今日もいい天気。
今朝の神戸新聞「正平調」。
三島由紀夫の「仮面の告白」を手掛かりに、子どもの日の話を。
その出だし 「永いあいだ、私は自分が生まれたときの光景を見たことがあると言い張ってい
た」
そして、幼児の生前記憶の話へ。〆に、「きょうは、親子で語り合う日にしたい」と。
因みに三島直筆の署名を。
で、うちの娘が昔つぶやいた言葉。
わたしね お母さんのおなかにおる時ね
きれいなおさかなが
いっぱいおったよ
心の中で見えたよ
おなかの中に お水あるねんよ
お父さん見たことない?
おさかな いっぱいおるねんよ
先日、法事に行った親戚、Iさんから、本を一冊いただいた。
宮大工、小川三夫棟梁の話を、塩野米松氏が聞き書きしたものである。
小川氏はその家の妹婿。
小川さんの本は、これまでたくさん読んだが、いつも感動する言葉に出会う。
「…、学校では器用な子はいい子だよ。先生ばっかりではない、親もそうだよ。うちでも学校
のように三年間ぐらいで追い出すんだったらそれでもいいよ。しかし、それじゃ何にも身につ
かないよ。
俺は器用な子はだめだっていうんだ。器用な子は頭の中も器用なんだから。これはほんと
だ。頭の中が器用というのは怖いで。」
これだけでは誤解も生みそうだが、前後を読めば納得。
小川氏の本、一読を。
今では文庫本も出ている。『木のいのち 木のこころ』(新潮文庫)が、先ずお勧めです。
棟梁は、宮大工の集団、「鵤工舎」を率いて、実際に寺社を建てながら、将来に役立つ宮大
工を鍛え育てている人。
氏は、高校の修学旅行で奈良に来、法隆寺を見て、「こんな寺を建てる大工になりたい」と、
雷に打たれたように決心し、その後、紆余曲折を経て望みを叶えた、日本木造建築界の宝
のような人である。
もう一冊、今読んでいる本。
阪神タイガースの往年の名三塁手、三宅秀史の物語。
わたしも昔、甲子園球場で彼の華麗な守備を見た。
派手な長嶋より上手いと言われていたものだ。
あの事故さえなければ…。そして、その後の彼にふりかかる不幸の数々…。
金本が記録を塗り替えるまで、フルイニング連続出場の記録は三宅が持っていたし、今も第
二位だ。選手生命は短かったのに。
明日6日(木)の「輪」のおすすめ定食は
「若ドリのからあげ」です。
よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
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何でも日本一というのはスゴイですね。
今年3月に、酒席で話をしましたが、やはり感心してしまいました。
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三宅はいい選手でした。後、不幸になられましたが。
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ご来店、お待ちしています。しかし、うちの店、商売不熱心で、土日祭と休んでいます。
斑鳩工舎を今でも徒弟制度で経営しておられるのが、やはりすごいですね。
棟梁の人間性の成せる技なのでしょうが。
阪神の三宅も懐かしいですね。
フルイニング出場記録を金本の前まで持っていたとは知らなかったです。
いちど、海老フライをいただきに上がります。
うちの息子は、めちゃくちゃ不器用ですが、
確かに出来るようになるまで、頑張ります。
その間、過集中やけどね・・・。
そういう意味では、妹より時間はかかるけど、
できるまで頑張る粘りはあるかも?
早く何か「これ」っていうものを見つけてほしいな。
そのためには、いろんな所へ連れて行って
色んな経験をさせないとアカンな~と思う今日この頃です。