
 何でしょう、この異様な空気は?
 いつもと違う何かが、起ころうとしている?

「うむむッ、せいとさんたちがァ、いッぱいィいまスよッ?」
「がるる~る?」(←訳:喧嘩じゃないよねっ?)

 ひとは言います。
 『こども時代は、暗黒の時代だった』と。

 また、こう言う人もいます。
 『僕のこども時代は、黄金時代だったよ』と。

 では、いまその《こども》時代の只中にいるかのこちゃんにとって、
 世界は何色をしているのでしょうか?
 おとうさん、おかあさんがいて、
 すずちゃんがいて、
 玄三郎とマドレーヌ夫人がいる、
 かのこちゃんの周囲は、どんな色……?

「じゅんぱくのォ、しろいろォ、かなッ?」
「がるぐるぐる?」(←訳:若草色かも?)

 気が早過ぎるよ、と嘲笑されるのを承知で言っちゃいましょう。
 これは、2010年ベスト!に数えられる、
 いえ、数えるべき御本です!!
 ある時はかのこちゃんになりきり、
 またある時はマドレーヌ夫人になりきり、 
 目に見えない大事なものを語りきる
 魔術師・万城目さんの最新作品を
 活字を愛する方々は、ぜひ!
 ネーさ激おすすめの一冊ですよ~!
 
「ねこずきさんもォ、わんこずきさんもォ、よんじゃおうゥッ!」
「がるるっるぐるぐる~!」(←訳:万城目さんっ虎もキャストに加えて下さい~!)
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白熱の!

2010-03-04 23:01:26 | ブックス
 花粉症用の目薬を買ってみました。これが……けっこう効いてます!
 こんにちは、ちょっと嬉しいネーさです~♪

「こんにちわッ、テディちゃでスゥ~!」
「がるる~!」(←訳:虎で~す!)

 目薬と一緒に購入いたしましたのが、こちら!
 もはや改めて御紹介するまでもない大ヒット作品ではありますが、
 どうぞ皆さま、御覧あれ~!!


 
            ―― ワンピース  巻五十七 頂上決戦 ――



 著者は尾田栄一郎さん、’10年3月に発行されました。
 コミックスの帯にも表記してあるように、
 話題になっていますね!
 なんと、初版300万部達成、ですって!

「すごいィでス! ぱちぱちぱちィ!」
「がるるーる!」(←訳:偉業なんだよね!)

 300万部……一般の小説、研究論文などの御本の発行部数を考えると、
 何かの間違いなんじゃ?!?というような数字です。
 でも、それもアリなんだと、
 ネーさは知っておりますわ……。

 2、3週間前の週刊ジャンプ発売日、
 コンビニの雑誌コーナーで、
 あまりの衝撃的なストーリー展開に涙ぐむ男子が続出したこと。
 そして先週も、
 発売日に並んだ週刊ジャンプに群がるコミック好きさんの多かったこと!
 雑誌の棚の前は黒山の人だかりで、
 近付けないほどでしたよ!

「むむゥ!
 それほどのォ、にんきィなのでス!!」
「がるるーがるぐる!」(←訳:だって面白いんだもん!)

 そんな大人気の、
 そんな大ベストセラーのこのシリーズ作品を、
 えーと、その、
 ネーさは最近ようやく読み始めまして……
 えへん、いうなれば、
 ワンピース・ビギナー、と申しましょうか……。

「えええェッ! いまごろォでスかッ??」
「がるるっ!」(←訳:有り得ないっ!)

 え、でもね、あのね、ちょびっと知識はあるんですよ。
 TVアニメは、ごくたまにですが、目にする機会がありましたからね。
 主人公はルフィくんといって、
 海賊王になりたい、らしい、とか。

「…………。」
「…………。」

 それとね、
 チョッパーくんは、トナカイ……なんですよね、たしか?
 らしくないんだけれど、
 トナカイなのよ、ええ、たぶん、きっと。

「しんじィられないィでスゥ~……」
「がる~……」(←訳:全くだ……)

 本日発売となった↑画像の57巻は、
 各書店さんが特設コーナーを用意して販売に当たり、
 街頭には『新発売!57巻本日発売ですよ~!』と
 店員さんたちのアピールする声がこだましました。
 内容は――未読の方々のために、秘密です!

「とうぜんでスゥ!
 それではァ、ネーさッ!
 57かんまでのォ、すとーりーをォ、おおしえしましょうゥッ!」
「がるぐるる!」(←訳:一気に行くぞ!)

 いえいえ、一気読みは、いけません。
 実はネーさ、以前に『ナルト』を、25冊だったかしら、
 一気に読破した経験がありまして……クタクタに疲れちゃいました。
 あの教訓をもとに、
 一気読みではなく、
 ゆっくり読みで、じっくりと、
 『ワンピース』57冊を読んでゆこうと思います。

 大人気なのには、理由があるはず!
 ネーさと同じく初心者の御方、
 未読の御方、はたまた中級者や上級者の方々も、
 ともに楽しみ、
 ともにハラハラし、
 ともに声援をおくりましょう!
 《麦わら一味》万歳!

「むぎわらァ、ふァいとォッ!」
「がるるーがるっ!」(←訳:掲げよZ旗をっ!)
 
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今回は、強敵が?

2010-03-03 23:32:14 | ブックス
 今日の花粉悲惨、いえ、飛散量は今シーズン最高だったわ~と思うネーさです、
 花粉症仲間の皆さま、こんにちは。ぐすん。

「こんにちわゥ、テディちゃでス! めがァ、かゆいィでスよゥ~」
「がるるっ! がる~……」(←訳:虎ですっ! 鼻水が……)

 最近はヨーロッパでもスギ花粉が問題になっているそうですが、
 この御方たちの時代は、どうだったのでしょう?
 さあ本日は、こちらのDVDブックを、どうぞ~!


 
            ――シャーロック・ホームズの冒険 vol.19 ――



 制作は英グラナダTVさん、画像の宝島MOOK版は’10年3月に発行されました。
 原作では短編であった『サセックスの吸血鬼』が、
 ここでは長編の映像作品となっています。
 主演のホームズさん役、ジェレミー・ブレッドさんもびっくり!な脚色ぶり?ですね。

「わうゥ~……きゅけつきィ……」
「がるるー!」(←訳:人間の天敵だ!)

 原作は、ミステリ好きさんにはよく知られている作品ですけれど、
 まだ御存知ない、という御方のために、
 詳しいストーリー紹介は控えちゃいましょう。
 ただ、今回ももちろん!ホームズさんは大活躍!
 『吸血鬼』の謎に、正攻法で取り組みます。

「うむむッ、それでこそォ、われらがァ、めいたんていさんッ!
 でもォ……なんでェ、きゅうけつきィ??」
「がるるぐるるー?」(←訳:狼男じゃなくて?)

 そうですね、ではテディちゃに虎くん、
 前々回の記事で御紹介しました『フランケンシュタイン・コンプレックス』を
 思い出して下さいな。
 メアリー・シェリーさんの著作、
 『フランケンシュタイン』は
 或る約束から生まれたのでした。

 1816年の夏のこと、
 レマン湖畔の別荘で、4人の若者が話し合います――
 どうだい、怖い物語を作ってみようじゃないか。

 4人とは、バイロン卿、
 詩人のP・B・シェリーとその妻メアリー、
 医師のポリドリさん。
 バイロン卿とシェリーさんは書き出したものの完成に到らず、
 メアリーさんとポリドリさんの二人が
 約束を守ります。
 メアリーさんの著作は、言うまでもありませんね。
 『フランケンシュタイン、または現代のプロメテウス』という、
 世紀の傑作でした。
 そして、ポリドリさんの作品は……。

「ふむむッ? なにィでスかッ??」
「がるー?」(←訳:どんなのっ?)

 ポリドリさんの著作は、
 ……『吸血鬼』。

「わうううゥ~ッ!」
「がるるぐるるるっ!」(←訳:確かに約束通りだけどっ!)

 メアリーさんの作品ほど目立ちはしませんでしたが、
 ポリドリさんの書いた短編小説――吸血鬼を扱った小説はこれが初、とされるこの作品も、
 静かな波紋を世に及ぼします。
 後代、何作もの吸血鬼小説が出版され、
 その頂点を極めたのが……『ドラキュラまたは不死者』、
 日本では『吸血鬼ドラキュラ』として知られる作品ですね。

 つまり、ホームズさんの時代は吸血鬼ものが大ヒット中、だったのでした。

「ふァ~、ぶーむゥ、でスかァ~」
「がるるるぐる!」(←訳:人間界のヘンな流行だね!)

 その流行――扇情的な《流行りもの》への、
 ホームズさんの(ひいてはコナン・ドイル卿の)答えが
 『サセックスの吸血鬼』であったのかもしれません。
 
  吸血鬼、なんて簡単に口にするけれど、
  それでいいのか?
  流行や噂を盲目的に信じ、騒ぎ立てるのではなく、
  検証することを忘れるな。
  科学の心をわすれるな、と。

 そんな原作のテーマからはちょっぴり離れてしまった気もいたしますが、
 ホラー&ミステリ好きな御方、
 ホームズさんマニアさんには十二分に楽しめる映像作品です。
 雨の週末などに、おすすめですよ~♪

「ほーむずさんッ、おおかみおとこもォ、やッつけてくださいィ~!」
「がるるる!」(←訳:ネズミ男もね!)
 
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新味、発見~♪

2010-03-02 22:52:56 | えんぜる
(おや? どたばた、どたばたばたた、と響くあの足音は……?)

「ネーさッ! にゅーすゥ! きんきゅゥにゅーすゥでスよッ!」
「がるるっ、がるるー!」(←訳:発見、発見だよー!)

 また何の騒ぎですか、テディちゃに虎くん?
 緊急で、発見って、いったいどういうこと??

「ふァいッ!
 これをォごらんくださいィッ!」
「がるーる!」(←訳:ほらねー!)

 ややっ! これは!
 大人もちびっ子も、みんな大好き♪
 『森永製菓』さんのチョコボールシリーズの、新作ですね!
 ……む?
 《メロン》味、ですってー??

「ふァいッ!
 きょろちゃんのォ、あたらしィおあじィはァ、めろんッ!
 さッそくゥ、いただきましょうッ!」
「がるるっ!」(←訳:実食だ!)

 解りました、これはもう、いただいてみるしかないでしょう!
 では、いただきまーす!で、箱をオープン!
 黄色のクチバシからコロロっと飛び出てきたメロングリーン色のチョコボールを、
 ぱくっ! もぐぐっ!

「いただきまスゥ、ぱくくッ!」
「がるーぐる!」(←訳:いただきますー!)
「むぽッ!
 これはァ、さくさくゥ!」

 おお、これは美味しいです!
 メロン色をしたメロンのお味のチョコレートでコーティングしてあるのは、
 ココア味のビスケット。
 このビスケットの、さくっ、かりっ、とした
 クリスピーな食感が、
 想像をたくましくするならば、
 リンゴの果肉のシャキシャキ感や、
 まだちょっと若いメロンの実のカリっとした感じと、
 良い具合に共通しているのです。

「おあじィもォ、いいけどォ~」
「ぐるがるぐるる!」(←訳:香りもメロン!)

 チョコボールのレギュラー味、
 ピーナツくんや、キャラメルくん、苺ちゃんにも負けない
 新作・メロンくん。
 チョコボ好きさんはコンビニやスーパーで探索しましょう♪

 ……でも、なんでメロン??
 3月って、メロンのシーズン、だったかしらん??

「よくわきゃんないィけどォ、
 おいしくッてェ、もぐぐッ♪」
「がるがるる~!」(←訳:気に入ったのでもぐぐ!)

 欠点はただ一つ……すぐなくなっちゃうこと!
 森永さん、大~っきな箱のチョコボールを作って下さーい!!
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