月曜日を定休日にしたのは正解だった。
日曜日には色んな行事などで出かけることが多い。
翌日が営業日だと老いの身には余裕がなくて焦ってしまうことがある。
特に、家内は助かると言っている。
で、店が休みの日は店の全域がわたしの書斎となり、ひどい状況だ。
さっき、上に物を取りに上がった。奥の部屋まで行き、それが何だったかを忘れた。
思いだすと、それは店から上がったすぐの棚の上の物だった。そんなことで、あっち行きこっち行きした。
そんなわたしの姿を見た家内は「わたしが生きてるか確かめに来たんとちゃうん?」と台所で手を休めずに言った。
わたしは即座に「それもある」と言った。
「大赤字でも確定申告せなあかんの?」と親しい納税協会職員に聞いた。
やはり廃業手続きをしないと、申告の義務があるらしい。
で、先日なんとか、決算書を作った。
これが領収書の仕分けやら、銀行振替などの整理が結構面倒なのだ。
奥の大きなテーブルにドッヒャ~~~ッとぶっちゃけて整理するのだ。
一年間ほったらかしですからね。金額の多寡にかかわらず手間はかかる。
儲かっていたら日々の帳簿も楽しいのだろうが…。
そしてやっと今日、申告書を書いた。
決算書には「今年中における特殊事情」という欄がある。
以前はここに、儲からない事情を綿々と書いた記憶があるが、今日はこう書いた。
「事実上廃業に近い」。