先日図書館からお借りしてきた本。
『田中冬二詩集』(思潮社・1988年発行)です。
冬二をちゃんと読むのは恥ずかしながら初めてです。
読んでみて思うのは、わたしに馴染む詩ということです。
ところで、この本に何人かの人が解説を書いておられるのですが、中に池波正太郎の名前があってびっくりでした。
言わずと知れた「鬼平犯科帳」や「剣客商売」などの時代小説を書いて人気のあった作家。
『鬼平犯科帳』はわたしも一昨年に全作を読んだのでした。そして今、サンテレビで再放送されている両作を楽しんでいます。
池波さんはこう書いています。
《少年のころ、叔父の書架にあった「山鴫」という詩集を何気なく手に取ってみた。その時、私は初めて、田中冬二の詩に接したのだった。(略)「お前、田中冬二がわかるのかい」と、叔父に冷やかされた。私は、十三歳だった。》
このあとも興味深い文章が続きます。
この本、お借りしているのですが、自分のものにしたいと思って、ネットを見てみると、けっこう高値になっています。
そうか、人気があるのか、と思った次第です。
ついでに書いておきますと、あの三島由紀夫も冬二のファンだったそうです。意外でした。
『田中冬二詩集』(思潮社・1988年発行)です。
冬二をちゃんと読むのは恥ずかしながら初めてです。
読んでみて思うのは、わたしに馴染む詩ということです。
ところで、この本に何人かの人が解説を書いておられるのですが、中に池波正太郎の名前があってびっくりでした。
言わずと知れた「鬼平犯科帳」や「剣客商売」などの時代小説を書いて人気のあった作家。
『鬼平犯科帳』はわたしも一昨年に全作を読んだのでした。そして今、サンテレビで再放送されている両作を楽しんでいます。
池波さんはこう書いています。
《少年のころ、叔父の書架にあった「山鴫」という詩集を何気なく手に取ってみた。その時、私は初めて、田中冬二の詩に接したのだった。(略)「お前、田中冬二がわかるのかい」と、叔父に冷やかされた。私は、十三歳だった。》
このあとも興味深い文章が続きます。
この本、お借りしているのですが、自分のものにしたいと思って、ネットを見てみると、けっこう高値になっています。
そうか、人気があるのか、と思った次第です。
ついでに書いておきますと、あの三島由紀夫も冬二のファンだったそうです。意外でした。