テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

お見舞い申し上げます。

2011-03-11 22:43:02 | ブックス
 たいへんなことが起きてしまいました。
 
 こんにちは、ネーさです。
 いつも御来訪下さる皆さまがた、お怪我はありませんか?
 お住まいは無事かしら、
 駅で立ち往生しておられるのでは、と
 ひたすら心配しております。

 私たちの地元・東京都の八王子市でも
 震度5強の揺れが観測されました。
 地震当時、私ネーさは、JR八王子駅から遠からぬ場所におりました。
 揺れのひどさに立っているのも難しくなり、
 手近の電柱に掴まって、
 どうにか堪えたほどです。

 恐怖と、その後も続く余震に膝がガクガクしましたが、
 自宅までは歩いて戻れる距離ですので、
 帰着することが出来ました。
 家に被害はなく、
 テディちゃ、虎くん、ともに無事です!

 

「テディちゃでス! ぶじィ、でス!」
「がるる!ぐるがるるる?」(←訳:虎です!皆さんは無事ですか?)

 被害に遭われた方々に、心よりのお見舞いを申し上げます。
 
 そしてまた、
 戻りたくても未だお家に戻れぬ御方が大勢いる、と
 TV等で報道されております。

 どうか皆さま、安全第一で!
 石橋を叩いて渡るつもりで、
 危険と思われる箇所を回避して下さいね!
 皆さまの御無事を、
 すべての方々の御無事を、
 一心に願っております!

 
 付記:親戚&友人に連絡を試みましたところ、
 神奈川県の一部(津久井湖周辺?)では停電が発生しているようです。
 相模原や座間への電話は通じません。
 が、都区内へのケータイの不通状態はやや改善されつつあるようです。
 どうかもう、被害が広まりませんように!
 
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子犬だって、走るんです。

2011-03-10 23:33:29 | ブックス
 あらっ? 夕暮れ刻の雨? いえ、みぞれだわ!

「ひゃッ! さぶゥいィ~!」
「がるるるぐる!」(←訳:真冬みたいだよ!)

 いったい春さんはどこに寄り道しちゃってるんでしょう……
 今日も寒~い東京・多摩地方から、
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるるー!」(←訳:虎ですー!)

 東京や神奈川も寒~いんですけれど、
 本日ご紹介いたしますのは、
 冬の寒さではここも相当なものよ!と言われる街を舞台にした物語です。
 こちらを、どうぞ~!

  


 
             ―― 小説 リトル・チャロ ――


 
 著者は、わかぎゑふ さん、2009年6月に発行されました。
 題名に『小説』と付されているのは、
 この御本が、以前にNHKで放送された英語番組『リトル・チャロ』を
 原作としているためです。

「あッ! テディちゃ、おぼえてまスゥ!」
「ぐるがるぐるる!」(←訳:ボクも聞いたことあるよ!)

 著者のわかぎさんは、TV番組の原作を担当し、
 さらに、この小説版をも手がけました。
 似て異なるTV版と小説版に
 共通する主人公は――

 子犬のチャロくん。

 チャロ、という名の由来は、
 耳が茶色と白だから、チャロ。

 ええ、チャロくん、
 父犬や母犬の家系が明瞭に分かる血統書付の純血種犬ではないんです。
 まだら模様が目立つ、雑種犬。
 公園の片隅、ダンボール箱に入れられて、
 捨てられていた幼いワンコが
 チャロくんでした……。

「むッ!
 こうえんにィ、ゆきがァ、ふッてきたでス!」
「がるがるるるぐる!」(←訳:仔犬が凍えちゃうよ!)

 凍える仔犬を拾い、
 お家へ連れ帰ったのが、
 八歳の少年・翔太(しょうた)くん。
 チャロ、と名付けたのも翔太くんです。

「ふゥ~、よかッたでスねッ!」
「ぐるぐるがるるる!」(←訳:良い同居人に巡り会えて!)

 そののちは、翔太くんと過ごす楽しい日々……のハズが!
 チャロくんをパニックが襲います。

 なにこれっ?
 どうなってるのっ??
 翔太はどこ!?!

 チャロくん、迷子になってしまいました。
 その場所というのが、
 こともあろうにニューヨークのJFK空港!

「なんでェにゅーよーくゥ!」
「ぐるぐるぐるるー!」(←訳:なんで空港なのー!)

 しょうがないじゃありませんか。
 チャロくん、翔太くんとともに
 合衆国を旅行している最中だったんですから。

 手違いで空港に残され、
 翔太くんと完全にはぐれてしまったチャロくんの、
 NYでの迷い犬生活が始まりました――

「ううッ、まいごはァ、こころぼそいィものでスゥ~」
「ぐるるがる~…」(←訳:つらいよね~…)

 この世には、
 ハッピーエンドになって欲しい!
 なんとしても幸福な結末を迎えてくれなくちゃ!
 と観る者・読む者が祈らずにいられなくなる物語があるものですが、
 チャロくんのお話も
 そんな思いを抱かせる《冒険譚》です。
 
 放送直後から大人気となり、
 現在は『リトル・チャロ2』も制作されて、
 またまた好感度アップのチャロくん!
 TVのチャロくんファンの方々、
 こちらの小説版も、ぜひ一読を!

「ざッしゅだッてェ、まけないさッ!」
「がるぐるがるる!」(←訳:跳ね返せ逆境を!)
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ウサギの美味箱?

2011-03-09 23:20:57 | 美味
「むむッ? みなれぬものォ、はッけんッ!」
「ぐるーがるる?」(←訳:何だろうコレー?)

  

 諸君、解説しよう! これは……
 あら、御挨拶を忘れてしまって、失礼いたしましたわ。
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるがるるるー!」(←訳:虎ですハロー!)

 えっへん!
 さあ、あらためまして、解説です!
 透明なケース内にずら~りと勢揃いしたこちらは、
 マシュマロ!
 
 活字マニアさんには、もうお分かりですよね。
 ケースに添えられている
 ラッパを手にしたウサギさん――

「ちこくだッ、ちこくだッ!」
「がるるーがる!」(←訳:遅れちゃうー!)

 おお、よく出来ました!正解よ!
 これは
 『不思議の国のアリス』
 をモチーフに作られたお菓子なんです。
 箱の中のマシュマロは
 カードの兵隊さんたちがモデルなのでしょう、
 ハート、ダイヤ、スペードにクローバーといった
 トランプのマークがプリントされておりますよ。

「あはッ♪ これでスねッ!」

  

「ぐるがるぐるぐるる!」(←訳:ハートのエースだ!)
「もふゥ!
 いただいちゃおッ♪」
「がるるー!ぐるぐるぐる!」(←訳:ボクもー!いただきます!)
「ぱくッ!」

 桜餡入り、チョコレートクリームやカスタードクリーム入り、
 チョコや、きなこでコーティングされたもの、と
 近年はマシュマロのバリエーションも豊かになっていますが、
 この『アリス』マシュマロは……
 普通、です。
 白くてぽわぽわ、
 噛めばクシュッとつぶれる食感も、
 ごく当たりまえの、マシュマロくん。
 その《あたりまえ》が、美味しゅうございます。
 
 伊勢丹新宿店の地下で見つけた~♪
 と、このお菓子を買ってきてくれたのは
 ネーさ弟です。
 なので、お店のどのコーナーで販売していたか、
 メーカーさんや原産国は、等のデータは不明なのですけれど、
 『アリス』ファンの方々、
 ビジュアルなお菓子が好きな御方は
 伊勢丹新宿店に行ったら
 探してみてくださいね!

「そやつをォ、ぱくぱくッとォ、たべておしまいなさいィッ!」
「がるぐるがるぐるるーる!」(←訳:ウサギの国のお菓子、御馳走様でした!)  
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楽しきは言葉の迷路♪

2011-03-08 23:39:31 | ブックス
「わァ~んッ、ゆきィがァ~!」
「ぐる~!」(←訳:ない~!)
「きのうはァ、いッぱいィ、つもッたのにィ!」

 あのですね、テディちゃ、虎くん、
 ここは関東、東京の多摩地方ですよ?
 連日ドカ雪が降ったりしたら、それこそ超異常気象でしょ!
 こんにちは、異常気象はカンベンしてほしいネーさです。

「こんにちわァ~、テディちゃでスゥ~」
「がるる~」(←訳:虎です~)

 さあ、春の雪も消えた本日、
 読書タイムに御紹介いたしますのは……こちら!ですよ~♪

  


 
               ―― ダンスがすんだ ――


 
 著者はフジモトマサルさん、2004年8月に発行されました。
 副題に『猫の恋が終わるとき』とあります。
 いかがです、テディちゃに虎くん?
 この御本の題名に、何かピン!と来るものはなくて?

「ふァ?? だいィめいィッ??」
「がるるるる~ぐる?」(←訳:題名がどうしたの~?)

 あら、気付いてないんですね?
 では『ダンスがすんだ』と、大きな声で、はっきりと、言ってみてくださいな。
 はい!

「だんすがァすんだァ??」
「がるがるがるが?」(←訳:ダンスがすんだ?)

 はい、では次に、
 逆さから読んでみましょうね。
 『ダンスがすんだ』を引っくり返して言ってみると――

「あッ!」
「がるぐるがるー!」(←訳:おんなじだー!)

 ええ、その通り!
 上から読んでも下から読んでも
 同じ!
 というような字句を、
 《回文》と申しますよね。

「ねこにこねッ!」
「がるぐるぐるが!」(←訳:たけやぶやけた!)

 それも有名な回文ですが、
 この御本はもっとすごいわ!
 
 一冊、まるまる回文……!

 って信じられます?
 しかも、回文にイラストを添える形で
 演劇のワンシーンを想わせる《一場(一場面)》を造り、
 その《一場》を次々につなげていって、
 ひとつの壮大な物語を描き出してしまうとは!

「えええェッ?
 かいぶんでェ、おはなしをォ、つくッちゃうゥのッ??」
「がるがるるーぐる?」(←訳:どのページも回文?)
「ふかのうゥでスゥ!」

 不可能をやってのけてしまった著者のフジモトマサルさんは
 『漫画家兼イラストレーター』と名乗る才気煥発な作家さん。
 活字マニアの皆さまには、
 1コマ漫画、4コマ漫画、書籍の装丁や挿絵の作家さんとして
 お馴染みのクリエイターさんでしょうけれど、
 フジモトさん、
 なぞなぞ、回文などの言葉遊びもお手のもの! 

 この御本では、
 『医師らしい』、
 という一文&イラストに始まり
 『スリム化無理す』と続いて、
 やがて、
 一見したところでは関連もなさそうな文と画が
 次第に輪郭を結び始めます。
 
 トランプで作る“カードの家”のように、
 脆く儚い、
 一瞬の幻影と
 長く消えぬ余韻のものがたり……。

「むむゥ!
 まほうのォ、ようでスゥ!」
「がるがるるる!」(←訳:魔術師だよう!)

 回文の魔術師であり
 読み手を惑わせるステキな漫画家さん、
 フジモトさんの回文本デビュー作!
 
 中村航海さんとの共著『終わりは始まり』や、
 『今日はなぞなぞの日』、
 初の画文集『終電車ならとっくに行ってしまった』も
 言葉を愛する活字マニアさんに、ぜひのおすすめ!

「くるまッ、まるく!」
「がるがるがるが!」(←訳:サルサ去るさ!)

 つい自分でも回文を作ってみたくなっちゃう一冊、ですよ~♪
 
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ピッチの悪魔?

2011-03-07 23:21:57 | ブックス
「きゃぽゥ~! ゆきィでスゥ!!」
「がるるるる~ぐるっ!」(←訳:雪だぁ!わほほ~い!)
「うきゃほゥ! えいッ!」

 ……痛っ、ちべたっ!(←雪玉が足元に炸裂!)
 こらっ、テディちゃ、虎くん! 雪合戦はお外で!
 ふぅ~、雨の予報が雪になるとは、完全に意表をつかれたネーさです、
 こんにちは~。

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるる!ぐるぐるぐるる!」(←訳:虎です!しばしの銀世界!)

 明日朝も冷え込みそうです、どうぞ皆さま御注意を!
 そして、本日ご紹介いたしますこの一冊にも、注目を!

  


 
               ―― 番狂わせ ――



 著者は押井守さん、2011年2月に発行されました。
 副題に『警視庁警備部特殊車両二課』とあるこちらの御本は、
 前回記事に続いての、映画監督さんにして映像クリエイター押井さんの著作、
 しかも小説、ですよ~♪

「わほッ? えいがァひょうろんじゃないィのォ?」
「がるぐるがるるるるー!」(←訳:フィクションストーリー!)

 アニメ好きさん、ロボットもの好きさんは
 よく御存知のことと思われますが、
 『機動警察パトレイバー』という作品がありました。

 ゆうきまさみ さんによる漫画『機動警察パトレイバー』、
 TVアニメーションの『機動警察パトレイバー』、
 劇場版『機動警察パトレイバー』、
 他にノベライズ作品や、ゲーム版なども発表されておりますが、
 それぞれ表現の形態は違っても、
 巨大ロボットとその搭乗者さんたちを主人公にした物語に
 共通するテーマはひとつ。

  たとえこの身は非力なれど
  知恵と勇気で
  悪を倒そう!

「よッ! せんりょうやくしゃッ!」
「がるぐるー!」(←訳:日本一ー!)

 ええ、日本一!
 いえいえ、今回は世界一!の掛け声もかかっちゃうかもしれません。

 舞台は、映画版『パトレイバー2』の数年後、のようです。
 予算を削られ、人員を削られ、仕事も減らされ、
 青息吐息の警視庁警備部特殊車両二課の皆さんが
 突如、忙しくなりました。

 もうすぐ英国の有名サッカーチームが来日するのですが、
 その試合会場で何かが起きる……!

 犯行予告とも取れる文章がネットに流され、
 特殊車両二課も、
 警備に駆り出される事態となったのです。
 日本の威信をかけて、
 なんとしても犯罪の実行を食い止めねば!

 ……とはいっても、
 特殊車両二課の目玉は、
 巨大二足歩行ロボット――レイバー。
 外国要人の警備にお飾りで出動することはあっても、
 国際的なフットボールクラブチームの警備・警護に
 役立つのでしょうか?

「むゥ! むずかしィでスねッ!」
「がるぐるがるる!」(←訳:でも頑張って欲しい!)

 真面目なSFサスペンス小説なのか?
 でもこの、山ほどのサッカー《戦術》ウンチクは何なの??
 布陣? 戦法? 実践?
 登場人物さんたちも
 状況に振り回されているうちに、
 予告されたその日――試合当日となってしまいましたが……。

「たたかえッ、ちえとォゆうきィでッ!」
「ぐるるぐるぐるがる!」(←訳:頼んだぞ正義の味方たち!)

 本文中にも頻出する英題名『GIANT KILLING(番狂わせ)』が暗示する
 闘いの結末は?
 不思議な味わいのフットボールサスペンス小説、
 押井さんファンの方々、
 サッカー好きさんはぜひ一読を!

「ほいッするがァ、なッたらァッ!」
「がる~!」(←訳:出動~!) 
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フィルムは踊るよ♪

2011-03-06 23:39:45 | ブックス
 河津桜が美しく咲いている様子をTVのニュースで拝見しました。
 濃い色合いの桜もすてきですね~♪
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるがる!」(←訳:虎ですよ!)

 さあ今週は、桜ほころぶ春本番の天候に近付けるでしょうか?
 お空を見上げながら、
 こちらの御本も、どうぞ~!

  

  
         
         ―― 勝つために戦え! 監督篇 ――



  



         ―― 勝つために戦え! 監督ゼッキョー篇 ――


 
 両作品とも著者は押井守さん、
 『監督篇』は2010年2月に、『監督ゼッキョー篇』は2010年8月に発行されました。

「もほッ♪
 ごうかァ、にほんだてッ、でスねッ!」
「がるるるるぐるがるー!」(←訳:豪華2冊立と言ってー!)

 押井守さん――
 映画好きさんならば、もうよく御存知のクリエイターさんですが、
 あんまり映画や映像には詳しくなくて~…という御方にとっては
 馴染み薄いお名前かもしれません。
 でも、実際には、皆さまどこかで押井さんの作品を
 目にしておられる筈ですよ♪

 世界に押井さんの名を知らしめた『攻殻機動隊』、
 続編にあたる『イノセンス』や、『スカイ・クロラ』……
 そうそう、劇場版『うる星やつら』シリーズ中の最高傑作とされる
 『ビューティフルドリーマー』も
 押井さんの作品です。
 アニメーションだけでなく、実写映画も撮っておられますよ!

「テディちゃ、ぱとれーばー、すきでスゥ!」
「がるがるるるるるー!」(←訳:SF系ドンパチなら押井さん!)

 その押井さんが、
 この2冊の御本では語って語って語ります。
 歯に衣きせぬとは、こういうこと!
 と言いたくなっちゃうくらい、
 同業者の映画人さんたちを
 俎板の上の鯉のごとく、
 すぱすぱすぱぱぱーっと
 調理してしまいます。

 遠慮会釈はありません。
 あの大監督も巨匠さんもプロデューサーさんも、
 ダメじゃん!
 パクリじゃん!
 でもパクリのどこが悪いんだ?
 どうパクるかが問題だろう!
 と自論で切り伏せてゆくその胆力!

「はくりょくゥ、でス!」
「がるるるぐるるるっ!」(←訳:ばっさばっさとテンポよく!)

 けれど、押井さんの語りは、
 現役クリエイターさんによる映画論でもあります。
 これが、不思議と納得できてしまう、と申しましょうか、
 なるほど、そういう見方、視点、解釈もあるのだなあ、と
 腑に落ちるものがあるのです。

 特に、リドリー・スコットさんを分析?した『監督ゼッキョー篇』第2章は、
 『ブレードランナー』好きな方々は必読!
 あらためて、リドリー・スコット作品を見直したくなります。

「えいりあんッ、いいなッ♪」
「ぐるぐるぐるがる!」(←訳:『ブラック・レイン』もね!)

 無敗であること、
 負けないことが大事なのであって、
 勝ちすぎないからこそ
 次の勝負がある――

 押井さんの唱える柔軟な勝敗論、
 面白ーい!とにんまり出来るか、
 不遜だ!と怒っちゃうか、
 読み手さんの判定や如何に!
 映画の技術論もちゃあんと書き込まれていますから、
 映像好きさんは、ぜひ~!

「あかでみーしょうとはァ、ちょッとちがうゥ、えいがのせかいィ!」
「ぐるぐるぐるが~る!」(←訳:覗いてみて下さ~い!) 
  
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~ 桃、ふわわん ~

2011-03-05 23:11:47 | 美味
 卒業式のシーズンがやって来たようですね。
 この春、卒園・卒業なさる皆さま、
 おめでとうございます!
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでス! おめでとございまス!」
「がるるー!ぐるがるるっ!」(←訳:虎ですー!嬉しい春だねっ!)

 卒業式、あるいは入園・入学式の準備でお忙しいかもしれませんが、
 そんな時こそ、リラックスの週末おやつタイム!
 本日は、こちらをパクッと行きますよ~♪

  

 『カバヤ食品』さんと『キリンビバレッジ』さんのコラボお菓子、
 《世界のキッチンから とろとろ桃のフルーニュ グミキャンディ》!

 グミハンターである私ネーさのグミハント心が燃える久々のグミ!
 おしゃれなパッケージもよろしいわ!
 でーは! いただきまーす! ぱっくん!

「テディちゃもォ、いただきまス! ぱくちょッ♪」
「がるるるるるーぐるる!」(←訳:ボクだっていただいちゃいまーす!ぱく!)
「むッ! ももッ♪」

 おお、桃のお味! と思ったら……むむむ?
 マンゴーのお味が少しずつ強くなってくる感じ、ですわね。
 グミの形も……あまりグミっぽくないキューブ状で、
 食感も普通の和製グミとは違うような?
 フランス菓子でいう『パート・ド・フリュイ』をイメージしているのでしょうか。
 ちょこっと変り種ちゃんだけど、
 この桃風味、美味しいわ!

「おくちのなかがァ、ほんわかァ、ももッ♪」
「がるがるぐるぐるる!」(←訳:香りと色も桃だしね!)

 では、桃のお菓子をもう一品!

  

 『カンロ』さんの
 《ミルフルッツ 濃いももミルクCANDY》!

 ミルクと桃って相性が良いみたいですね。
 ミント系や刺激のあるお味のキャンディは苦手なのよ~という御方に、
 おすすめのキャンディです。

「うむッ! はるのォ、かおりィ~♪」
「がるる~ぐるる~♪」(←訳:春の~お味~♪)

 春らしいモモお菓子、
 ご馳走さまでした。
 たいへん美味しくいただいて、
 モモ好きネーさのテンションも上がります!
 
「もものォ、つぎはァ、なにィかなッ??」
「がるがるるるるぐるっ!」(←訳:わくわくの春!だねっ)

 皆さま、楽しい&美味しい春の週末を! 
 
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ひとつの住所から。

2011-03-04 23:46:56 | ブックス
 空気清浄機器がフル稼働中の東京・多摩地方から、
 こんにちは、ネーさです。
 最近は電車の車両やビルのエアコンにも
 フツーに空気清浄機能が備わっているんだそうですよ~。

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 かふんッ! おおッ、かふんよッ!
 そなたはなにゆえェかふんなのだッ!!」
「がるる!…ぐるぐるがるるーるる?」(←訳:虎です!…だって花粉だからでしょ?)

 本日ご紹介いたします物語の舞台も、
 かつてはここ多摩地方と同様に“東京の郊外”と呼ばれた土地でした。
 現在は都市化の波に飲み込まれ、
 大住宅地の一角となってしまったその地に、
 今もなお、在り続けるのは……こんな名前のアパートさんです。

  


 
              ―― 木暮荘物語 ――


 
 著者は三浦しをん さん、2010年11月に発行されました。
 『木暮荘』は『こぐれそう』とお読みくださいね。

「……あぱーとォ、かなッ??」
「がるがるるるぐるる~る~…」(←訳:名前で判断するに相当の~…)

 ええ、すっぱり申しましょう。
 木暮荘さん、相当にボロいです。
 木造二階建ての外壁は茶色いペンキで塗られ、
 窓枠の白ペンキを引き立てています。
 小田急線の世田谷代田駅より徒歩数分なのは交通至便でとても魅力的、
 ですが……ボロいこのアパートのお部屋に
 シャワールームはあれど、
 バスルームはありません。
 狭いキッチンは夏ともなると暑くて暑くて、
 壁が薄いために隣室の、いえ、アパート各部屋の生活音が
 筒抜けになっております。
 外階段を慌ただしく走り下りたりしようものなら、
 アパート中に振動が及ぶのです。

「こッ、こわいィでスゥ!
 ぼろくてェ、こわッ!」
「がるぐるぐるるる~がる~」(←訳:ボロいけど、でもその割に~)

 ボロいけれども、その割に、そうなんです、
 木暮荘さんに入居者さんはいるんですね。

 真新しい新築アパートより安価だから?
 昭和レトロな雰囲気が良しと思われて?
 駅まで近いため、かしら?

 それとも他に、何か理由が……?

 冒頭に収録されている『シンプリーヘブン』の主人公さんは、
 お花屋さんで働く坂田繭(さかた・まゆ)さん。

 或る日曜日の午後、
 アパート玄関のドアを開けた繭さんは驚愕しました。

 訪ねて来たのは、
 昔の彼氏!

 部屋の中には、現在の恋人がいるというのに!

「あわわわわッ!
 それはァ、たいへんでスゥ!」
「がるぐるるるっ!」(←訳:修羅場だようっ!)

 修羅場……といえば修羅場的ではあるのですが、
 どうにも奇妙な、調子ハズレの楽器のような、
 おかしな三角関係が始まります。
 繭さんの胃が痛くなっちゃうのも
 お構いなしに。

 木暮荘に住まうひと、木暮荘を通過してゆくひと、
 庭先をかすめてゆくひとびと。
 著者・三浦さんが織り出すボロくても
 決して入居者がゼロになることはない木暮荘の物語7編は、
 甘くもホロ苦くもあり、
 優しくもあり厳しくもあって、
 雨風の吹き込むバス停を想わせます。

 ここで待てば、目的地へ向かうバスは来るのでしょうか?
 或いは、バス便は永久にお休みなのでしょうか?
 通過点なのか、終点なのか、
 出発点なのか……?

 登場人物群中、
 さりげなく光っているのは、
 犬のジョンくん!
 『風が強く吹いている』のニラくんや
 『神去なあなあ日常』のノコくんにも負けない存在感です。
 三浦さんのファンの方々、
 わんこ好きさんにもぜひ知っていただきたいですね、
 ジョンくんの名優ぶり~♪

「もしかしてェ、ぼろあぱーとのォ、まもりがみィはァ……!」
「がるがるるーぐる!」(←訳:犬のジョンくんかもー!)

 わんこ小説好きさんに、おすすめです!
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視えるひとには。

2011-03-03 23:36:15 | ブックス
「へッぷしょんッ! おさむゥござんスゥ!」
「がるるっぐるるっ!」(←訳:恋しやっ南風っ!)

 ひなまつり寒波、だそうですね。
 こんにちは、ホットカルピスを愛飲するネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるるー!」(←訳:虎ですー!)

 お雛さまの厚着が羨ましくなってしまうこんな寒~い日も、
 さあ、張り切って読書タイム!
 本日は、こちらを、どうぞ~!

  


 
              ―― 百鬼夜行の少年 ――



 著者は天堂里砂さん、2011年1月に発行されました。
 『鏡ヶ原遺聞 壱ノ巻』と巻題が付されています。
 
「……ひゃッきィ、ッてェ……もしやッ??」
「がるがるぐるがるー?」(←訳:オバケのことー?)
「ひィッ!
 とらくんッ、いッちゃだめェでス!」

 ほほほ、噂をすれば、ほらテディちゃ、背後に。

「ひッ! ひィィィィィ~ッ?!?」

 なんてことは、そうそう有りはしませんけれど、
 そうです、
 『百鬼』とは、平安時代の人々にとってそうだったように、
 現代の私たちにとっても、
 怖ろしい、あまり係わりになりたくないモノ、
 夜道ではお逢いしたくないモノたちを指しています。

 先日ご紹介いたしました『千里眼事件』という御本は、
 20世紀前半の日本で実際に起こった
 千里眼――超能力を巡る事件を追ったノンフィクションでした。

 この御本――『百鬼夜行の少年』は、
 フィクションなのですけれど、
 やはり、
 視(み)える、視(み)えてしまう、という能力を持つこと、
 視えるがゆえの苦しみに
 深く思いを馳せざるを得ない物語です。

 主人公は、
 橘秀一(たちばな・しゅういち)くん。
 
 秀一くんの目には、
 見えてしまうんです。

 他のひとには、視えないものが。

「あうううゥゥ~ッ」(←ビビっています)
「……がる~がるるる~ぐる~」(←訳:……それは、ええと~怖いかも~)

 周囲は、実のお母さんさえもが、
 視えてしまう秀一くんを警戒し、気味悪がります。

 でも、幼い秀一くんにとっても
 それは幸せなことではなく、
 つらく、悲しく、理解しがたいことでした。

 僕は嘘を言ってるんじゃないのに。
 どうして誰も信じてくれないのだろう?

 幼児から、少年へ。
 そして高校生になった今も、
 視えてしまう秀一くんは
 苦悩を胸に抱いたまま、
 日々をやり過ごす術を覚えましたけれど。

 転機が、訪れました。
 父を喪くし、叔父に引き取られた彼の新しい住まいは、
 ド田舎のボロいお寺さん!

「うゥッ、そこもォ、こわそうゥ~ッ!」
「がるるっぐるるぐる!」(←訳:お寺っ!出そうだよ!)

 ええ、そうです!
 お寺さんにツキモノなのは、憑きモノ!
 ありとあらゆるオバケ、魑魅魍魎の類が、
 ウェルカム~♪と秀一くんを迎えます。
 ようこそ、視える人間よ!

「それもォ、こわすぎィ!」
「ぐるぐるぐるるる!」(←訳:ていうか無茶でしょ!)

 満月のように煌々と明るくも切ないユーモアと、
 湧水のようにひんやりした哀愁と、
 夜明け前のようにぼんやりした希望と。

 秀一くんの《或る夏休みの冒険》、
 ホラーと呼ぶほど恐くありませんから(たぶん?)
 ファンタジックなものがたり愛好家さんは、ぜひ!
 
 なお、可愛いカバーイラストを担当されたのは、
 ひだかなみ さん!
 巻頭のカラー画、本文の挿絵も
 見逃さないでくださいね~♪

「なむなむゥ~ッ、おばけッ、こないでッ!」(←祈ってます)
「がるがるぐーるるるるがる…?」(←訳:でも良いオバケならいちょっとくらいは…?)
「やぱりィ、こわいィからァ、だめでスゥ!」
 
 
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咲くは花のお菓子~♪

2011-03-02 23:26:00 | 美味
「めでたやァ~ひなまつりィッ♪」
「がるるる~ぐるるぐる~♪」(←訳:女子の皆さまおめでとう~♪)

 3月3日は桃の花香る雛祭り、ですね。
 こんにちは、桃ジャムも桃のソルベも大好きなネーさです。
 週の半ばのおやつタイムと
 桃の節句が重なれば……はいっ、
 本日のおやつお菓子は、こちら~!

  

 ↑画像の上から時計回りに、
 『無印良品』さんの
 《桃のブッセ》
 《さくらのロールケーキ》
 《桜のクリームサンドクッキー》!

 先日のおやつタイムでは、《桜とほうじ茶のチョコ》を御紹介いたしましたが、
 今回も同じMUJIさんから、春限定のお菓子を、
 さあ、いただきましょう~!

「ふァいッ!
 いただきまスゥ~でェ、ぱくくッとォ!」
「ぐるるーがるぐる!」(←訳:いただきまーす、ぱくもぐ!)
「おぽッ♪
 かおりのォ、おかしィでスゥ!」
「がるるるーぐる!」(←訳:この桜がいいねー!)

 ふっくら生地をたのしみたい御方には《桃のブッセ》、
 ケーキ生地とクリームの両方に桜香をお求めのスイーツ好きさんは
 《さくらのロールケーキ》、
 サクっ&しっとりな歯応えのクッキー生地が好みの御方には
 《桜のクリームサンドクッキー》が
 それぞれおすすめです。
 どのお菓子も、甘さは程よく、
 やわらかなピンク色をしているのが
 可愛らしゅうございますね♪
 
 お店では他に、
 桜のバウム、桜の緑茶、
 桃のスティックチーズケーキ、
 いちご味の柿の種チョコなど、
 たくさんの春のお菓子が並んでおりましたよ。
 
 あ、おすすめのMUJIお菓子を、もうひとつ!

 

 じゃじゃん!
 こちらは《ラスク》!

 バレンタインの折に購入した『和楽紅屋』さんの《和ラスク》が美味しくて、
 すっかりラスク好きになってしまった私ネーさ、
 お買い物の際には、
 このお店にラスクはないのかしら?と
 探す習慣がついてしまいました。

 MUJIさんのラスクは、
 御覧のように、凝り過ぎていないあっさりタイプ。
 日本茶から、コーヒー、紅茶、ココア、と
 色々な飲み物に合う万能お菓子さんです。

「もふふッ♪
 これもォ、おいしィ~でスッ!」
「ぐるるるーがるぐるる!」(←訳:シンプルなとこが良いね!)

 春のお祭りおやつタイムにパステルカラーの春お菓子、
 ご馳走さまでした♪
 では全女子の皆さま、
 男子の方々も、
 はんなりふんわり、楽しい雛祭りを過ごされんことを!

「はッぴーひなまつりィ♪」
「がるがるぐるる!」(←訳:みーんなで幸せに!)
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