テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

忘れがたきは、《星座》たち。

2011-06-20 23:13:47 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 『猫っ毛雨』を実感させられる週明けの月曜日でしたね~、
 ふうぅぅぅぅ~、髪がぁ~…。

「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!」
「がるるっ!ぐるがるるーぐる!」(←訳:虎ですっ!蒸し暑いですね!)

 湿気も暑さもフッ飛ばしたいこんな日の読書タイムは、
 サスペンスよりも、ノンフィクションよりも、
 ファンタジックなミステリがぴったり♪
 というわけで、こちらを、どうぞ~!

  


 
             ―― 私たちが星座を盗んだ理由 ――


 
 著者は北山猛邦(きたやま・たけくに)さん、2011年3月に発行されました。
 ブルーを基調とした美しい表紙画は片山若子さんのイラストです。
 この画の青、
 深い深い夜空の青のように、
 奥行きも深い5編のものがたりが収録されている御本です。

「みすてりィ、でスかッ?」
「がるぐるる?」(←訳:SFかなあ?)

 ミステリと、
 ファンタジーもしくはSF、
 たくさんの要素を備えた短編集なんですよ。

 冒頭に収められている、
 『恋煩い(こいわずらい)』は
 学園モノであり、ミステリでもあるようです……
 恋愛もの、と言えなくもありません。
 主人公は、高校二年生の女の子さんなのですから。
 毎日の、ガールズトークのテーマは
 どうしたって恋バナがメインになります。
 けれど、気軽なお喋りを引っくり返すと、
 そこには思いもよらぬ感情の迷路が……?

「うむむッ、ちょこッとォ、こわいィぞッ?」
「ぐるがるぐるる~…」(←訳:恋ってコワイかも~…)

 表題作品は、
 御本の最後に収められています。
 『私たちが星座を盗んだ理由』――

 夜空を彩る星、
 ってことは宇宙に点在する恒星たちを
 いったいどうやったら『盗む』なんてことが出来るのでしょう?
 魔法で?
 超能力で?
 壮大なトリックで?
 それとも……?

「ちちんぷいぷいィッ♪」
「ぐるるーぐるっ!」(←訳:消えよー星座っ!)

 カズオ・イシグロさんのあの作品を想わせる『妖精の学校』他、
 5編の作品は短編映画のように
 読み手の視覚想像力を刺激します。
 この御話を映像化するとしたら、
 俳優さんは誰がいいかなぁ?
 音楽はどんな?
 脚本はどんな風に?
 映画好きな御方に意見を伺ってみたいですね!

「ふァいッ!
 しゅやくはァ、たけいえみさんッでッ!」
「ぐるぐるるるがるるるーるる!」(←訳:星がきれいなところでロケしよう!)

 ネタばらしになっちゃうといけませんので、
 これ以上のストーリー紹介は控えますが、
 ミステリ好きさん、必読ですよ!!
 本格ものとはちょっと違うタイプのミステリをお探し中の活字マニアさんにも
 激おすすめの一冊です!

「おほしさまのォ、まにあさんもォ♪」
「ぐるがる!」(←訳:読んでね!)

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籠の鸚鵡が、見る夢は。

2011-06-19 23:17:16 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 高速道路1.000円割引最後の週末、渋滞にハマっちゃったりしませんでしたか?
 
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるる!ぐるがるがるがる!」(←訳:虎です!安全運転ご苦労さま!)

 お車での外出が済んだなら、
 平日の休憩タイムは読書タ~イム♪
 今週は、この一冊から始めましょう!

  
 


            ―― サムライ・ダイアリー ――



 著者は天野純希(あまの・すみき)さん、2011年4月に発行されました。
 『鸚鵡籠中記異聞』と副題が付されています。
 『鸚鵡籠中記』は『おうむろうちゅうき』とお読みくださいね。

「おうむゥ?
 どうぶつえんのォおはなしィでスかッ?」
「ぐるるるがるがる?」(←訳:サムライさんはどこなの?)

 サムライさんは、ほぉら、この御本の中におられますよ。
 御名を、朝日亀之介重章(あさひ・かめのすけ・しげあき)と申され、
 尾張徳川家に仕えるお武家さまです。

 ここまで読んで、あら?と思われた活字マニアさん、
 そう、そこの貴方!
 そうです、貴方のお考え通り、です!
 サムライの朝日さんは、あの御方。
 日本史上屈指の日記マニアの、あの朝日さんですよ~!

「わほゥ? どういうことォでスかッ?」
「がるがるるるぐるる?~」(←訳:朝日さんて有名なの~?)

 はい、朝日さん、ちょっとした有名人さんです。
 時代は江戸、
 元禄の頃に実在した人物で、
 特技は、“筆マメ”!

 日常に起こった事柄を“鸚鵡返し”するように、
 そっくりそのまま、日記帳に綴ったものだから、題して『鸚鵡籠中記』(本人命名)。
 十七歳(数えでは十八歳)から四十四歳までの二十七年間、
 朝日さん、書いて書いてまた書いて、
 とにかく書きます、書き続けます。
 
 のほほ~んとした道場通い(我ながら上達しないな~)。
 家中のうわさ話あれこれ(ここだけのハナシね)。
 浄瑠璃見物へお出掛け(また観に来よう!)。
 同僚に招かれて宴会へ(メニュー一覧)。
 江戸では討ち入りってものがあったらしい(たいへんだな~)。
 釣りの結果(ちぇっ、ボーズかよ)。
 御畳奉行になったど~!(なんか面倒だなぁ…)。

「よくゥかけましたッ! はなまるッ、あげまスゥ!」
「がるぐるる~!」(←訳:マメすぎる~!)

 あんまりにも詳しく書いちゃったがために、
 後世、朝日さんの日記は
 元禄時代に関する第一級資料とされるほどになりました。

 原本の『鸚鵡籠中記』は、
 当然ながらバリバリの文語体、
 業務用忘備録に近い部分もあるのですが、
 この御本――『異聞』の著者・天野さんは、
 いわゆる“行間(ぎょうかん)”に込められた
 朝日さんの想いをすくいとり、
 自在にふくらませてゆきます。

 この時、朝日さんは何を思ったろう?
 何を思って、
 何を感じて、
 毎日筆を取ったのだろうか?
 そして、彼が敢えて記さなかったことが
 もしあるとしたら……

「うむゥ~、もしもッ!でスねッ!」
「ぐるがるぐるるるがる!」(←訳:朝日さんの人柄が見えてくる!)

 ノンフィクションから生まれた
 ちょっとフィクショナルなサムライさんの波乱万丈一代記!
 戦争のない元禄時代だって、
 お武家さんライフは昇ったり下がったり、
 なかなかに五里霧中&行き当たりばったり!
 歴史好きさん
 歴史ミステリ好きさんも、
 いえいえ、活字好きの皆々さまに、おすすめ!ですよ~♪

「くるッぽゥ~♪」
「がるぐるがるがるるがるるるー!」(←訳:それは鸚鵡じゃなくて鳩でしょー!)
 
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週末はジャケ買いで?

2011-06-18 23:23:58 | 美味
 こんにちは、ネーさです。
 いきなりですが、
 本日のテーマは『ジャケ買い』ですよ~♪

「こんにちわッ、テディちゃでス! ……じゃけッ??」
「ぐるるー!がるぐるるがるーがるる?」(←訳:虎ですー!今日はおやつの日じゃないの?)

 そうね、週末は恒例のおやつタイム!ではあるのですが、
 今回はジャケ買いの日!でもあるのです。
 先ずはこちらを御覧あそばせ~♪

  

  『グリコ』さんの
  《ビスコ 小麦胚芽入り》!

 『グリコ』さんの製品の中でも“超”がつくロングセラーというべき、
 名作お菓子《ビスコ》。
 お子ちゃまたち、オトナの皆さんにも支持されるプチサイズのビスケットですね。
 画像の、緑のパッケージの《小麦胚芽入り》は
 クラッカータイプの《ビスコ》なのですが……

「わほッ♪ テディちゃ、びすこォ、すきでス!
 さッそくゥ、いただきまス! ぱくッ!」
「ぐるるぐるがるぐる!」(←訳:ボクもいただきます!)
「でもォ、ネーさッ、しゃけはァ、どこォ?」

 おシャケじゃありませんっ、ジャケです!
 ジャケ買いとはアナログレコードやCDの、
 ジャケットだけを目にして衝動買いしちゃう!
 というのが本来の意味なのでしょうが、
 お菓子をジャケ買いしてもよろしいじゃありませんか~♪
 その理由は――
 はいっ、こちら!

  

「あはッ♪
 くまちゃんだッ!」

  

「がる!ぐるがるー!」(←わお!ここにもー!)

 はい、発見してしまったのです。
 パッケージ裏面の、かわゆいクマちゃんのお写真を!
 
 グリコさんのHPで調べましたところ、
 これは《ハッピービスコ》なるパッケージ裏面企画で、
 かわいいしろくまくんがハッピーになる言葉を語ってくれている、んですね。
 可愛い!可愛いぞ!しろくまくん!
 お名前がちょっとベタなのも可愛いので許しましょう!

「テディちゃのォ、しんせきッ、しんせきッ♪」(←独断してます)
「がるぐるがるるるぐるる~♪」(←訳:おとなしそうな白熊でよかった~♪)

 しろくまくんの『言葉』は、全部で6種類あるそうです。
 つまり、パッケージ裏面の可愛いクマ写真も6種類あるわけですね!
 クマ好きさん&ビスコ好きさんは、
 お暇がありましたら、
 コンビニやスーパーマーケットで、
 ビスコの裏面をちょこっと御覧になってみてくださいな♪♪

「ぱふゥ!
 おいしィびすこッ、ごちそうさまでしたッ♪」(←完食!)
「がるるるるっ!」(←訳:御馳走さまっ!)

 では皆さま、
 しろくまちゃんのハッピーな言葉に守られて
 穏やかな週末を!
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キャラちゃんたちの、成長日誌。

2011-06-17 22:57:40 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 東京・多摩地域は、雨で寒っ!な金曜日でしたよ。
 
「こんにちわッ、テディちゃでス! さむくてもォ、だいじょうぶッ!」
「がるる!ぐるぐるるるがるるる!」(←訳:虎です!そうさボクらには毛皮がある!)

 毛皮……そういえば、本日ご紹介予定のこの子たちも、
 クマやトラと同じく毛皮族だわ。
 寒さには強そうね!
 では、活字マニアの皆さま、
 夏風邪を引かぬよう軽くカーディガンなど羽織ったら、
 こちらを、どうぞ~!

  


 
          ―― イラストのこと、キャラクターデザインのこと。 ――


 
 著者は坂崎千春さん、2011年1月に発行されました。
 前回の記事では青森の観光PRキャラクター『いくべぇ』くんを
 ちょこっと取り上げましたが、
 この御本の表紙でシルエット画になっているキャラクターさんたち……
 お判りになりますでしょうか?
 
 著者・坂崎さん作の、とっても有名なキャラちゃんは、
 きっと皆さま一度は、いえ、一度ならず、
 目にしたことがあるはずですよ~!

「むッ! そういわれればァ~」
「がるぐるるがるるっ!」(←訳:見憶え、あるかもっ!)

 は~い、では発表いたしましょう!
 表紙のシルエット像、向かって右側から……

  『Suica』のペンギンちゃん!

  ダイハツ『ムーヴ コンテ』のCMキャラクター、カクカク・シカジカくん!

  雑誌『ku:nel』のイメージキャラクター、クウネルくん!

  『ゆめ半島千葉国体2010』のマスコットキャラクター、チーバくん!

 どうかしら?
 『Suica』はJR東日本のICカードなので、
 関西や東北、九州、北海道にお住まいの方々は御存知ないかもしれませんが、
 車のCMで♪カクカクシカジカ~♪と踊っている
 カクカク・シカジカくんは
 全国的に知られているのじゃありませんこと?

「ふァいッ!
 しかくんッ、しッてるでスよゥ!」
「ぐるぐるるるがるる!」(←訳:クウネルくん知ってるよ!)

 坂崎さんの手元から
 広告の世界へ、
 あるいは絵本や書籍の世界へと、
 大きく羽ばたいたキャラクターちゃんたちは
 他にもた~くさん居るんですよ。
 
 この御本では、
 キャラクターちゃんを創作&制作してゆく過程、
 造る上でのこだわり、
 線や面、色を活かす表現方法、
 キャラちゃんたちの完成形、
 グッズへの展開……と、
 坂崎さんの《お仕事》が詳しく述べられています。

「なァるほどォ♪
 ぺんぎんちゃんはァ、こんなふゥにィ、うまれてきたのでスかッ♪」
「ぐるるがるぐるがるる!」(←訳:シカくんはこうしてBIGになった!)

 キャラクターちゃんたちが成長してゆく、
 いわば“育児日誌”のような、舞台裏の様子――
 そして、目にするだけで、にっこり、ぷふふ♪な、
 ペンギンちゃん、シカくんたちの
 愉快な百面相、いえ、楽しい百態が
 何百と織り込まれたアートブックは、
 キャラものマニアさんに、ぜひのおすすめ!
 『Suica』ペンギンちゃんファンの方々も
 鉛筆の先から生まれたばかりのペンちゃんの様子を
 心ゆくまで御覧になってくださいな♪

「しかくんのォ、のべるてィぐッズゥ、わらえまスゥ!」
「ぐるるーがるる!」(←訳:ペンちゃんのグッズも!)

 コレクターさんには……目の毒かも?!?
 
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パラダイスにて、蓮花見ゆ。

2011-06-16 23:31:07 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 今日のことです、JR八王子駅構内を歩いていましたら、
 不思議な、え~、不思議な……これって、いったい何なの~???

  

「おぽぽぷッ♪
 こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるる!ぐるるぐるがるー?」(←訳:虎です!丸くて青いねー?)
「おほんッ!
 みなさまッ、こちらはァ『いくべぇ』くんでス!」

  

 『いくべぇ』くん?
 おお、調べてみましたら……このキャラちゃんは、
 青森県観光連盟さんのキャンペーンキャラクターちゃんなのですね。
 んまあ~…
 私ネーさ、色々なキャラちゃんたちを拝見してまいりましたが、
 ここまでストーンとゆるいキャラちゃんは珍しいわね。
 
「いいのでス! あおくてェ、もりもりッ!」
「ぐるるがるるるっ!」(←訳:元気ももりもりっ!)

 では、青森県さんへエールを送る意味も込めて、
 本日は、かつて青森方面への玄関口として
 名を馳せた町の物語を御紹介いたしましょう。
 こちらを、どうぞ~!

  


 
            ―― ホテルパラダイス銀河 ――


 
 著者は加藤実秋さん、2011年3月に発行されました。
 ホストクラブを舞台にした『クラブインディゴ』シリーズで人気の加藤さんが
 この御本で描いているのは……上野の町!
 
「うえのォ~♪ うえのォ~♪」(←アナウンス風に)
「がるるぐるがるるる~ぐる♪」(←訳:白線の内側までお下がりください~♪)

 お江戸の昔から、
 明治、大正、昭和に平成と、
 栄えてきた町・上野。
 最近はパンダちゃんたちもやって来て、
 新たな脚光を浴びていますね。
 私ネーさも、上野は大好き!
 美術館、博物館、動物園を巡ったり、アメ横でお買い物するのも楽しいし、
 あらゆる言語が飛び交って、
 インターナショナル度は都内でもトップクラスでしょう。

 そんなふうに今日も賑やかな、
 上野の駅改札のパンダ像前で、ひとり、
 人待ち顔にたたずむ少年がおりました。

「じもとのォ、ひとかなァ?」
「がる~ぐるぐる~…」(←訳:う~ん、たぶんあれは~…)

 西島京志(にしじま・きよし)くん、十八歳。
 郷里から東京に到着したばかりの、
 つまりは、上京したての、新人おのぼりさんです。

 いよいよ東京での生活が始まる!
 大学入学を控え、
 京志くんの胸は熱く燃えています!
 
 と、言いたいところですが……。

「むむッ? わけありィ、でスかッ?」
「がるぐるるー?」(←訳:どうしたのー?)

 京志くん、苦学生の身の上なのです。
 家庭の事情で一度は大学進学を諦め、
 でも遠い親戚の知人さんからの援助が彼を救いました。

  経営するホテルで
  住込みで働いてくれるなら、
  入学金と授業料はこちらが負担しよう――

 親戚の知人?
 誰だろう、それ?
 聞いたこともないけど??

「えッ?そうなのォ?」
「がるる…ぐるる!」(←訳:それは…不安だ!)

 大学に合格し、
 東京に来てはみたけれど、
 ホテルって……ここ?
 なんだかホテルの概念を超えちゃったようなホテル、
 みたいだけど……どうしよう??

「にげまスかッ♪」
「ぐるるっ♪」(←訳:最速でっ♪)

 歴史はあるらしいのですが、
 妙にいわくありそうな、なさそうな、
 不思議なホテルの205号室が
 京志くんの東京での住まいとなりました。
 
 ホテルの名は『ホテルパラダイス銀河』。

 京志くんがこのホテルで出会う《東京》の物語とは――?

 さあ、上野の不忍池のほとり、
 いまの季節は大そう美しいハスのお花が窓から見えるこのホテルへ、
 活字マニアさん、
 上野大好き派さんは、
 ぜひチェックインを!
 
「ぱんだけんぶつのォ、あとにはァ♪」
「がるぐるるぐあるがるる!」(←訳:パラダイスからハス花の見物もね!) 
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新作に『まゆげ』を探せ!

2011-06-15 23:16:25 | 美味
「くんくんッ!
 おやつのォ、けはいィがァ、するでスよッ!
 こんにちわッ、テディちゃでスゥ!」
「ぐるる!がるがるるるーぐる!」(←訳:虎です!確かにおやつの予感がー!)

 えへん、
 こんにちは、ネーさです。
 ……はい、本日は週の半ばのおやつDAY。
 クマとトラが早々に嗅ぎつけた新作おやつは、こちらで~す♪

  

  『ロッテ』さんの、
  《コアラのマーチ 期間限定 牧場のカスタードプリン》!

 『牧場』には『まきば』とルビがふってありますわ。
 限定モノに弱い私ネーさ、
 さっそくいただいちゃいまーす♪

「もちろんテディちゃもォ、いッただきまァースゥ!」
「ぐるるるぐるがるるー!」(←訳:ボクもいただきますー!)
「ぱくちょッ♪」
「がるるっ♪」

 ぱっくん、もぐもぐ……
 お~♪
 これは、カラメルのお味がきいていて、美味しゅうございますね!
 カラメルのほろ苦さが、
 クリームの甘さをきりっと引き締めていて、
 実に良い感じ!
 カスタードプリンといっても、
 ふるふるしたやわらか~いタイプのプリンではなく、
 伝統的なレシピの焼きプリンのイメージでしょうか。
 カラメル系お菓子好きさんには喜ばれそうね!

「ふァいッ!
 ほろにがッ、おいしィでスよッ♪」
「ぐるるるがるがるぐるがる!」(←訳:苦味がちょうどいいアクセント!)

 パッケージには『冷やしてもおいしい!』とあります。
 おやつタイムの少し前に冷蔵庫へ入れておくとよさそうだわ。
 ……ん?
 テディちゃ、トラくん、
 何をしてるの?

「まゆげッ、まゆげッ!」
「ぐるるがるぐるがるるぐる~!」(←訳:まゆげコアラちゃんはいませんか~!)
「まァ~ゆゥ~げェ~ッ!」

 眉毛が描かれたレアなコアラちゃんを捜索中なんですね。
 ふうむ、では私ネーさも、探してみましょ。
 まゆげ、まゆげ、まゆ……お!

「あッたでスかッ?」
「ぐるるぐるがるる?」(←訳:まゆげコアラちゃんが?)

 星座のコアラちゃん発見!
 水瓶座と、こっちは山羊座のコアラちゃんですよぉ♪

「ちィ~がァ~うゥ~ッ!」
「がるる!」(←訳:まゆげ!)

 ほほほ、そう簡単には見つからないのがレアたるゆえん、なのです。
 美味しいコアラちゃんお菓子、ご馳走さまでした♪
 おやつタイムの締めくくりに、本日はもう一品御紹介いたしましょう。
 こちらも新製品の、

  

  『森永製菓』さんの
  《杏仁キャラメル》!
  
 すっきり系の杏仁風味、
 アイヴォリーカラーが目に新鮮です♪

「しんさくゥおやつゥ、だいけんげいィ~♪♪」
「がるぐるがるるるるぐる!」(←訳:皆さまも楽しいおやつ時間を!)
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いざ、《始まり》の宴へ。

2011-06-14 23:23:34 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 カエルちゃんの予言が的中して、しとしと雨降りの東京・八王子ですよ~♪

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるる!ぐるるるがるる!」(←訳:虎です!さすがだカエルちゃん!)

 カエルちゃんの天才に感心しながら、
 さあ、本日も読書タ~イム!
 こちらを、どうぞ~!

  


 
              ―― スタートライン ――


 
 著者の方々は、掲載順に
 光原百合さん、三羽省吾さん、金原ひとみさん、恒川光太郎さん、三崎亜記さん、
 中田永一さん、伊藤たかみさん、島本理さん、橋本紡さん、宮木あや子さん
 柴崎友香さん、津村記久子さん、中島たい子さん、朝倉かすみさん、
 藤谷治さん、西加奈子さん、中島桃果子さん、万城目学さん、小川糸さん。
 2010年4月に発行されました。
 副題に『始まりをめぐる19の物語』とあります。

「ふァうゥ! おおぜいィでスゥ~!」
「がるぐるるるぐるがる!」(作家さんが19人で物語も19!)

 ええ、そうなんです、
 この御本は
 19人の作家さんによる
 『スタートライン(=始まり)』をテーマにした短編作品集。
 
 もともとは『パピルス』誌上に掲載された作品を
 加筆&修正ののち、
 一冊にまとめたのがこの御本です。

 目次ページには、
 活字マニアの皆さまはよく御存知の、
 綺羅星の如き人気作家さんがず~らりと
 その名を連ねているのですが、
 今の今、いっちばん注目されているのは……この御方でしょうか。

「あはッ! あのおかたァ、でスねッ!」
「がるるるぐるがるるー!」(←訳:映画が公開中だよー!)

 そう、注目度ナンバーワンは――

 万城目学さん!!

「おおさかこくはァ、たたかうッ!」
「がるるぐる!」(←訳:負けへんぞ!)

 いえ、あのぅ、ここには大阪国は登場しないんですよ。
 
 万城目さんの作品名は、
 『魔コごろし』――

 この題名からして、
 ………え?
 という感じですけれど、
 内容も、おっと、いえいえ、内容は申せません。
 この御本に収められているものがたりはいずれも
 数ページ程度の短さですので、
 ヘタに説明するとストーリーすべてをバラすことに
 なっちゃいかねません。
 ……でも、
 ちょっとだけ、御紹介いたしますと――

 いったいいつの時代の、
 どこの郷(さと)でのことなのでしょうか。
 砂浜に集う数多くの村人たち、
 隣村の住人たちもが、
 緊張と興奮もあらわに、
 前(さき)の村長の三人の息子たちを見守るわけは
 ……魔コごろし。

 かつて、なんびとも試みようとしなかった魔コごろしが、
 今日、行われようとしているのです。
 成功か? 失敗か?
 魔コをころしたとき、
 そこに何が起きるのか……?

「どきどきのォ、すりるゥ!」
「ぐるぐるるがる!」(←訳:サスペンスフル!)

 たしか、まだ万城目さんの単行本には収録されていない作品だと思いますので
 (間違っていましたらどうか御容赦下さいませ)、
 万城目さんファンの方々、必読ですよ~!
 
「ほかのォ、おはなしもォ、すてきィなのでスよッ!」
「がるるるぐるるる~♪」(←訳:読むべし読むべし~♪)

 私ネーさのおすすめは
 光原百合さんの『帰省』!
 以前に御紹介した光原さん著『扉守』のシリーズに属する
 ファンタジックな短編作品です。
 ひとときの、
 《始まり》のものがたりを、
 いえ、ものがたりたちが拓く新しい地平線を
 ぜひ覗いてみてくださいな~♪♪
  
 
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~ 海を渡る《知恵》 ~

2011-06-13 23:18:32 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 ……しーっ!
 息をひそめて、耳を澄ませてくださいな。

「こんにちわァ、テディちゃでス!(←ひそひそ声で)
 ネーさァ、どうしたでスかァ?」
「がるる!ぐるぐるるがる……がるっ?」(←訳:虎です!何か聞こえて……おやっ?)

 かすかな鳴き声が、ほぉら、聞こえてきますよ。
 クワクワ、というあの音は、
 カエルさんの鳴き声~!!

「おおォッ!」
「がるっ!」

 都会からは蛙の合唱なんてすっかり途絶えてしまったといい、
 ここ東京・八王子の市内も宅地化が進んで
 カエルちゃんたちの大コーラスは聞かれなくなりました。
 世界的にカエルの生息数が減少しているともいわれ、
 心配していたのですが……久々に耳にしたカエルくんの声!
 嬉しいですね!!
 では、嬉しい気分のまま、本日も読書タイムに突入です♪
 こちらを、どうぞ~!

  



            ―― フランス流『おばあちゃんの知恵』 ――


 
 著者はデュランれい子さん、2011年5月に発行されました。
 『現代に受け継がれている《暮らし上手》』と副題が付されています。

「ほッほゥ!
 おふらんすにもォ、おばあちゃんのォ、ちえがッ??」
「がるぐるる!」(←訳:あるんだね!)

 ええ、ありますとも!
 ウチのおばあちゃんに教わったのよ!
 我が家に代々伝わるやり方ではね……
 というような、
 ご先祖さまがたや
 経験豊富なおばあちゃんならではの《知恵》や《工夫》の数々の『フランス版』が、
 この一冊の中にギュッと詰め込まれています。

 でも、フランスと日本じゃ生活事情&習慣が違い過ぎるんじゃ?
 
 そう思いつつ、読んでみたのですが……

「どォでしたかァ?」
「がるるるぐるがるる?」(←訳:参考になりそう?)

 それがもう!
 びっくりするくらい、
 日本とフランスの『おばあちゃんの知恵』、似てます!

 お洗濯の仕方、
 汚れの落とし方、
 お料理のちょっとしたコツや、
 ワインの保存方法、
 肩凝りの対処法!

「ええッ??!!
 がいこくでもォ、かたこりィッ??」
「がるぐるがるるるるぐるー!」(←訳:肩凝りって日本だけじゃないのー?)

 欧米の人たちは肩が凝らないのだそうだ、
 その証拠に肩凝りという意味の言葉や定義がない――
 そんな俗説を、
 私ネーさもすっかり信じていましたが、
 ウソだったんですね!
 著者のデュラン・れい子さんは書いておられますよ。

  英語には『stiff neck』という単語がありますし、
  フランスでも肩凝りに悩まされている人は大勢いるのです。
  いちばん知られている肩凝りのためのアイディアは、
  温めた塩を肩に当てる方法でしょう――と。

「ふァ~、びくりィでスゥ!」
「がるがるぐるるるぐるがる!」(←訳:肩凝りは世界共通現象だったんだ!)

 塩を温めて肩凝りを和らげる方法、
 足の疲れに有効なシャワーの使い方、
 家事やお料理、美容に関する雑学、
 日曜大工の基礎、
 バカンスで遠出するときに心得ておいた方がいい知識などなど、
 日本でも充分に使える《知恵》は
 ためになるのは勿論ですが、
 異国との距離をも縮めてくれるようです♪
 ハウツー本は、あんまり読んだことないんだけど…という御方も、
 ぜひ一読を!

「おふらんすのォ、おばあちゃんにィ、しんきんかんッ!」
「がるるるるーぐるがるる!」(←訳:知恵に国境はないのだー!)
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期待と荷物を背負って、遠くまで!

2011-06-12 23:27:33 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 週末は列島のあちこちで大雨模様でしたが、
 どうか、皆さま、御無事でありますように!

「こんにちわッ、テディちゃでス! おおあめッ、こわいィでス!」
「ぐるる!がるがるがるー!」(←訳:虎です!せめて小雨でー!)

 本日の読書タイムで御紹介いたしますのは、
 ちょっとやそっとの雨風にはビクともしそうにない、
 頼もしい屋根を持った建物さんたちを巡る一冊です。
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  


 
                ―― 巨匠の宿 ――


 
 著者は稲葉なおとさん、2004年5月に発行されました。
 『Lodgings from the Masters』と英題名が付されています。

「きょしょうッてェ、だァれッ??」
「ぐるぐるるるがるる~…?」(←訳:建築の巨匠っていうと~…?)

 そうね、この御本で取り上げられている巨匠さんは、
 20世紀の建築家といえばこの御方でしょ!のル・コルビュジェさん。
 『プリンセス・トヨトミ』でもフューチャーされた辰野金吾さん。
 いまや日本の顔?な安藤忠雄さん。
 日本とは深い係わりをもつフランク・ロイド・ライトさん。
 昭和の偉大なる作庭家・重森三玲さん。
 民藝運動で有名な河合寛次郎さん。
 ふぅ~、まだまだ大勢おられるわよ。
 丹下健三さん、
 磯崎新さん、
 伊東忠太さん、
 日本画家の竹内栖鳳さん……!!

「ぷはッ!
 きらぼしィ、でスねッ!」
「ぐるがるがるー!」(←訳:確かに巨匠だー!)

 かくも名だたる巨匠さんたちが、作った《宿(やど)》?
 つまり、ホテルとか旅館とかの、泊まるところ?
 
 いえ、よ~く考えてみると、
 不思議なことではないんですよね。
 建築の巨匠さんとはいえ、
 いつもいつも、
 空港や国立美術館や、
 博物館やら市庁舎やらの
 どデカい建物を造っているわけじゃありません。
 個人のお邸を作ることも、
 旅館の施工をすることも、
 公共の宿泊施設を設計することも、あるんです。

 つまり、
 ええっ!あの御方がここを!
 と言いたくなっちゃう建物に、
 意外にも簡単にお泊り出来ちゃう、んですね。

「うむゥ? ほんとにィ?」
「ぐるぐるるーぐる?」(←訳:会員制とかじゃないのー?)

 はい、大丈夫ですよ♪
 でももちろん、予約の電話はお忘れなく!

 ただ、この御本の中で最も魅力的な、
 そしてまた建築マニアさんの心を奪うに違いない或る施設――
 ル・コルビュジェさん晩年の傑作『ラ・トゥーレット修道院』は
 少々事情が異なるようです。
 
「しゅうどういんッ……!」
「ぐるるるるるがる?」(←訳:修道院に泊まれるの?)

 フランスのリヨン市内から車で訳45分の場所にある『ラ・トゥーレット修道院』は
 嘘じゃありません、
 本物の修道院さん。
 ですから、ホテルではありません。
 ありませんが、宿泊者を受け入れては下さるので、
 建築を学ぶ方々にとっては、
 聖なる地ともいえましょうか。

 そこここに、ル・コルビュジェさんの思想がありありと!
 余分な機能を排した小さな空間、
 飾りのない木製の家具、
 部屋にはトイレもシャワーすらもない……。

「わわゥッ、ほんきィでスねッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:媚びてない!)

 いったいどんな感じなんでしょう、
 ル・コルビュジェさんが創り上げたその空間は?
 あんなかな?
 こんなかな?と
 想像力がざわめき始めます!

 楽しく分かりやすい文章と
 あざやかな写真が満載のこの御本、
 残念ながら、現在は入手困難となっています。
 古書店さんや図書館でお探しください!
 建築好きさん、
 それに旅行好きさんにも、ぜひのおすすめ!
 巨匠さん設計のお宿に、
 思わぬお値段で泊まれちゃうかもしれませんよ♪

「おりょうりもォ、おいしィそうッ♪」
「ぐるるるぐるがるるがるっ♪」(←訳:食いしん坊にもおすすめだっ♪)
 
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すくすく緑。

2011-06-11 22:56:41 | 美味
 こんにちは、ネーさです。
 週末の東京・多摩地域は、これぞ梅雨!というお天気ですよ。

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるる!がるるぐるがるるー!」(←訳:虎です!湿気がひどいー!)

 つい先日知ったのですが、
 じめじめ雨を意味する『猫っ毛雨』という言葉があるそうです。
 湿度が高くて、ああ、髪が~!
 そんな思いを抱いていたのは現代の私たちだけではなかったのね~♪

 では、猫っ毛になっちゃう週末のおやつタイムには、

  

  『Baur』さんの
  《ファニー・チョコレート・フィッシュ》!

 ドイツのお菓子メーカー『Baur』社さんのオサカナ型ショコラは
 涼しげな色合いでとっても可愛いわ!
 あ、オサカナの内側はシンプルなミルクチョコレート、なんですけれど。
 
「テディちゃ、いただきまスッ! ばくッ!」
「ぐるがる~ぐるるるぐる!」(←訳:ボクも!いただきま~す!)
「おぽッ♪ あまくてェ、とろけるゥ~♪」

 はいはい、では美味しいショコラを味わいながら、
 本日はお勉強をいたしましょう。
 じゃん!
 テディちゃ、虎くん、これな~んだ?

  

「あッ! これはッ!」
「ぐるがーるーる!」(←訳:いま大人気のー!)

 ええ、そうよ!
 売り切れ店も多いらしいわね、
 グリーンカーテン用に最適だという、
 ゴーヤちゃん!

 それに、こちらもー!

  

「つるむらさきィ~??」

  

「がるぐる!」(←訳:ヘチマだ!)

 

 ↑上の画像も、ゴーヤちゃん!
 ひとくちにゴーヤといっても幾つかの種類があるようですね。
 作るぞ我が家にゴーヤのグリーンカーテンを!
 と予定を立てている御方は、
 花苗屋さんでじっくり御話を聞いてのち、
 お好みのゴーヤちゃんを選んでくださいな。

 では、もひとつオマケに、こちらも、どうぞ~♪

  

 ミニトマトくんの苗なのですが……
 品種名『ちび助』?
 『ちび助』って……あのぅ、えーと、かわいい名前、だとは思いますわ。
 でも、もうちょこっと、なんというか、
 ゴマ粒サイズのトマトが実るのかしらっ?と想像しちゃう『ちび助』ではなくて、
 イタリアンな風を感じさせる、
 それとも故郷アステカの香りを彷彿とさせる、というような
 グローバル&インターナショナルな名前が欲しいところね?

「ぴッころ・ろッそ!とかッ?」
「がるぐるるぐるっぐる?」(←訳:『プティ・ルージュ』!とか?)

 『ちび助』よ、
 どうか、名は体を表すとは言わせない立派なトマトになっておくれ!

「でッかくなれよォ! ぱくもぐッ」
「ぐるがるるーるるぐる!」(←訳:普通のトマトを追い抜いちゃえ!)

 あの3月11日の震災から、今日で三ヶ月となりました。
 どれほどのことが私たちに出来るのだろう?
 と今も自問しつつ、
 ゴーヤやヘチマの苗を眺めています……
 どうか、すくすくと天へ伸びるグリーンたちの芽が、葉が、実が、
 私たちの思いを届けてくれますように。
 
「ごちそうさまのォ、かんしゃをッ!」
「がるぐるがるるる!」(←訳:心よりの御見舞いを、今日も明日も!)

 皆さま、
 穏やかな週末を。
 
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